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紙の本

日露交渉の緻密な検証報告

2005/04/06 00:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:sheep - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書を刊行直後に読んだことをすっかり失念していたが、本の山の中からひょっこりあらわれた。

帯の惹句が内容の全てを簡潔に物語っている。
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「北東アジアでも始まったパワーゲーム。日露首脳は総力を上げて交渉を重ねた。
あの熱気は、なぜ再び凍りついたのか?
対露二元外交はあったのか?
鈴木宗男・田中真紀子の役割は?
現場の中枢での取材から明かされる、交渉の全容」
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前回は漫然と読み終わったが、「国家の罠」 一読後に読むと、交渉の実態が理解しやすくなったような気がする。
ある時期の間、日露間では「外交」と称するに値する努力が行われていたのだ。平和条約締結には至っていないにせよ。

1991年4月の日本における海部・ゴルバチョフ会談から、2003年1月のロシアにおける小泉・プーチン会談にいたる首脳交渉の全容を、二人の新聞記者が描く、書名の「検証」通りの素晴らしい力作。

対露首脳外交当事者による話題の書「国家の罠」と好一対。両書を併読することで、田中更迭、鈴木・佐藤逮捕以後、混迷と停滞を余儀なくされた対露交渉の全体像が見えてこよう。

本書の検証の的確さで連想するのは、知りたくもない北朝鮮TVのアジ・ニュース、韓国、中国の反日活動のテレビ・新聞報道、あるいはホリエモン騒動。おかげで肝心なNHK・朝日新聞の政治介入論争は消えてなくなってしまった。どうでもよいテーマの垂れ流しではなく、イラク戦派兵、米軍再編、牛肉輸入、更には憲法改悪、郵政民営化等たくらみの背後に隠された「日米交渉」を、本書のような周到さでじっくりと追う検証・スクープが必要だろう。

周辺国との交渉も大切だが、命運を握る宗主国との交渉実態解明は何より最優先事だ。
「周辺国との溝を広げ、離反を進め、戦争放棄条項を捨て、安保理に入って、人も金も挙げて参戦を強化し、宗主国に奉仕する」ことが実は新たな外交大綱だと思いつく。
属国には外交のフリーハンドなどありえない。唯一許されるのは地域紛争激化策。
そんな発想は妄想であってほしいものだ。

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2017/01/14 19:15

投稿元:ブクログ

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