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紙の本
VIVA!よっぱらい人生
2004/01/02 01:01
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yurippe - この投稿者のレビュー一覧を見る
よっぱらいの、よっぱらいによる、よっぱらいのための一冊。
お酒を飲んでは醜態を晒し、深い自己嫌悪に陥り、また飲んでしまってはその繰り返し…。そんなお酒のデフレスパイラルにはまりこんだよっぱらいの方に、オススメのエッセー漫画です。
よっぱらい研究所・所長を標榜する著者が、身をもって体験(研究?)した酒乱の日々を、おもしろおかしく綴ったのが本書。記憶の消滅、野球拳でスッ裸、公園のカップル襲撃、歌い狂ったあげくの寝ゲロ、なんて序の口です。おバカでおゲレツな酒宴の刹那——。365日のうち、お酒を飲まない日は10指で足りるくらい、私もお酒が大好きですが…。著者の酒気帯びエッセーは本当に痛快、お酒のもたらす快楽を、存分に伝えてくれます。
思うに、お酒のもたらす快楽の本質は、「よっぱらう」という表層的なことではありません。もちろん、よっぱらっていい気持ち〜、というゴキゲンさもあります。が、よっぱらってブッとんで、言いたいことを言って「痴態をさらす」という内なる自分の解放・露出こそが、お酒の本当の快楽なのではないでしょうか(翌日の二日酔いと自己嫌悪の元凶でもありますが)。著者も本書の中で絶叫しています、「バカは楽しい!」と。
その、おそらく大抵のよっぱらいに共通する露出快楽を、本書は余すところなく縦横無尽に描いています。
この本は、よっぱらいなんてみっともないと眉をひそめる淑女の皆様や、オンナのよっぱらいほど醜いものはないとおっしゃる紳士の皆様にはオススメできません。が、お酒をこよなく愛し、よっぱらいのダメな自分を嫌悪しつつも愛おしく思ってしまう、そんな酒飲みの皆様にはぜひともオススメしたい一冊です。さあ今日からは、深酒だって怖くはないゾ!
電子書籍
「よっぱらい」の生態――面白くも有り、恐ろしくも有り
2021/08/31 00:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:uruuduki - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと千鳥足で肩を組んで歩いているだけなら微笑ましいんだけど、大虎になったら面倒、なんて思ったら、上には上がいたww。
記憶が飛ぶなんてのは普通、雑魚寝も大騒ぎも有り、なんて……。
こういう酒飲みには自宅を提供したくないかも――。
翌朝の片付けを誰がやってくれるんだろう?なんて考えたら恐ろしくなる。
幸い酒癖の悪い知り合いが近辺に居ないので「うわぁ、大変そう」なんて言いながら読めたけど、つい「時節柄、家飲みも密にならないようにね」なんて突っ込んでしまった。
電子書籍
お酒の嗜み方を学べます
2020/02/23 13:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カメちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
二ノ宮先生のお馬鹿なお話は大好きですが、まさか酒豪とは知りませんでした。
私の家族も、どちらかと言えばお酒に強い人ばかりですが、この様に、酔いつぶれるまでは飲まないですし、記憶も残るタイプなので、酔っても必ず家に帰って寝る者ばかりでした。私も終電で帰宅し、ベッドで潰れるを、必ず守ってました。
ので、路上で寝たり、トイレやシンク以外で吐いたり、脱いだり!、と、ありとあらゆるエピソードをお持ちなのには、拍手ものです。
読みながらつい笑いが漏れるのですが、お酒の嗜み方には気を付けないとなー。と、学ばせてもらえる一冊です。