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十代半ばに初めて読んで、当時とんでもなく衝撃的だった安部公房の小説。
今でもとても好き。
読んでいる間中、口の中がザリザリして眉間にシワがよってしまいます。
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砂がすごい。どろどろした関係が上手く表現されててこういうところあるかもって思ってしまう。いい本。
ハンミョウは本当に道案内をするみたいに飛ぶんですよ!
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砂が耳に入るような、ベトついて離れないような・・・。
そんな気味の悪さと気持ち悪さを感じる作品です。
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じりじりと恐怖感をあおるストーリー構成が絶妙。さすが重鎮…。究極の絶望のあとには、どこにでも光明を見出すものだなぁと人間のしぶとさを感じました。
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この本はちょうど鳥取砂丘いたときくらいに読んでいたので、かなり臨場感あふれてました。
巧みな比喩表現でぐいぐい安部ワールドへ 引きこまれていくし
取り上げてる社会の不条理なんかはうまい具合に物語に絡みこんでるし感性が磨かれまくってて頭いいんだろうなと素で感じれる作家だと思います。安部公房は。20ヶ国語くらいに翻訳されてて有名っぽいから読んでない人は読んでみるのもいいかもしれないです。
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高校生のときに読んで、この世界観がすごい好きになった。
他の安部公房の著書はばかな私には困難だったけどこれはなんとか。雰囲気が良い☆
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閉鎖された空間。希望や憧憬をざらつく砂が飲み込んでゆく。人はやがては、望むことさえ忘れ現状に満足を覚え、快楽や、歓喜までも生活に見出すようになるのだ。嫌悪感は砂に塗れた様な感覚のせいだけではない。男に私自身の姿をみたからだ。「もっと…」と思う心がありながらそれを騙し騙し宥める。結末はどうでもいい。私はもっと貪欲でありたい。
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めっちゃ怖いし、救いようがないし、ラストもなんかやだし、はがゆい思いをした。筒井康隆の小説で、関取が追っかけてくるやつとかぬれぎぬ痴漢の話とか思い出した。
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外国人の友達に『知ってる?』と言われて『やべ、読んでないよっ』と思い読んだ作品。。。
ほんとにありそうな話でドキドキした。砂丘に行ってみたくなりました(笑)
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こんな状況に陥ってしまったら、息が詰まって死にそう。だけどこんなシュールな状況を文学的に描写してて、すごい。
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安部公房作品は「壁」「箱男」を読んだがその中ではベスト。なによりも他二作品よりも文章が格段に良く書けている。
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理不尽な状況下で、ひたすらもがく男と、それを諦観しながら見守る女、周囲の冷たくも必死な抵抗。閉ざされた空間がエロティック。息が詰まるような、肌がかさかさしてくるようなリアルな表現。
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砂の外で生きる希望も無く漫然と生きるのか、砂の中で外に出たいという渇望ゆえの情熱を持って生きるのか。怖い。
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06/03/28読了
なんとか読み終わりました。
著者が言わんとしている事を理解しようとして丁寧に読んだつもりですが、結局理解できたのは解説を読んでから…自分の読解力のなさにガッカリです。しかし表面をなぞっていただけだとしても、砂の穴の中の罰のような生活と、逃走を企て実行しているときの主人公の生き生きとした姿は読み応えがありました。
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独特の世界観で設定は奇抜なんだけど、内容には思わず納得してしまう。湿っぽい・怖い・乾いた雰囲気。中身が濃すぎてある意味疲れる1冊ですが、大好きだしとても印象に残っている本です。