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石動探偵が胡散臭い(面白いって意味)。
他の方がレビューで書かれてましたが、
テレビドラマのトリックっぽいかも。
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凄惨な死体、伝承的な感じ?を盛り込んでてて、
面白かった。
この作者さん、お亡くなりになってしまったのが
残念。
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すっかり内容を忘れたので再読。
事件が起きるまでが長いと、だらけてしまったり、飽きてしまったりするのだけど、苦にならない。各節が短いせいか、長く感じなかったのかと思ったけれど、石動はじめ登場人物が妙に魅力的?だったからかな?
出羽と藍下との掛け合いも良かった。
トリックや鍾乳洞の分岐のヒントも、読んでいて、どういうこと??ともならず、あ〜なるほど!と納得できたのも良い。こねくりまわしたり、難しすぎて無理やり納得したわけでもないので、すっきり。
ゆっくりしたペースで話が進んだ後での、さくさく進む解決編、そして「何してる人なんだ?」の石動の正体が判明する場面もすっきり。
ただ、ラストの窓音と天瀬の場面が背筋が薄ら寒くなった。逆説に満ちた村。
“ふたりは仲良く手をつなぎ。夕暮れの迫る動物園をあとにした。”
考えることを放棄して、愛することだけに専念すれば天瀬は幸せになれるかもしれないね。
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のんびりとした村で起こるどんでん返しな事件。
村の雰囲気も好きだし、奇跡の泉の逸話もいい味。
残酷な人間の所業が隠されていて、表面的には平和に見える世界。
江戸川乱歩と横溝正史さんの雰囲気を持ちつつ、主人公と取り巻く人々のおかげで楽天的に進むのが良かった。
殊能将之さんもニヒリストなのか?と気になります。
ミノタウロス、アリアドネ、歌の話、言葉遊びが多くて、まるで俳句なのかなあと。もっと大人になったら更に味わえる小説かもしれない。
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ようやっと読み終えましたねぇ…自分はやっぱりこうした想像の産物? 的な物語より前作のハサミ男のように現実を舞台にした物語の方が好きだなぁ…と…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
今回は岐阜県? のとある山村を舞台に物語が進行しますけれども、この舞台とて作者の想像の産物らしいですし…そうした但し書き? 注意書きがあったような…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
なんとなく「ひぐらしのなく頃に」を思い浮かべましたねぇ…田舎の山村が舞台だと僕のバヤイ、すべてがひぐらしに思えるような… ←え?? 社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、そんなアレで推理物としてどうなんでしょうねぇ…これは…むしろ推理以外の事の方が面白かったような…登場人物の何気ない会話の中にハッとさせられる一文があるみたいな…そんなところを楽しみましたかね…。
おしまい…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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「いますよ。もともと大金持ちなのに、もっと大金持ちになろうとして、破産しちゃう人とかね。ぼくは資産家の家に生まれたら、意味のないことは絶対にしない自信があるな。馬鹿息子で一生を終えたい」
石動が言った言葉なのだが、殊能将之のセンスが光る文章だと思った。
馬鹿息子で一生を終えたいなんて、なかなか書けない。
すごくいい。
殊能将之の文章は独特なリアリティーがある。
相続税を回避するために生身の人間の脊髄を傷つけて、歩けなくさせる。
1ヶ月かけて衰弱させて、下半身不随の老人を作り出すなんて、浮世離れしている。
だが、殊能将之の文章に組み込まれると違和感がない。
現実感のないアイデアが現実味を帯びる。
冒頭にすべては著者の想像の産物とあるが、奇跡の泉も本当にあるのではないか?と思ってしまう。
不思議だ。
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引用文献の量に吃驚!
現実離れしたような内容も出てくるにも関わらずすんなり読めてしまう、技術力があるんだなあ。
また大好きな作品が増えました。
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石動戯作シリーズの1作目。 リゾート開発の計画が持ち上がった岐阜県の辺鄙「暮枝」。 癌をも治す奇跡の泉―――オカルトめいた伝説の取材に来た一同はこの土地の複雑な関係性に触れる。 やがて起きる連続殺人はわらべ歌のなぞりなのか、開発行為の利権によるものなのか、一族への復讐なのか。 技巧、メタ、幻想を兼ねた作者独特の雰囲気の一冊。
500ページ越えの大作ながら少しずつ事件の一端を明かしてゆく構成、短めに区切った多重視点で飽きずに読むことができました。
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個人的には、現代版(読みやすい)横溝正史ミステリといった印象(何を分かった風に)。謎解きは驚嘆。でもこの本の面白さはそこじゃないと言った具合。スッキリ爽快とはいかない。読み終わった今なお「美濃牛」に惑わされてる感じ。読者に寄り添って手解きしてくれる解説に感謝。色々と納得。確かに読書玄人ほど沼にはまるかも。
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Kindleにて読了。
石動戯作シリーズ第1作なんですね。
先に『黒い仏』を読んでしまって…そちらの方は実は途中でギブアップしてしまったので…恐る恐る読みましたが、最後まで楽しく読めました。
視点が結構なスピードで変わるので、あまり長さは感じませんでした。
そして、その視点の多さ。
不穏な事件を色々な角度・心理から見れます。
それにしても…石動戯作、好きだな〜☺︎
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古本屋さんでタイトルに惹かれて購入。言葉や地名に馴染みがあって楽しかったです。いろんな人の視点で物語が進んでいくので、面白く読めました。