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ふとトンデいてとりとめもなく頭に浮かんでしまうこと。社会生活から離れたこと。そういう気持ちはわかる気がする。
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精神病院への移送中に「渋谷の底が抜ける」という言葉を残していなくなってしまった14歳の少年。探すうちに「救世主救済委員会」という存在に辿り着いていく。電磁波やら携帯やらいかにも現代らしいなぁという話。でもなかなか良い。
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読んでいるうちに段々深い部分まで進んでいって、後半では「どこまで行くんだろうこの人」とすら思いました。読後は何となく高揚感。「この作品は、それを感受して理解できるだけの感性の持ち主にだけ分かってもらえればいい」というような、ちょっとした現代との対峙みたいな作者の姿勢に惹かれた。(2006.06.08)
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ちょっとオカルト??入ってる。途中難しい話になって「?」だったけど、全体的には一気に読めた。
確かに私も携帯がないと生きていけない体になってるかもしれないなぁ。
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ケータイと精神の安定と渋谷という場所には何かしらの関係があるのだろうと思えてくる。SFであり現実である気がしてきた。
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田口ランディ第三弾。今度は移送屋ミミが移送するはずだった少年の行方を探す過程で電波と人間の意識の問題を探ってく話。第一弾から順番にパンチがなくなるなぁ。もうちょっと意外性があってもよかったかもー。
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三部作の最後ですね。
俺はコンセントの方が好きかな〜宗教的だったり心理学的な方が好きなので。でも、この本も面白いこと書いてある。
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コンセントに繋がる話らしい。今回は共鳴だけでなく発散もテーマか。話としてはコンセントを引き継いで読みやすい。以前の文章よりまとまりが感じられ、その分、文章としては読みやすさが増しているが、この作品の特質である異質さが減少している気がした。インディゴチルドレン、精神分裂病、幽体離脱、人は子孫を残すためではなく、記憶を残すために生きている、記憶が全てを繋ぎとめる等、少し考えると「あーなるほど」っと思ってしまう。現実に起こっている事なのだろうが非現実さに浸りたい人にはオススメ。映画化したら面白そう。
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コンセント・アンテナに続く三部作の完結編?設定がより現代に近いかんじで(書かれた時期からして当然だけど)、よりリアルなかんじで読めた。出てくるキーワードがいちいち興味深い。
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現実味があるお話ではないと思ったけれど、感情移入がしやすい部分もあります。
三部作の完結編とは知らずにこれを最初に買っちゃったけど、十分楽しめました。
とても不思議な気持ちになるお話。
2007/05/16
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「移送屋」の仕事をしている不思議な力を持つミミ。ある少年を精神病院に移送中に、渋谷の町でその少年は逃亡してしまう。少年を探して手がかりを探し歩き「救世主救済委員会」にたどり着く。神経症とひとくくりにされ、精神異常者として見られてしまう人達の苦悩や真実。見方を変えれば異常だといわれている人達が正常なのかもしれない。
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三部作の三番目。他の二作との繋がりはないが「コンセント」「アンテナ」に続く作品とされている。
世間を騒がせた事件の犯人に理解を示そうとする精神、狂人は別の真実の世界を見ているのだとする精神は評価できる。
自己言及とカオスを混同しているところがあったが、別に気にならなかった。
「底が抜ける」「人間は世界の特異点」といった宮台真司の影響を受けている事がうかがえる言葉の使用があり、やはり参考図書として宮台真司の「サイファ」が挙がっていた。
移送屋とは狂人を説得して精神病院まで運ぶ仕事。主人公は相手の言葉から特殊なイメージを感じる能力を持っている。ストーリーの展開は少ない。正也を自宅から連れ出すまでの会話と過去の話が多いからか。
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アンテナ、コンセントと読んで、もういいかなと思ったのにまた読んでしまった田口ランディ。 分裂病じゃなくて、感受性が強すぎるんだという主人公の解釈にちょっと納得。 最近自分も音や光の刺激に対して、神経質なのではなくセンサーの設定が強すぎるんだと感じるようになったところだったので。(大きな音や強い光が苦痛) 作中の、「世界との一体化」に、かつては感覚で理解できていたはずの谷川俊太郎の詩(62のソネット)の一節を思い出す。 『わたしはひとをよぶ/すると世界がふり向く/そしてわたしがいなくなる』 2007/6/11 読了。
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3部作の最後。コンセント、アンテナ、モザイクと…んんんん…
渋谷は恐ろしいとこなんですよ…地下がすごいんですよ…ありえそうだから恐ろしくて、けっこうすぐ読めたかな。
主人公さんの職業みたいな職業って本当にあるのかな…?なんて思ったり…楽しく読めたと思う。
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~内容(「BOOK」データベースより)~
「移送屋」の仕事を始めて三年になるミミは、ある時十四歳の少年の移送を引き受ける。しかし、少年は精神病院への移送中「渋谷の底が抜ける」という謎の言葉を残して逃げてしまった。手がかりを求めて渋谷の駅前を歩くミミは「救世主救済委員会」の存在を知り、アクセスを試みるが…。知覚と妄想の狭間に潜む鮮烈な世界を描く、傑作長篇小説。
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