紙の本
読む価値あり
2023/10/03 21:56
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投稿者:あきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
日出処の天子のあとがきから、この本を急に読みたくなったのですが、一気読みしてしまいました!!
必ずしも全て賛同というわけではないけれど、昔読んだ日本書紀に疑問を多々抱いていたこともあり、その疑問をこの本でずいぶん明かしてくれたと思います。
40年以上も前の本なのに60刷となっていて、多くの人に読まれているのですね。
それだけ価値のある本だと思いました。
真実は結局のところ分からないのだけれど、発掘調査などで、いつかは明るみになってほしいです。
法隆寺には行ったことがあるけど、この本を読むまでは気づかなかったことかことかあり、見方も変わってきました。
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タイトルに惹かれて読んだ本。流し読みだったけど、法隆寺七不思議とか法隆寺建立の謎とかがおもしろかった。これが全部本当だったらもっとおもしろいけどね。
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学術的フィクションとして読むならアリ。ノンフィクとはとても思えないので、はじめから割り切って読まないと、時間がもったいなく感じてしまう。おもしろい論ではあるけどね。軽く現実的に夢を見たい人にはいい本では?
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山岸涼子の「日出処の天使」からこの本にたどり着きました。大胆な解釈の連続で学術的にどの程度信憑性があるかわかりませんが、読物としてはかなり面白い。
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専門用語のオンパレードで眠くなりたい時には効果テキメン。内容は相当濃くてまさに「勉強になるなぁ」的な本。
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歴史学を専攻している関係上、梅原猛先生の著書を熟読し、講演にも何回か行ったことがあるんですが、哲学者としての先生の論は今読んでもとても斬新です。
確かに歴史学的に見たら信用に足らない点もあるでしょうが、そういった点を差し引いても読む価値のある一冊だと思います。
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かなり昔の著作なのだが、聖徳太子=怨霊説を唱えた、当時としては衝撃的な本。これを読んで法隆寺に行くと非常におもしろい。思わず柱の数を数えてしまうよ。奈良に行く前には必読の書。
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怨霊史観の提唱者として知られる「哲学者」、梅原猛。今ではそれも歴史を探る上で無視できない要素となっているが、聖徳太子の怨霊を封じることが法隆寺建設の最大の理由であるいう作者の説は、当時としては相当センセーショナルだったと予想できる(私は中学生の時に読みました)。謎を解いていく過程はまるで推理小説のようで読みやすく、歴史に明るくなくても十分楽しめる。自由な発想で物事を見る、直感を大事にすることの大切さ。歴史アレルギーの人に薦めたい一冊だ。
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法隆寺は聖徳太子一族の鎮魂のための寺だったということを証拠を挙げて説明しています。
救世観音の光背が釘で後頭部にささって支えられているという文章を読んだとき、思わず鳥肌が立ちました。
これを読んだら法隆寺に行きたくなりますよ。
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頭を殴られたような衝撃。『聖徳太子の怨霊を封じる為に法隆寺が建てられた』という説は、本当に、物凄いです。歴史マニアには是非読んで欲しい一作。『怨霊』という言葉がよく出てくるのですが本当に梅原さんが昔の人の思想としてではなく、『怨霊』を信じているらしいことにびっくりしました。学者さんでこういうことを言う方は珍しい。読んだら間違いなく目から鱗です。
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私のバイブル☆習ってきた歴史を見事に粉々に打ち砕かれた。「日出処の天子」で知って読んだ。今までの歴史観が変わった。
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山岸涼子が『日出処の天子』を書くきっかけになった本。いやー面白い!!歴史ってこんなに面白いんだ!!!と目が覚める思い。法隆寺に隠された謎を解きながら、策謀にあふれる当時の政治社会と宗教間(仏教と神道)の覇権争いを浮き彫りにしていきます。そのタッチの熱いこと熱いこと。ロマンです。反論を牽制して、あらゆる角度から執拗に繰り返し同じ結論を述べるのは悪文とも言えなくはないのですが、そのおかげで、この一冊を読んだら、ものすごく専門的な知識がつきました。関連書籍を読んでも、「これは、梅原さんはこう言っていたな・・・」みたいに。寺院や仏像を見る目が180度変わりました。
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法隆寺は、聖徳太子一族の怨念を
封じ込めるための鎮魂の寺だった、
という説が展開される興味深い本。
もう日本の歴史の裏側的本といえばこれ、
というぐらい有名な本ではないかと思います。
大化の改新以前、上宮王家(太子の子孫一族)の
滅亡に藤原氏(旧中臣氏)が関わっていた
という説のあたりなど、読んでいてゾクゾクします。
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わたしの日本史アイドルは聖徳太子だったりします。
この人の謎が多いところがたまらなく好き。法隆寺も大好きっ。
梅原先生の本もおもしろいので、よく読みます。
本職は哲学者なので、考古学会からは異端児扱いですが、非常に柔軟な学説を取るかたでおもしろいです。
大学受験の時は非常にお世話になった本(笑)
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祟りという言葉をこれほど恐ろしいと感じた本はなかった。
しかも日本人の誰もが知る聖徳太子その人に…。
歴史の闇を初めて知った本のひとつだ。