紙の本
無知の罪
2003/08/21 23:14
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田綱四郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生のころ、確かTBSであったと思うがブレジネフ政権下のソ連国民と日本国民の衛星回線対話という番組を見た。そこでソ連邦の女性が「日本は侵略をしたのだから、抑留や強制労働にあったのは当たり前だ」と発言した。日本側の会場は静まりかえり、有効な反論をする者はなかったと記憶している。日本はソ連邦に対し、侵略行為を働いたことは唯の一度もない。敗戦が確定的となった日本に対して、一方的に不可侵条約を破棄して侵攻をしてきたのはソ連邦である。子供ながらに悔しい思いをした。どうしてこの中に女性の誤解を解いてあげられる者がいないのかと。しかし、会場の誰一人、そのことについて的確に説明を出来なかったのである。昨今の日本人はやたらに対話対話と口にするが、対話をするならば両者の間にある問題について、最低限の知識は必要だ。この点、本書は良くまとまっており引用された文献をたどって、より知識を深めることが出来る。「無知は罪である」この本を読んでの感想はこれに尽きる気がする。
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あれは大1の頃かな。書店で初めて見つけた渡部氏の年表の本を読んで、関連本も購入した。
実際、読むのは難しく、4章まで読み続けることが出来ず、今日に至る。
内容は痛快だった。読んでいて日本の歴史観、学校で教わらなかった歴史を知った喜びは忘れない。
全てを鵜呑みにはできないが、自虐的な日本史ではない誇るべき日本の歴史を知れた。
07年12月29日18時18分30秒より更新。
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歴史の事実は1つでも立場によって見方は随分と違うものです。
中国・韓国が語る日本が悪の権化であったとしても彼等の立場からすれば
それは仕方の無い事かも知れません。
しかし、日本人が無知なまま反論できずにいるという事は彼等の言う事が
事実になっていくという事です。
本書は若干日本に都合良く書かれている部分もありますがそれでいいんです!
日本人が日本人の視点で歴史を語って何が悪い!!!
本書の内容を声高に叫ぶ必要は無いと思いますが、自国に誇りを持つ為にも
この本を読む事は日本人としての「たしなみ」だと思います。
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歪んだメディアが教えようとしない日本の近現代史が詰まっている。歴史の授業では教わらない祖父らが生きた昭和という時代を正面から学ぶことが出来る良書。
渡部さんの本は読みやすい。
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渡部昇一氏による、昭和史の決定版。第二次世界大戦で、日本が、アジアの諸国に迷惑をかけた、と思っている人には是非読んでいただきたい。
学校で習ったり、新聞やニュースで見たりするほど、当時の日本は悪いことはしていない。
日本人であることに誇りを持てる一冊。
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まず,前提として
歴史とは何かしらの事物が時間的に変遷したありさまを言う.
そして歴史書とは歴史に対して何らかの立場の人が書いた書物である.
つまり同じ事物でも視点が異なればそれは変わる.
日本人が常識的に身に付けている多くの歴史はGHQによって刷り込まれたものであり,いわば戦勝国の歴史である.
この本を読めばいかに日本人が誇り高き民族でなおかつ優秀であったかを知ることが出来る.
日本は戦争に負けた.
では日本は戦争をすべきではなかったのか?
非常に勉強になる一冊である.
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久しぶりの渡部昇一。
相変わらず、お元気そうで何より。
専門は英語学なはずなのに
この先生は本当に博識で、色々な本を書いている。
昭和史は、学校でもほとんど習った記憶がない。
だから、このようにマンガという形で
教えてもらうととても分かりやすいし、
この本には教科書に載ってないことばかり書いてあるので
とても勉強になる。
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非常に読みやすかった。日本がいまだに過去の戦争を引きずって謝罪などを繰り返しているが、それは見当違いと著者はいう。その理由を明治時代から戦後までさかのぼって説きます