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『哲学』というのはほんとうにヤなものだ。
死にものぐるいで見栄はって、いったい何冊の本を読んだ(ふりした)だろう。
内容は面白いほどに忘れ切っているのに…。
でもやっぱり「思考」という過程を分析的に見るのは(その時だけは)面白いと思うのだ。
で、この本はそのネタを映画に求めている訳だから面白くないはずがない、と思ったわけね。
『エイリアン』『大脱走』『ゴーストバスターズ』、それからマイケル・ダグラスの女殺しもの。
これらのロールプレイや設定の状況などがどんな根源的状況のメタファーとなっているか、それらをひもといていくのは確かに面白い。
ただなぁ…自分で見るだけだとここまで考えないだろうな~~~~、とも切実に思う。