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ブリッジブック先端法学入門 みんなのレビュー
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紙の本
キャリア設計とリーガル・マインドなど
2008/12/26 22:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:半久 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【主な対象は?】
法律にかかわる分野でキャリアを積んでいこうと考えている、高校卒以上の学生にむけて編まれた法学入門書だ。
【先端法学とは?】
そういう名前の学問があるわけではない。広範囲の法分野からひとつずつ先端的なテーマを選びだして、それを入り口として法に興味をもってもらおうという目論見からである。たとえば、少年法をとおして刑事訴訟法を学ぶといったように。
【どんな内容?】
2部構成で、第1部の『新時代の法と社会を考えるために』では、キャリア設計やリーガル・マインドについてなどの基本的なガイダンスがなされる(2章分)。ここは土田氏の歯切れよい語り口で理解しやすい。
第2部、『先端テーマを通して学ぶ法の現状と未来』が各論になる(12章分)。カバーされている実定法の分野は、憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法・労働法・社会保障法・知的財産法・環境法・国際法・国際私法と12におよぶ。
【難点は?】
たしかに、法の世界をざっと概観はできるのだろうが、範囲を広げすぎではないだろうか。複数執筆制の常だが、内容水準やボリュームも筆者によってばらつきがある。
【逆から見れば?】
そうねえ。多彩であるだけに、これから興味をもって進めそうな法分野が見つかりやすいということだろうか。
【良かったところは?】
おもしろかったものの一つは、10章『ビジネス方法特許への関心』というIT時代の知的財産法を解説したものだ。説明がうまくて興味を喚起するように書いているのがいい。
【評価としては?】
入門書には、次の段階へステップアップするための導入部としての役目がある。その点、上でもふれたが、本書は範囲を広げすぎたせいで、はしょりぎみな解説もある。半減とはいわない。2章ぐらい削って、その分で各章をボリュームアップすればもっとよくなったと思う。
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