- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
いっすんぼうしの話 みんなのレビュー
- レオポルド・ショヴォー (作), 出口 裕弘 (訳)
- 税込価格:660円(6pt)
- 出版社:福音館書店
- 発売日:2003/07/31
- 発送可能日:購入できません
文庫
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
小さなロワトレ君の大きな冒険
2019/12/08 19:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ショヴォー氏とルノー君のお話集第4弾。収録されている3編のうち2編にロマンスが展開する。
『いっすんぼうしの話』小さなロワトレ君が木靴の舟に乗って冒険の旅へ。アヒルの親子を道連れに、川から海へ、未知の王国へと舞台は展開する。物語の鍵は打出の小槌ならぬジャムであった。小世界から大世界へのひろがりが、シリーズ第1弾収録『メンドリとアヒルの話』に似ている。ロワトレ君が恋する王女様がごく普通の女の子であるところがいい。
『「なめくじ」の話』計算のできる頭脳明晰な犬「なめくじ」が、ひょんな出会いからサーカスに出演。人間が動物に指導される逆転世界の笑い話。最後に意表を突く大団円が待っている。
『大きくなった小さな魚』神様の啓示を受けた小さな魚が、天国の門に入る話。哀れみの心を知った小さな魚は弱肉強食の世界から逸脱する。人間のために働けば天国を見いだせる展開には…う~ん。疑問符が付いてしまう。
他の巻に見られるような毒のあるユーモアは薄い。それでも、小人や動物たちが人間を凌駕している独特の世界が面白い。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |