紙の本
LOVE&SEXの果てに
2003/10/16 00:56
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投稿者:ふぅ〜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋とは盲目になること。では、愛とは。いったい。
ある女の一言に、軽いエロ心でHをしてしまったことからすべてがはじまる。
ある女とのSEXはSMだった。主人公は彼女の求めるご主人様になりきろうと、どんどんその世界に引きずり込まれていく。
何が大切か。何を求めていたのか。
何も考えられなくなって、S=サービスのSである。Mの求めることをただ暗中模索で行う。
主人公は彼女に愛されたかった。自分を愛したかった。
一度は正気を取り戻したはずなのに…。
ラストの悲劇が主人公とある女の切ない。切れない。こんがらがった愛へと導くのである。
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どMの女との愛か情かエロスか何かにこんがらがっていく様を描いてる。「これを愛だと思いたい」的な気持ちはわかる。
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SMのSはサービスのS!あー、こんがらがってる。電車の中ではちょっと読み辛かった。*読み終わった日:060313*
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空中庭園に続いて“隠し事”についてのお話。
男として共感できる部分が多々ある作品だ。
セックスや自慰行為をした後の心の変化や、M子を前にした時の行動など。
これらには世の男全てが共感できるはずだ。
キャラクター、設定などがMJ作の「アイデン&ティティ」とかぶり読みやすかった。
ストーリー自体は何も驚き・裏切りはなく「こうなったら嫌だな」で進んでいく。
人を愛することってなんだ。
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みうらじゅんの短編小説。しがないロックバンドのリーダーと、彼のもとに突然現れたハードMのM子が織り成す物語。一部強烈な性的描写もあるけれど、それはあくまでも手段として描いているだけでしかないのだと思う。本質はもっと深い。真摯な態度で『Sとは?Mとは?』と懊悩するみうらじゅんの姿勢は、本当に胸を打つものがある。『じゅん』文学。
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SとドMむしろノーマルとハードMか?日常に起こりえないようで起こり得ちゃったような。こんがらがって行き着いた先は・・
これも一つの愛の形。
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官能小説でもSM小説でもビルドゥクスロマンでもなく、「可哀想な自分が好き」な感じの話。
所々胸を打つフレーズはあるものの、それに読了までの時間を使うのはもったいないな。
07.12.06
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みうらじゅんの官能小説。
身長180cmの女性が奴隷になる話です。
いつオチがつくんだろうか?と思っていたら、
最後まで普通にエロ本でした。
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SLAVE OF LOVEで邦題、「愛にこんがらがって」です。
人間の心と体を切り離せないカルマをSMというハードな関係を通して、鮮やかに描く。
近年、簡単に「私(俺)M(S)なんだー!」という声を聞くようになった。
では、Sとは?Mとは?
小説としてはオーソドックスな形をとりながらも、生粋のマゾであるM子と お仕着せのSを演じる主人公の葛藤の描写が印象的。
興味深い一冊でした。
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「見苦しいほど愛されたい」気持ちがほとばしるMJ小説。
ただのSM小説とは一線を画す不思議な魅力。
M子の「御主人様」が物語が進むほど切なくなってくる。
山田五郎さんと重松清さんの解説で
2度、3度楽しめるお得な文庫版をおすすめいたします。
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この関係は怖い・・・男はこの願望は少なからずあると思うけど、お店だけでいいかも・・自分はないけど(笑)
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みうらじゅん氏初の長編小説らしい。
SM物なのだが、描写がかなりざっくりで、エロ度は低い。しかし性欲と愛情のはざまでもがく主人公の姿はとてもリアルだった。
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SM小説が変わりはじめた、と思ったのはみうらじゅん先生の官能小説を読んでからだった。
物心ついた頃から官能小説が好きで、通り一遍の展開やキャラクター造形も嫌いではなかったけれど、新しさを感じたのはみうらじゅんさんがこのジャンルをちゃんと描いてくれたから、とも言える。
重松清様が解説書いてるのも意味深でいいですよね笑