投稿元:
レビューを見る
推理小説の趣がある。生きる姿勢で私が一番大切だと考えるのは「問う」ことである。学ぶ行為の奥に問うという自主性が働いている。島泰三の問いは単純にして深い。同じ霊長類でも手の形は実に様々だ。
https://sessendo.blogspot.com/2020/02/blog-post_12.html
投稿元:
レビューを見る
池澤夏樹さんが書評で紹介された本の内、読んでみようと思った本を数冊、図書館で借りて読んでいます。池澤さんはとても面白いと評されているんですが、ことごとく専門的で、私には難しすぎますw。この本、島泰三 著「親指はなぜ太いのか」(2003.8)もそうです。まぁ、中公新書ですから専門的ですよねw。この本の論旨は2つだと思います。①主食が手と歯の形を決定する ②石を握る。そして歩きだす(道具をもった類人猿は立ち上がる)。直立二足歩行の起源に思いを寄せながら、「立つ」「歩く」「握る」「噛む」「話す」を大事にしてます
投稿元:
レビューを見る
主食が霊長類の手と口の形を決める
その仮説を、世界の色々な猿で検証していきます
そうして思い浮かぶ1つの疑問、「じゃあ人類は?」
著者の結論は衝撃です。そんなものが主食だったとはとても信じられません。
もしホントなら、世界中で1民族くらいそういう風習が残ってるような気もします。
それとも、忘れ去りたい、そして忘れ去った黒歴史なのか?
投稿元:
レビューを見る
サルの口と手の形、移動方法はその主食によって決定されるという「口と手連合仮説」をベースに、初期人類の主食を考え、直立二足歩行に至った理由を考える。
序盤のマダガスカルのサルの話は聞きなれない話で想像しづらく退屈だったけど、中盤以降が面白い。
自然科学、生物学、人類学の面白さがわかる。