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ひとつひとつが独立した章で構成されているのに、着実にメインの登場人物の関連性が深まり、ラストへとつながっていく部分が非常に読み応えたっぷり。
気持ち良くなってしまいそうな話の展開が少しずつ現実感を帯びてきて、最後の最後で言った又市のコトバに撃沈。この物語、カッコ良すぎる。
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この世の怪奇とは人間が作りだした幻なのか。
「御行奉りまする」この言葉がどれだけ締め付けられた心を解き放ってくれたことか。
読んだ後の爽快感は病みつきです。
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収録したあるのは「野鉄砲」「狐者異」「飛縁魔」「船幽霊」「死神 或は七人みさき」「老人火」です。
やはりまぁ、腐女子的観点から言えば「飛縁魔」が良いですね。美味しいです。ヤバいです。
又市×百介以外ありえない…! だって、皆が言うわけですよ。「先生に何かあったら又市にどうかされる」とかさ。
あ。「老人火」のラストは本当、切ないです。でも、こういうのが時代劇の時代劇らしいところでもあると思います。
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御行の又市 おぎん
百介先生
これがシリーズの最後なのかな?
野鉄砲
孤者異
飛縁魔
船幽霊
死神 ←これは怖い
老人火
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初編は未読だが、問題なく読めた。この作者に妖怪を扱わせると本当に面白い。ただ、引き込まれたが最後、あっちこっちに振り回されて、読後はかなり疲れた。
あと昔話のような読了感のあるラストは好み。
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昨日「後巷説百物語」で直木賞を受賞した。まだ受賞していなかったっけと思うほどの一大家にいまさらという気もするのだけれど。まあうれしくない訳はないだろう。
続というよりは拾遺という体裁で前作では謎だった又市一味の正体が語られている。
正しい言い方かは分らないが続編は山岡百介の分別、青春との決別記、成長物語。
山岡百介の人生という直線に絡みつく螺旋、それが又市一味の人生。その接点が正続に語られる仕掛け話。そして北林藩での仕掛けを最後に直線は螺旋の追随を許さぬように大きくそれを突き抜け、螺旋もまた直線と絡み合わぬようその半径を大きくし、それは二度と接点を持ちえなくなったのだろう。
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再読って言うか、何度目の再読だ?
途中腕も精神的にもだるくなるけど、ラストに向かっての章では読み止められない。
読了後は寂しい。
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前作『巷説百物語』があまりにも楽しかったためすぐに購入
これも期待を裏切ることなく とても楽しかった