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イスラム教徒の女性と言えば、ベェールの着用、服装の規正、女性は教育や就労の自由がない、 そして一夫多妻制。女性に自由がなく家に押し込められてる、虐げられてるとの印象がありませんか? でも、見方によっては男性が女性を大切にし、守ってくれてます。 そして男性優位な社会と思われがちなイスラムでも女性がトップについた例もあり、そんな歴史や 現在のサウジアラビアのプリンセスのお話などなど。今までのイスラム教=女性蔑視の考えとは 違う見方を教えてくれる1冊です。
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中東の歴史の小話や現代のイスラム女性の状況がわかって興味深い。
やっぱりイスラム世界の女性はいろいろと理不尽な目にあってるんですね…。
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[ 内容 ]
「妻は四人まで」の男社会、ブルカのような民族衣装を強制され虐げられる女たち―。
イスラームの世界を「別世界」と考えてはいないだろうか。
シバの女王から現代サウジのプリンセスまで、彼女たちはいかに苦しみ、楽しみ、権力をも握り、暮らしてきたのか。
中東を中心に、アッラーの教えを守りながら生きる女性たちの真の姿を描いて、誤解と偏見に満ちたイスラーム観に一石を投ずる。
[ 目次 ]
第1章 シバの女王の系譜
第2章 イスラーム伝承に見る女性に関する五つの書
第3章 イスラームの平等意識
第4章 男女関係
第5章 男の誇り
第6章 女性隔離の風習
第7章 女の長風呂「ハマーム」の愉しみ
第8章 後宮からの脱出
第9章 革命の蔭に女あり
第10章 サウジアラビアのあるプリンセスの告白
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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宮田律氏の「中東情勢丸わかり」でも書いてあったが、私たちがイスラムと思っているものは実はふるくからの民間信仰が由来しているものであったり、そのうえにイスラムをかぶせて、さもアッラーの教えかのように解釈していたりする。むしろ、イスラムによって女性の地位は改善され、いまでは日本よりも女性の進出がさかんな国もあったりで(トルコ)、必ずしもイスラム=女性を虐げているというわけではない。旧来の社会システムや保守派からすれば、女性の進出が望ましくない(非効率である)ことをイスラムに押し込んで解釈していたが、いまは多様なイスラムを受け入れるところにきている。
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自分はイスラムについて知っている方だと思っていた。
例えばヘジャブは被ることを強要されているわけではなく、貧しい服装や髪を隠すためなど、女性が進んで被っている。
だが、イラクのフセイン政権下において、ヘジャブの着用強要の禁止、男女ともに同一賃金、産休も取れるし、大学などの専門職に女性が多く就いていることは知らなかった。
そう考えると、やはりイラク戦争は正しかったのかと改めて疑問に思う。
悪い部分の一部だけを報道して私たちが本当のイラクの姿を知らなかっただけではなかろうか。
女子割礼にしても私たちから見たら酷いと思うがこの本で書かれているように割礼を受けたのだから自分の言い分も聞いて欲しいと交渉に使えるとは考えもしなかった。
彼女たちからしたら、言いなりの人生を送るくらいならこうした方が良いのかも知れないし。
まだまだ自分の物差しだけで考えてしまっていると凹んでしまった。
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宗教は生活のすべてにかかわり。規律を決めている。
イスラムの世界では今でも変わらない、男尊女卑は、なぜなのだろう?
4人までの妻帯、法廷での証言は男の半分の価値しかないなど。
新しい活動を始める女性は、社会に受け入れらないらしい。
そして、女の権利を主張するために、割礼を選ぶ女性も少ないとか。
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ムスリムファッションは儲かるビジネス。見られているのは男性の方。
バルフォア宣言後に、ナリスドイツに強力してユダヤ人迫害を行っていたアラブ人は女性に変装して逃げてまわって、ヒトラーよりも30年以上長く生きていた。
女装されてしまったら、もうわからないのは確か。
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『現代のイスラーム国(イスラーム教徒が70パーセントを超えているような国)のなかには、女性差別問題などとっくに卒業してしまい、トルコのように女性の首相や国会議員を出したり、専門職に女性の占める割合が日本より高い国も多い。もちろん、服装の制限などまったくない国も少なくないのだが、そういう国でも、保守的な人たちのあいだに、まだ、女性蔑視の習慣や考え方が残っている地方がある。』
これを読んで気付いたのは、日本の遅れと、日本人の当事者意識・権利意識の弱さかな。
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2007年刊。イスラム関連の訳書を多く担当している著者が、「女性」という観点からイスラムの特徴を解説。男女の平等という側面で叙述しようとしていたのだろうが、むしろ、高貴な女性の波瀾万丈な人生史が興味深い。8、9、10章がそれである。平等という観点では、イスラムだから不平等、というわけでもないし、逆に、イスラムだから清廉というような単純な構図ではなく、多面的。時代次第(現代だから不平等でも、10世紀ならば女性優遇ということもある)、テーマ次第(トルコの女性国会議員は日本のそれより多い)。
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シバの女王の系譜を引くイスラム世界の女性たち、パルミラの女王からチャドルの女性まで様々な女性を描くことを通じて著者の女性観を述べている。
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【由来】
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【期待したもの】
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※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。
【要約】
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【ノート】
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