- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
HANAGATA 歌舞伎者松丸竜之助一代記 (ビッグコミックス) みんなのレビュー
- 小安 珠世
- 税込価格:556円(5pt)
- 出版社:小学館
- 発行年月:2003.10
- 発送可能日:購入できません
コミック
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
花形役者への道、行ってやろうじゃない!
2004/12/12 01:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:伊佐治祝 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幼い頃に両親が離婚。母と新しい父と共にロシアに渡った虎太郎(こたろう)は、20年の月日を経てバレエダンサーとして名を挙げていた。…実は虎太郎の実父は、梨園の人間。だが一年前に死に、誰が家を継ぐのか問題になっていた。虎太郎の存在を知った祖母は、強引に虎太郎を日本に連れ戻す。事情をまったく知らない虎太郎だったのだが、歌舞伎に興味を持ち始め…。
長年異国の地で育った虎太郎が日本語を使うのは母親の前くらい。そのせいで彼は女言葉をあやつる。更に冒頭やカバーの裏表紙には、チュチュ着て踊っている姿、なんてものも描かれている。…そんな彼のことをよくいえば個性派、悪くいえば常識が通じぬ奴といったところだろうか?
だからといって、歌舞伎に対してフザけた態度で接しているわけではない。歌舞伎では、女性の役も男性が演じる。作中に虎太郎と宗太郎(そうたろう)のふたりが試行錯誤して役を掴んでいく場面があるのだが、そのやりとりがなかなかいい。
家や血筋とは切っても切り離せぬのが、歌舞伎の世界。自ら歌舞伎役者であることを選んだ虎太郎には、芸の道を極めてもらいたいものだ。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |