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紙の本

バカが増えているのではなく、バカが発言力をもってしまった時代なのだ

2005/12/14 23:08

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る

あとがきに「本書は、ここ数年、あちこちに書き散らしてきた断片的な文章のなかから、…加筆修正し、さらに書き下ろし一遍を加えて編成したもの」と書いているように、オムニバスというか、寄せ集めの感がある。特に最初の上野千鶴子の部分だけがインタビュー形式であったり、第3章の6「どうしたらバカ社会を終わらせられるか」から急に文体が変化したりする。

 まず最初に取り上げられているのは、上野千鶴子、斎藤学、寺脇研、立花隆の4人である。最初の3人は納得であり、取り上げ方も妥当だ。4人目の立花隆については、あえて脳死を取り上げる必要はなかったと思う。立花隆については、『立花隆先生、かなりヘンですよ』や『立花隆「嘘八百」の研究』のほうが読み甲斐がある。

 私も反ジェンダーフリーであるが、第3章の小浜版ジェンダーチェックはフェアーではないと感じた。それを次にあげると、

 (1)男子トイレと女子トイレを一緒にしたほうがいいと思いますか。
 (2)入院患者になったときに男性看護師に身体を直接触れられてもぜんぜん抵抗はないですか。
 (3)電車の席が空いたときに、同年カップルのうち、男が真っ先に座るのがいいことだと思いますか。
 (4)前線で戦う兵士は男女同数にすべきだと思いますか。
 (5)刑法では、強姦罪の被害者はもっぱら「女子」と規定されていますが、「男女」としたほうがいいと思いますか。
 (6)女性ヌードを載せた男性週刊誌はよく売れますが、女性誌にも男性ヌードをいっぱい載せるべきだと思いますか。
 (7)女性は化粧や服飾やエステに金と時間を費やして美しくなりたい情熱を傾けていますが、男もまったく同じようにすべきだと思いますか。
 (8)美女であることを自由対等に競うミス・コンテストは女性差別だと思いますか。
 (9)男も整形手術で乳房をつけて赤ちゃんに授乳すべきだと思いますか。
 (10)銀行・企業の窓口やデパートの場内アナウンス業務に、さえない爺さんを採用することは、企業にとって不利でもなく、顧客にとって快適であると思いますか。
 (11)相撲を男女同士裸でやったり、オリンピックの男女別をなくしたりしたほうがいいと思いますか。
 (12)子どもを産んだばかりの母親がすぐ職場に復帰することはいいことだと思いますか。
 であるが、まず、余分な言葉で答えを誘導している質問が多い。(2)ぜんぜん (3)真っ先に(5)もっぱら (6)よく売れます、いっぱい (7)まったく(8)自由対等に (10)さえない など。また、「〜すべき」、「ほうがいい」の表現を使うべきでないものも多い。
 たとえば、(7)の前半はいらない。(9)などなにが言いたいのか分からない。乳房などつけなくとも授乳はできる。(10)になると、「さえない爺さん」でなく「素敵なお爺さん」だったら、などとツッコミたくなる。せっかくのフェミニズム攻撃が台無しになってしまい残念だった。

 文句ばかりつけて申し訳ないが、彼の教育改革案は実現可能性、有効性ともに疑問である。それでも、☆4つと高い評価をつけました。大枠では著者の主張が正しいと思うからである。「教育というのは、基本的に、その時々の子どもの欲求のためにあるのではなく、歴史的に培われてきた文化や知識や技能を、半ば強制的に子どもに押しつけること」に同意見であるし、その他にも、読むべきところが多い。字数の関係でここでは割愛するので、本を買って読んでください。

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2011/03/28 19:59

投稿元:ブクログ

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2012/05/11 02:08

投稿元:ブクログ

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