紙の本
長いけど読み飽きない、ポアロがいい
2019/07/09 08:46
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投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長いけどいっきに読んでしまいました。人物描写が面白かったです。ピストル2丁のあたりは、わたしはあまり、しっくりきませんでした。これだけの長さを飽きさせずに読ませるという面では凄いと思うのですが、傑作か?と聞かれると、ちょっと???と思います。この小説に、ポアロという存在がいなければ、ひたすら殺伐としただけの世界になりそうで、ポアロがいて良かったと思いました。
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ポアロ作品。ナイル川を旅する豪華客船の中で起こる殺人事件。クリスティー自身が前書きで書いているように、登場人物が実在しているかのようにはっきりと際立っていて、大河を旅している雄大さも事件に深みを加えているように感じる。
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謎解きっていうよりも、純愛物なのかな?と思う。終わり方も私は綺麗だと思うし、個人的にはかなり好きな作品。
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●『名探偵ポアロ』シリーズ第15作●坂口安吾がこの作品に感嘆して『不連続殺人事件』を書いたらしい●アガサ作品の中でも最もヒューマンドラマに満ち、最も複雑怪奇な事件を扱った物語●『この世の中で何かに成功する為には、あらゆる細かな点まで前もって計画しておく必要があると思うんです。』 by.ポアロ
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初読:2007年3月
思ってもみなかった結末。導入部、展開部げ長すぎる感はあったけど、とても楽しめた。
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クリスティを多少読んだことがあれば、犯人探しは簡単。けどね、心理的・物語的にとても楽しめるお話。これはクリスティの推理小説全てに言えることなんだけど、物語が「犯人探し」のみに終わらないんだよね。犯人がわかっても「最後にはどうなるんだろう?!」って気になる筋書きは、クリスティが女性だからこそ描けた部分だと思う。文句なしに面白いです☆★セリフや、何気ないことへの伏線の張り方も、まさにクリスティ。
小説冒頭で、クリスティがメイン登場人物への愛情を語っていて、それがまた切なさを増します。
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この作品は、自分が今まで読んだポアロシリーズの中で
上位に来る位、好きな作品。
「死体が出て、探偵が登場して、犯人見つけた」といった
淡々としたリズムで流れていくミステリ作品としてではなく、
そこには美しいエジプトの風景が織り込まれ、
この作品の1ページ、1ページに重厚な人間ドラマが描きこまれ、
登場人物達の心の揺らぎ、彼ら彼女達を待ち受ける
運命の流転が雄大なオーケストラを奏でている。
莫大な財産を相続して美貌の女富豪がエジプトへの
ハネムーン中、ナイル河クルーズ中の豪華客船内で殺される。
船内には、彼女の夫の元恋人でストーカーまがいのことを
している女友達や財産の管理人、様々な「訳あり」の旅行者、
そして「灰色の脳細胞」の名探偵エルキュール・ポアロがいた。
早速彼は、他の事件でその場に居合わせた友人レイス大佐と
事件の真相を調べ始めるが、宝石の盗難事件が発生したり、
この船内に国際的なテロリストが潜伏していたりと
更に複雑な糸が絡み合い、捜査が難航する内に
第2、第3の殺人が起きてしまう。
今回、メインの殺人事件が登場するまでに
大変時間がかかっている。
被害者を中心とした人間関係や、事件現場になった船に
同乗した旅行客の性格や彼ら(彼女達)の
置かれている事情が、物語の前半で丁寧に説明される。
短気な読者は少々飽きてくるかもしれないが、
ここをぐっと我慢して、読み込んでおくと、
最後の謎解き部分で、その前半の登場人物の描写が
大いに活きてくる。
欲しいものは全て手にしていた女富豪は
なぜ殺されなくてはいけなかったのか?
彼女がしていた真珠の首飾りは
何者によって奪われてしまったのか?
果たしてレイス大佐の追う
悪質なテロリストは誰なのか?
その謎は、全てポアロの灰色の脳細胞が解き明かす。
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エルキュール・ポアロ・シリーズ
船上で殺害された若き富豪の女性。彼女の夫は同時刻他の女性に撃たれ身動きできない状態だった。その後連続する殺人。被害者のメイド、犯人を見たという女性。
2009年8月5日購入
2009年10月5日読了
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Death on the Nile(1937年、英)。
ポアロ・シリーズ。クリスティのミステリ中、最大の長編。
ナイル河を遡る豪華客船で、新婚旅行を楽しむ若き資産家夫妻。しかしその船には、花嫁の友人で、花婿の元婚約者の女性が、銃を携えて乗り込んでいた。緊張が高まる中、遂に銃声が轟いた…。
丁寧に構成されているという印象。奇抜さや意外性では他の代表作に及ばないが、そのぶん万人が納得しやすいフェアな展開になっている。背景の人間ドラマが丁寧に描かれているので、ミステリファン以外の人にも読みやすい作品ではないかと思う。
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ナイルに死す読んだ。いやーコーネリアかわいすぎる。こんなに不細工なのに魅力的すぎる子はじめてだ。ファーガスンとの組み合わせがほとんど少女漫画。まけんなファーガスン!がんばれ!
ナイルに死す自体もめちゃくちゃ引き込まれるエンタメでした。こんなに登場人物いてよく混同されずに全員覚えさせるなあ。しかしクリスティのカップル誕生率は異常。正直ワクワクします…
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今まで読んできた中で一番パッとしなかった気がする。
犯人は結局あの人たちか〜って感じがした。しかもずいぶんと身勝手な理由で殺人を犯したのだと・・・
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ナイル川をさかのぼる観光船で起こる殺人事件.いろいろな人がそれぞれの思いを抱いて船に乗り込んでおり犯人は予測しにくい.
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旧装丁の文庫版を再読。ポアロ物の一つではあるが、独立した作品として充分評価できるクリスティの名作。事件が起きるまでの人間関係や経緯をたっぷりと描いているところが特徴で、いざ事件が起きた時には、被害者にも疑わしい人物たちにも読者はすっかり馴染みが出来ていて、閉ざされた人間関係の中で疑惑にとらわれる仕組み。舞台となるエジプトの風土も非日常的で、ストーリー、設定、殺意の原動力となる人間の“欲求”の在りようなど、あらゆる面で興味をそそり逸らさないドラマティック・ミステリ。
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金持ちの美しい女性リンネット・リッジウェイ。
親友の恋人を奪って結婚するが、新婚旅行先に親友もついてきて…
舟に乗っている旅行者は一癖ある人ばかり。
船旅の映画化も綺麗な画面でまとまっていました。
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何故か読んでなかったんです^^; 自分でも不思議だ…w
面白かった……
たーんと映画化やら舞台化やらされてる名作なので、語るまでもないわけですが、どなたか漫画化してくれませんかね!?
結構キャラ萌えだと思うんですけどねえ~