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道路の権力 道路公団民営化の攻防1000日 みんなのレビュー

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みんなのレビュー14件

みんなの評価3.6

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10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本

壮絶なたたかい

2007/09/06 00:52

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

道路公団やそのとりまきとの壮絶なたたかいが,なまなましくえがかれている.道路公団にたちむかうにはどれだけの調査,官僚のウソを見抜くちから,説得力・交渉力,等々が必要だったか,それにもかかわらずかぎられた成果しかあげられなかったかがわかる.猪瀬の強引なやりかたは他の民営化委員の反発をまねくこともしばしばだが,それは猪瀬にとってはぜひ必要なことだったということが,この本を読めばわかる.他の委員だけだったら,もっと手前で挫折していただろう.東京都の副知事になった猪瀬にふたたび期待したい.

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紙の本

これからどうなってゆくのかが問題だ。

2004/02/23 22:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ポカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

政治とは何か。
権力とは何か。

道路公団民営化に取り組んだ猪瀬氏は、いったい何と戦ったのか。

道路公団民営化への取り組み1000日のドキュメントだ。
しかし、道路公団民営化のプロセスというよりは、自分たちの利権を守ろうとする組織(人たち)との戦いに終始している。
全てはそれとの戦いだった。

テレビや新聞で報道されていることは、情報を出す側の意図や報道する側の思惑が入る。
それは仕方のないことだと思う。
私たちは、だからこそ、情報はそういうものだと知って、多面的な方向から物事を見る努力をしなければならない。

この本には、少なくともニュースや新聞で知り得なかった事実が書かれている。と、同時に、利権の絡んだ政治の複雑さについて、より鮮明になったような気がする。
しかし、やっかいなのは、みんな自分が「悪」だとは思っていないことなのだ。
自分の関わる組織の利権を守ろうとすることが「良いこと」だと信じている。
役人も政治家も、自分の周りの小さな範疇での利権争い。
大きな視野で日本を舵取りしてくれる人はいないのか。
本来、それが政治家だと思うのだが。
これは、道路公団民営化の話だけではない。
山積みの問題の、すべてにあてはまりはしないだろうか。
今、日本は、本当の意味での政治家が欠如している。

政治は国民の利益のためにあるのではないのか。

その極めて当たり前で根本的なことが、
実はないがしろにされてはいないか。

道路公団民営化も後は政治での判断ということになっているが、せっかくここまでやったことが白紙にもなりかねない。
なんとなく消されてしまったりしないように、わたしたち国民が目を光らせておくしかないのだと思う。

これから、どうなってゆくのだろうか。

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紙の本

悪い奴らをバッタバッタと

2003/12/03 21:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:princ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ドキュメンタリーにしては、著者本人が主人公として登場し、悪い奴らをバッタバッタとなぎ倒す痛快な小説仕立てになっている。そこが面白いといっては著者に失礼だろうか。
 自分たちの既得権をあくまでも守ろうとする官僚とそれに結びつく族議員に対して国民の利益を守ろうとして敢然と立ち向かう民営化委員会の委員(全員ではないけれど)という図式があまりにもわかりやすいのと、 作者が完全に正義の味方と化しているのでちょっと割り引いて読まなければいけない…としてもおそらく今までの審議会というのは非公開の中で官僚の引いたレールの上を走り、官僚にとって望ましい結論を出して国民の総意ということになって来たのだろうと思う。
 およそ1年前、TVで過度にセンセーショナルに取り上げられた(あの騒ぎはどこへいたのだろうと思っていたが、また最近、藤井総裁の更迭でいっとき盛り上がったなー)事件だが、公開にしたことなども含め、審議会そのものは意味のないことではなかったのかもしれない(審議会が今も続いていることは誰も知らないのでは…)。
 

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紙の本

一作家の道路建設をめぐる国家との闘い

2003/12/01 00:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小泉内閣発足とほぼ同時,2001年5月に始まった行革断行評議会から2002年末に道路公団民営化委員会として最終答申をだすまでの闘いを描く.そのあと,今日までのほぼ1年については,30ページほどだけが割かれているが,実態にあわせて,ほとんど書かれていることはない.まったくこの1年はいったいなんだったのだ,という感じである.

 著者の主張は一貫して,『無駄な税金をこれ以上使わせない』ということにつきる.官僚も政治家も税金を使うのが仕事で,かつ,権力の源.闘いが凄まじいものになるのはよくわかる.

 以下のような各種,衝撃的なデータを知ることができる.

 - 特殊法人には,年間5兆3,000億円が税金投入されている.
 - そのうち,日本道路公団には,年間3,000億円の税金が投入されている(意外に少ない.割合としても,年間収入から見ても…).
 - ガソリン税等の道路特定財源が年間5兆8,000億円あり,これがすべて道路建設に回される.
 - 日本の道路予算は年間12兆円.アメリカとほぼ同額(すごい.しかし,なぜ,12兆円になるのか唐突で分からない).
 - 四公団の年間収入と借金は以下.全部で40長円の債務(日本全体では700兆円).
           年間収入   借金
  日本道路公団  2兆円     27兆円  13倍
  首都高速公団  2,600億円   5兆円  20倍
  阪神高速公団  2,000億円   4兆円  20倍
  本州四国公団    900億円   4兆円  44倍
  合計      2兆5,500億円 40兆円  16倍
  (意外と収入は大きく,無駄な建設をしさえしなければ,なんとかなる,というのはよく分かる)
  (渋滞ばかりの首都高が債務超過というのがちょっと信じられないが,きっと周辺部に無駄な道路を作っているということなのだろう)
 - 計画済の9,342キロ全部を作るためには,20兆6,000億円かかる.

 ただし,これらが整理されて記述されておらず,全体の関係がいま一つ不明確なのは残念.

 道路公団で左遷された片桐が善玉として有名となったが,著者に言わせると,片桐一派は,全体ではなく道路公団に税金を投入し,債務を綺麗にし,ピカピカの民営化会社として成立させる,他の会社も,日本全体も考えず,ただ道路公団単体のためにだけ動いていた連中として説明される.なるほどと思わせるが,では,悪の権化のように報道されてきた藤井らは何を考えていたのか.委員会答弁等のひどさは語られるが,本質は説明されていない.

 民営化会社を上下一体にせず,分離型にする,というのは猪瀬もまた主張していることであったようだ.最初は一体型にしてしまうと最初から黒字がでて,法人税が必要となってしまうから,というのだが,これはわかりにくい.免除するやりかたもあるだろうし,また,それでいいという考え方もある.分離型にして,別に建設に歯止めをかけるやりかたはわかりにくさと危なさが伴う感がある.このあたり,詳しい議論が必要ではないか.

 本筋と関係ない話もでてくるが,そのなかで,雇用促進事業団の廃止を行ったものの,同時に,雇用・能力開発機構なる新法人が発足したという.信じられない話である.本筋でも,交通量需要調査の恣意的な数字の問題,資料隠しの問題等,官僚機構と戦うというのはほんとうに大変なことのようだ.どうして,こんなひどい連中ができあがってしまったのか.それがわかっている回りにも壊すことができない,というのはまったく,この日本という国はもうどうしようもない.著者のような闘いを飽きることなく続けていくしかない.

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紙の本

抵抗勢力の牙城

2003/11/28 14:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ベルリン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「藤井治芳という化け物を誰がつくったのか。ゴキブリと同じで一匹見つかれば、同等同格の化け物は十匹ではすまない」
 ここまで言ってくれれば痛快。氏の民営化論には異論もあるが、貴重な力作である。
 ゴキブリ役人がどのように生まれ、立派に?育っていくかは、K省の特殊法人の内部告発、『ホージンノススメ—特殊法人職員の優雅で怠惰な生活日誌』にリアルに書かれていた。あきれて、もう笑ってしまう。こちらもお勧め。
 

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2007/08/21 07:03

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2010/01/10 16:22

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2009/10/21 19:10

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2018/10/08 21:06

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2024/01/26 14:16

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