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みんなのレビュー55件

みんなの評価3.7

評価内訳

52 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

心の隙間に忍び込む

2020/05/27 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

窃盗犯でありながら独自の正義感を貫き通す、真壁修一は異色の主人公です。亡くなった弟の声を聞きながら、真実を追い求めていく苦悩も伝わってきました。

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紙の本

どれも

2015/11/18 18:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

複雑な人間模様を題材にしている短編集。
私が推理小説が好きな理由に『解決』するから、と言うのがあるのですがこの本の中の話はどれもはっきりとした『正しい解決』がないように思う。読んだ後、いろいろ考えさせられる。

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紙の本

駅伝ミステリー

2004/06/20 23:09

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:luke - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「影踏み」横山秀夫。出所したノビカベこと真鍋は忍び込みのプロの泥棒。双子の弟は母と放火による無理心中、助けに入った父親も亡くした。保育士の婚約者と結婚はご破算になりながら付き合いは続いている。元婚約者はノビカベを待ち続けている。…出所したノビカベは逮捕されるきっかけとなった事件を洗い直そうとしている。それは、忍び込んだ家で妻が夫を殺そうとしている事が分かったからだ。一体、何が起ころうとしていたのか? 起きてしまったのか?

 …と、言うわけで忍び込んだ家の殺人事件を起点として、駅伝のようにたすきを次に渡しながら連作短編小説が続いていきます。探偵役はプロの泥棒ノビカベで、これがホームズばりの推理力で謎を解いていきます。ノビカベ自身の不幸な過去も絡み合い、事件そのものも面白いのですが一層深みのあるドラマに仕上がっていて、ページをくくる手が止められませんでした。例によって、散りばめられた警察内部や裏家業の専門的な話が現実感や緊迫感をもたらしています。感動のラスト、短編が見事に1つとなり絶妙の題名に納得し静かなる興奮が身体に染みこんでいきました。ミステリーファンならずとも必読の1冊です!!

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紙の本

横山英夫の新境地か?

2004/01/10 17:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオトリさま - この投稿者のレビュー一覧を見る

元新聞記者ならではの警察内の裏側を題材にしたミステリーで有名な横山英夫が犯罪者を主人公にした連作短編集を発表した。

主人公は「ノビ師」。「ノビ」とは深夜、寝静まった民家を狙い現金を盗み出す忍び込みのプロの事。捕まっても取り調べに対し決して口を割らない「壁」を思わすしたたかさから刑事から「ノベカベ」とあだ名された真壁修一が主人公だ。

15年前まで修一は司法試験を目指すほど優秀な学生で家族の期待の星だった。双子の弟啓二は道を踏み外し空き巣の常習犯となる。母親は自宅に火を放ち啓二を道連れに焼身自殺を図る。その日から修一の頭の中に啓二の意思が住み着き、修一は親にあてつけるように忍び込みのプロへの道を歩む事になる。

「消息」「刻印」「抱擁」「業火」「使徒」「遺言」「行方」の6つの違うエピソードを修一が忍び込みの腕を使い解決していく。
次第に明らかになる修一と啓二の過去。幼馴染の久子との関係。

6つのエピソードの中では「使徒」が横山作品らしい人情話で秀逸だと思う。

個人的には横山秀夫は組織のしがらみの中で悩む人間を描くのが美味い人だと思うので、一匹狼の主人公真壁修一には今一つ魅力を感じないが、スリや空き巣などの業界の裏話も多くシリーズ化したら面白い作品になる予感がする。

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紙の本

知能的泥棒からみた世界と,心の葛藤

2003/12/01 00:24

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 主人公は双子の兄,真壁修一32歳.深夜,寝静まった民家を狙い現金を盗み出す「ノビ」と呼ばれる忍び込みのプロ.取り調べに対してけっして口を割らない,その高く強固な「壁」を思わすしたたかさに刑事たちから“ノビカベ”と呼ばれる.15年前に双子の弟,啓二が,浪人中に空き巣を重ね,悲観した母親が家に火を放って,弟を道連れに無理心中した.それ以来,法学部で優秀な学生だった兄も泥棒に転落,また,弟が兄の心の中に住むようになる.影踏みというのは,この兄と弟の関係を示している.この弟の完璧な記憶力と,兄の鋭い推理の力,これをあわせて,裏でいろいろ事件(必ずしも犯罪というわけではない)を解決させていく.刑事に,「泥棒にしておくのはおしい」と言わせるような男である.

 兄弟ともに好きだった女性との関係はすっきりしない.修一は好きなのだが,弟が心の中に現れてきて,うまくいかない.弟がいっしょになれといくら,心の中で言っても,弟のことを考えてしまうのか.この弟の存在が,本来兄の心の現れだとすると,おかしな話.空想的にほんとに弟が心の中にいるとすれば,話としては成立するが,それはSFの世界になってしまう.

 それよりも二人の卓越した能力による問題解決能力の方が面白い.こちらに集中して,次の物語を作ってもいいのではないだろうか.

 泥棒の種類にいろいろあって,それぞれ名前がつけられている,というのが面白い.それにしても地方の小都市にこれほど各種の泥棒がいるとは.

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2004/09/28 01:35

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2004/11/10 00:05

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2004/11/27 18:49

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2005/04/05 19:55

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2005/08/07 14:24

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2005/09/27 08:00

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2006/05/13 14:29

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2006/07/11 13:13

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2006/10/09 20:18

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2007/12/13 20:20

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