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脱平均の考えは忘れないようにしたい。
新しい発見というよりは、漠然と頭の中でやっていたことを整理してくれた感じ。
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戦略を考える際に過去の成功例をベースとした「定石」を覚えることが必要条件となるが、定石は既知のものであるため、過去の成功パターンだけでは戦いに勝つのは難しい。 常にユニークな戦略が求められる。
その中でユニークな戦略を編み出すには、「戦略論プラスアルファ」を生み出す「インサイト」が必要と説く。 本書ではこの「インサイト」に焦点を当て「インサイト」の身に付け方を紹介している。
■「インサイト」=「スピード」+「レンズ」
と公式化しているところが面白い。
「スピード」は「パターン認識」と「グラフ発想」を駆使して状況をシュミレーションし続けることにより得られる解。 また「レンズ」は物事を見る視点を意味し、拡張したり、フォーカスしたりすることにより異なった切り口を見いだす。
簡単な練習問題もついており、本書の言わんとする各要素が理解しやすいように、構成されている所がまた良い。
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BCG流の戦略発想技術を実例・練習問題を取り入れて分かり易く解説。
(メモ)
戦略=定石+インサイト(「勝てる戦略の構築に必要な頭の使い方、ならびにその結果として得られるユニークな座視」)
インサイト=(思考の)スピード+レンズ(モノの見方)
スピード=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング(仮説と検証の繰り返し)
パターン認識:
(コスト系)スケールカーブ・経験曲線・コストビヘイビア
(顧客系)セグメンテーション・スイッチングコスト・ロイヤリティ・ブランド
(構造系)V字カーブ・アドバンテージマトリクス・デコンストラクション
(競争パターン系)ファーストムーバーアドバンテージ・プリエンプティブアタック
(組織能力系)タイムベース競争・組織学習・ナレッジマネジメント
レンズ=拡散レンズ+フォーカスレンズ+ヒネリレンズ
拡散:ホワイトスペースを活用する・バリューチェーンを広げる・進化論で考える
フォーカス:ユーザーになりきる・テコを効かせる・ツボを押える
ヒネリ:逆バリする・特異点を探す・アナロジーで考える
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ロジシンどちらかというと問題解決のための基礎スキルだが、本書では『戦略』により焦点を絞って説明してくれている。わかるができるかどうかは。。
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・実践的な本ではあるが、内容が分かりにくい感があり。
・理論は実践の中でつかってこそ意味がある。
・発想の転換、転換を促す仕組みをどのように作っていくのか?
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ボスコンの現在の代表が書いた本で、「戦略の定石」は大切だがそれだけでは勝てる戦略はつくれない、というのがテーマ。
1.ユニークな戦略=定石+インサイト
2.インサイト=スピード+レンズ(モノの見方)
3.スピード=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング(仮説の検証、進化)
4.レンズ=拡散レンズ+フォーカスレンズ+ヒネリレンズ
ネーミングがおじさんぽかったり、特に公式4は意味があまり分からなかったりはしたが、
*戦略をパターンとして認識し、コンセプトワードで理解する。
*仮説の検証、進化は人を動かすために必要。理解してもらえる形にまで進化させる。
という点は非常に勉強になった。全体的な構成もシンプルにできていて、頭にすんなり入ってくる内容。
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WBSでおなじみの御立さんの本。戦略コンサルな方なので、こういう本は本業中の本業なんですが、脳を鍛えるというフレーズが当時は珍しかったと思います。考え方(思考法)という観点でのまとめなので、理屈はわかります。もちろん実践する中で鍛えるのは当たり前ですが、必要です。
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戦略論の定石を学んだだけでは、実際のビジネスには役に立たない。そこから新しい競争力を生み出すためにはプラスアルファの力が必要である。本書ではこれを「インサイト」と呼び、どうすればその能力が身につくのかを解説している。ボスコン日本代表・御立氏の著書。
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本書は、BCGのヴァイス・プレジデントである著者が
インサイトとはなんたるかについて説いている内容になっています。
一章では、インサイトについて
二章では、思考のスピードを上げる方法
三章では、発想力を身に付ける方法
四章では、例題に沿ってインサイトを生み出す頭の使い方の追体験
五章では、チームで取り組む事の重要性
です。
特に、二章と三章は非常に有益な情報であったと思います。
スピードを上げることで、競合他社を出し抜いたり、アイデアを人よりも
早く発案しさらに精度の高いものに仕上げたり、スピードを上げる事で
得られる効用は極めて大きいと思います。
そして、スピードを上げるためには「フレームワーク」をいくつも覚えて
すぐに使えるようにしておくこと。これに尽きるそうです。
次に、発想力の付け方は、簡潔にまとめられていて良かったですね。
要は視点を変えて、色々な角度で物事をみようって事が大半だと思います。
もちろんそれ以外でも、著者ならではのレンズも記載されていますので、
その点もおもしろかったです。
これは、色々なフレームワークも載っているし、脳の使い方を追体験できる
内容にもなっているので、一読しておいて間違いないでしょう。
さらには、再読も必須ですね。個人的には。
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さてさて、御立さんというボストンコンサルティンググループという
コンサルティングファームの日本代表の方の本を読みました。
戦略=定石+インサイト
らしく、このプラスアルファにあたるインサイトを
いかに出すかということについて書いてあります。
内容としては非常に面白い。
多くの本をレファレンスとして紹介してくれているので
そちらまで手を出していこうと思っています。
すごく良いなと思ったところは
会社について書いてあって、「多様性」を大切にしている
と書いてありました。
会社の説明会等を見ていると「多様性」はどこでも
大切にしているような印象を受けますが
ここはInsightを出すために真剣に多様性を追求しているのだなと
考えさせられました。
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戦略を考案する上で非常に参考になった。
単純明快な定義が良い。
ユニークな戦略
=定石+インサイト
=戦略論+(スピード+レンズ)
=戦略論+{(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング+(拡散レンズ+フォーカスレンズ+ヒネリレンズ)}
ハードの定着(フレームワークの使い込み)と、ソフトの充実(日頃の情報収集)が必要だと感じた。
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○「戦略」についての定義
・戦略とは「ありたい姿」マイナス「現状」である。
公式1 ユニークな戦略=定石+インサイト(実行できるプラスアルファの能力)
公式2 インサイト=スピード+レンズ
・インサイトを身に着ける→戦略脳を鍛える→戦略論の知識を学んだ後はひたすら実践することでしかインサイトを体得できない。
・体得するために覚えなければならない内容は個人によってそれぞれ違う。自分が苦手とする部分を克服するためのコツを覚えることが早道
・思考のスピードをアップさせる3つの要素
公式3 スピード=(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング
コスト系
顧客系
構造系
競争パターン
組織能力
スケールカーブ
セグメンテーション
V字カーブ
ファースト・ムーバー・アドバンテージ
タイムベース競争
エクスペリアンス・カーブ(経験曲線)
スイッチングコスト
アドバンテージ・マトリクス
プリエンプティブ・アタック
組織学習
コストビヘイビア
固定費・変動費
スケール/スコープ
ロイヤリティ
デコンストラクション
ナレッジ・マネジメント
ブランド
○戦略論のさまざまなコンセプトを鳥瞰するのに適した書籍
・「戦略市場経営」(デービット・A・アーカー著/ダイヤモンド社)
・「BGC戦略コンセプト」(水越豊著/ダイヤモンド社)
・「企業参謀」(大前研一著/プレジデント社)
・戦略論の二大潮流であるポジショニング論とリソース・ケイパビリティ論を深く学ぶための書籍
・「競争の戦略」「競争優位の戦略」(マイケル・E・ポーター著/ダイヤモンド社)
・「新・経営戦略の論理:見えざる資産のダイナミズム」(伊丹敬之著/日本経済新聞社)
・「知識創造企業」(野中郁次郎、竹内弘高著/東洋経済新報社)
・「タイムベース競争戦略」(ジョージ・ストーク・ジュニア/ダイヤモンド社)
・「ネット資本主義の企業戦略」(フィリップ・エバンス、トーマス・S・ウースター著/ダイヤモンド社)
・現場、すなわち観察事実とコンセプト(仮説)をいったりきたりすることを、自分に強いる。このクセをつけることがユニークかつ筋の良い戦略をつくる能力につながっていくのだ。
・自分が思考している最中に「今はイメージで考えている」と意識したり、意図的に右脳と左脳を上手に行ったりきたりすることが大切であり、意図的に訓練することで、いろんな発想を生み出すという能力が高まる。
・思考のプロセスをチェックする→クイズのポイントは解けたか、解けなかったかではなく、どの順番で何を考え、この答えに行き着いたかといったシンキング・プロセスを明らかにすること。→頭の使い方に意外なほどクセがある。
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担当:Hirakawa
対象レベル:初級
内容:
第1章 インサイトが戦略に命を吹き込む(「ユニークさ」が勝てる戦略のカギ 戦略論プラスアルファを生み出す技=インサイト)
第2章 思考の「スピード」を上げる(論理的思考の積み上げは時間がかかる スピードは「(パターン認識+グラフ発想)×シャドウボクシング」 ほか)
第3章 三種類のレンズで発想力を身につける(三種類のレンズで事象を見る 視野を広げる“拡散”レンズ ほか)
第4章 インサイトを生み出す「頭の使い方」を体験する(インサイトを構成する要素 インサイトを生み出す「頭の使い方」)
第5章 チーム力でインサイトを生み出す(異質の人材を組み合わせる クリエイティビティを刺激する「雰囲気」と「ルール」)
本書では、中心となる「インサイト」という考え方を 最初の章で要約している。その上で、2章で現状把握をすばやく行うための各種フレームワークの効果的な使い方を説明している。3章では現状把握をできた事象に対し、どのような「切り口」で考えると「インサイト」が得られるのかが説明があり、4章では「インサイト」が得られる頭の使い方最後の章ではチームで「インサイト」を生み出す方法を説明している。
以前勝間氏の本のレビューでも記述したが私はフレームワークや定石を学んでおくことが非常に大切であると思っている。そのため一流のコンサルタントの頭の中身・考え方を例題や具体例を通して学べる本書は大変価値のあると思っている。
ロジカルシンキングがもてはやされており「戦略とは論理構築の積み重ね」だと考えている人が多いが、著者の言うように「右脳(イメージ)と左脳のキャッチボールの繰り返し」で、戦略を作っていくというのが現実でそれを実感できる内容であった。
一方で本書を読むために基本的な知識など必要がない、または巷には同種の本があふれている(内容の良し悪しは別にして)ため「またこの類の本か・・・」と思ってしまうことも現実として起こりうるので★×4とした。
個人的には名著だと思うが対象レベルは学生や新人のビジネスマンであり、ビジネスの基本を身につけている人にはあまり必要ないかもしれない。
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自分が尊敬する御立さんが戦略を考える上で必要な「考え方」を示した本。
どんなにすばらしい経営戦略を学んでいても、それをそのまま次の案件に活かせるわけではない。
状況は常に変化し続けており、具体的な戦略をただ知識として覚えただけでは意味がない。肝要なのは、今まで吸収した知識をコンセプトレベルまで落とし込み、それを自分の中で定着させているかどうか。
そのようにして培われたナレッジと、問題を把握しスピーディーに処理する力、そして常に多様な物事の見方を組み合わせる。
それができたときに本当の有効な戦略が生み出されるのである。
実際の社会実務経験がない自分にとってはいささか抽象的に感じるところがあり、理解できないところもあったが、戦略コンサルタントを目指すとはこういうことであるのだということを少しは感じ取れた。
現時点ではまだ完全に解釈できたわけではないが、再読する価値のある本であると思う。
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コンサルタントらしい思考と発想はとても参考になった。
内容も実践的で、学者の書いた学術的・理論中心の書に比べ読みがいもある。
パターン認識のコンセプトワード15種は、頭の中に叩き込み、思考スピードを早めていきたいと思った。
戦略についても、実戦で使える具体性のある内容が多く、今後に活かしたい。