紙の本
愛すべき自伝的青春文学
2022/11/01 03:19
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
マイナーな音楽に熱中して、クラスメートを「俗物」とバカにする主人公がイタイです。ほのかな恋心を寄せていた美甘子が、着実に夢を叶えていくのもほろ苦いですね。
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最終刊です。ここまでくるまで11年!おい!笑
最終的に賢三とその仲間達はバンドを組む。なんにも音楽の知識がないから只がむしゃらに走る走る走る!方や美香子は国民的な指示をも得る女優にまで成長していた。
この本のみどころはなぁ・・・・。途中で美香子と映画で共演するアイドルの男の子が出てくるのだけど、結局美香子は彼に惚れていく、始めて『恋』をするんです。そしてその告白をきちんとするのが彼の家。ベランダだっけか。それを賢三がなんかしらないけれどフィルムにおさめるのですよ。ショートフィルムのごとく。筋肉少女帯の曲で『リテイク』という曲がありますけどそのままです。
最後は賢三のバンドがライブをする・・・そして!!!ってところで終わってしまうんです。これ。こっちが悶々してしまうじゃない!という終り方!そこは頂けない!だから★3つで。おまけで3つです。断然チョコがおもしろいです。苦笑
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10年の歳月をかけてグミチョコレートパイン、ここに完結!「チョコ編」を読み終わったときは「この物語まとまるのか?」と思っていたのだが、後ろから不意にジャーマンを食らったような力技のラストが待っておりました。オーケン兄貴、おつかれさまでした。 80年代テイストたっぷりの「青春学園ラブストーリー(死語)」です。
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この作品は完結編ということで、作者が前作「チョコ編」で公約した「登場人物を皆幸せにする」という部分においては申し分の無い出来になっている。ただ、この作品が始まってから11年の歳月が流れ完結したため、作者自身の自伝的な小説という意味合いは薄れ、完全なフィクションになっている。また、その間に作者の文章力も少々上がりそれなりに読めるものに仕上がっている。3部作の完結編としてはそれなりに納得のいく作品。ただ、自伝的意味合いを失ったことで単なる娯楽小説になった感はあるが・・・
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グミチョコ三部作完結編!
いや〜、3冊もあってそれなりの長さなのに、あっというまに終わっちゃう!
パイン編では、登場人物たちそれぞれの進む道が示される☆☆最高っ。
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そしてこれが10年後に出た完結編。
すっごい苦悩に満ち溢れてます。
自信のなさと相反する自己。みたいな。
で、結果的に自己嫌悪にさいなまれてボロボロになって、立ち直るまでの話。
うん。青春。
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ここまで主人公がカスの小説は他に無いだろうけど、この主人公が生きる世界は素敵だ。待望のシリーズ最終章。前回のチョコ編の絶望的なラストシーンからよく繋がったとも思う。
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初編「グミ編」から10年・・・やっと発刊された最終編。 正直、拍子抜けな結末でした。年月の流れと、自分が歳を取ったからこそ、それなりの納得を感じましたが。 当時のままの自分が読んだら、破り捨てたかもしれん(笑
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チョコ編からぐーんと時間が空いて、やっと出されたパイン編。正直、僕はあまり楽しく読みおえることができなかった。それは自分自身が歳を取ったっていうことなのかな、とも思う。もちろん、最高だったけれど。美甘子が嫌いになっちゃいます。
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大槻ケンヂさんの自伝的小説。パイン編が出るのを心待ちにして何年か・・
気がついたら出ていました。購入後没頭して読みました。途中からどこへ向かうのかわからなくなってきていましたが、最後は良かったです。大槻ケンヂさんっぽいです。
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青春大河巨編完結。
ついに完結。それぞれがそれぞれの思いのもと歩き出す。
じーさんサイコー。
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「おれたちはだめじゃね〜」
結末はちょっと強引な気もしました.
けど,途中のじ〜さんとの修行の会話はよかった.ちょっとメモ
「人生を苦しくしてるのはなにかわかるか?」
「執着じゃよ」
ってことで★四つ
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何だかわかんないけれど、読み終えたら達成感があったのだ。今のこの時期、この本に出合えてよかったと思う。
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三部作の完結編。高校生のバイブルだ。この本に出会えて、完結編までケンゾー達を見守れて、本当によかった。
高校の国語教材になればいいのに。
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10月8日読了。大槻ケンヂの著作を読み漁った時期があり、そのときに「グミ編」「チョコレート編」を読みこの本を待ち望んでいましたが、いつの間にか出ていたんだな。広げるだけ妄想の大風呂敷を畳まねばならない完結編、作るのには苦しんだろうけどすっきりとしたエンディング。すっきりしすぎていて前2作ほどの共感を得られない面はあるが、ここまでの作品を作ってくれたらもう言うことはないや。しかし、大槻ケンヂの創作意欲の源泉は、彼の青春時代、映画、ロック、そして憧れの女の子。それしかないのだな。これは褒め言葉だが。