サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

夢幻戦記 13 総司紅蓮城 上 みんなのレビュー

新書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本

ようやく新撰組になりました

2005/03/09 22:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る

 もともと栗本薫は饒舌であった。この『夢幻戦記』にかぎらず、あの『グイン・サーガ』のような長編やシリーズものだけでなく、短編にしても、これでもかこれでもかと描かれている登場人物たちに、ある種の心地よさを感じて読み続けてきたものだった。もしこの饒舌さがなければ、この新撰組の物語はとっくに池田屋事件も過ぎて、大政奉還へ向かっていただろう。
 そう、それでもこの第13巻で試衛館一派は新撰組になったし、その直前に禁門の変に出動もした。そして、巻末では芹沢鴨暗殺もあった。これだけエピソードが盛り沢山というのは、この数巻のうちではなかったことだ。物語がずいぶん動いた、という感じだ。
 それなのに、この物語の主人公のはずの沖田総司は相変わらず煩悶しているひ弱な若者を続けている。この巻最後でも「うつつも転生も前世も、すべてが夢なんだとしたら…本当のうつつなどというものは、存在するんだろうか?」なんて考えている。しかし、これがきっとこの物語の要なのだろうなあ。
 当初は、幕末と異次元とを駆け巡る妖怪や夢魔たちの物語かと思っていたけれども、この頃は幕末に視点が据えられていて、ますます沖田総司の内宇宙を語っているようにみえてきた。異世界を巡るファンタジーではなく、アイデンティティを探すファンタジーだったのかもしれない。
 それにしても、13巻まできてようやく新撰組になったばかりだ。これからどれだけ続いていくのだろう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。