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長い詩を読んでいる気分。
「パルプ」がおもしろくて、だからブコウスキーが好きだった作家ということでセリーヌに挑戦してみましたが…わたしにはまだ早かったようです。
途中までしか読めなかった…アフリカでの熱波の日々まで。
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フランス20世紀の作家・セリーヌの手になる長編。第一次世界大戦に出征した青年バルダミュは世界中を飛び回り、この世の闇を目の当たりにして失望するが…。挑戦者募集中。
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今まで読んできた小説の中で最も衝撃を受けた作品かもしれない。強烈な言葉の数々に圧倒された。
人間と人生に対する呪詛がそのまま文学になったような作品。作中の以下の文章がこの作品の方向性を端的に表している。「完全な敗北とは要するに忘れ去ること、とりわけ自分をくたばらせたものを忘れ去ること、人間どもがどこまでも意地悪か最後まで気づかずにあの世へ去っちまうことだ。・・・何もかも逐一報告することだ。人間どもの中に見つけ出した悪辣極まる一面を、でなくちゃ死んでも死に切れるものじゃない。」
人間の所業の汚さ、残酷さ、愚かさ、無知、搾取、生活の苦しみ、やりきれなさ、怠惰、退屈。これらすべてを人間・人生の真実として余すことなく暴き立てている。あまりにも強烈な言葉の劇薬。言葉で脳をぶん殴られる。