紙の本
竜馬暗殺
2020/11/03 20:01
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投稿者：earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
坂本龍馬にそれほど興味がなかったのですが、意外にも説得力があって楽しめました。殺人事件の方はいつも通りな感じですが、沙織がいると楽しいです。
紙の本
黒幕は誰だ！？
2004/01/16 18:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：徹志 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「誰が坂本竜馬を殺したのか？」というのは、日本史に興味のある人なら誰しもが抱く疑問である。その日本史上最大級の謎を取り上げているのが、本書『QED 龍馬暗殺』だ。刀の鞘と下駄という決定的な物的証拠や、人の密集する京都市街での暗殺という、犯人にとっては恐ろしく不利な条件が揃っているにも拘わらず、いまだ真相は解明されていない。決定的な目撃情報も証言も残っていないのだ。その難攻不落の問題に対して、『QED』シリーズお馴染みの桑原崇が、豊富な知識を駆使して卓抜な推理を展開する。
薬科学会に出席するため、高知に向かった棚旗奈々とその妹・沙織。学会で再会した大学の後輩・全家美鳥に、彼女の実家がある蝶ヶ谷村に招待される。だが、棚旗姉妹は、途中合流した桑原崇共々、暴風雨による土砂崩れにより、村に閉じ込められてしまう。美鳥の実家で一晩を過ごす事になり、退屈しのぎに崇が竜馬暗殺についての講釈を始める。
ところがそんな折、村人が次々と殺される怪事件が起こった。さらに、美鳥の告白により、竜馬暗殺犯を示唆する‘密書’の書き写しが村の神社にある事が明らかになる。竜馬暗殺と、村を襲った怪奇殺人事件。絡み合う二つの謎に対して、崇は、持ち前の博覧強記ぶりを発揮して真相を解明していく。
竜馬暗殺に関して、崇が特定した犯人は、可能性のある見解のひとつと言われている。ただ、その意見は多少強引だと言われているのだが、膨大な文献を引用して展開される崇の推理は、とても興味深い。きっちりと整合性がとれていて、破綻がないのだ。私自身も、竜馬暗殺犯についていろいろと考えをめぐらせた事はあるが、こんなにスマートな解答など、到底得られなかった。この事件に関して、フーダニット、ホワイダニット共に、これ程見事に解き明かした推理もなかなかない。
惜しむらくは、現代人の崇が過去を検証する形のため説明的過ぎる点と、村で起こった殺人事件とリンクさせようという試みがやや消化不良だという点だろうか。ただ、その点を差し引いても一読の価値はある。
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全体的に何か物足りない。このシリーズは歴史上の謎と現実の事件の関連性がひとつの鍵になることが多いのだが。今回はその点が弱い。「龍馬暗殺」については。この辺りの時代は主だった人しか知らないので。登場する多くの人名にはピンと来ない。
黒幕を指摘する証拠についても。……そのくらい、今までに誰か気付かなかったのだろうか、という疑問が。
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本書は「QEDシリーズ」の第７弾にあたります。私はまだ他３冊しか読んでいませんが、ストーリー的にも本書が今のところ１番好きですね〜。どういうわけか、私、あまり幕末に魅力を感じない人なんです。なので新撰組がどっちで坂本龍馬はどっちでとか全然知らないんですよね〜。お恥ずかしい・・・ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ。でも、本書を読んでちょっと興味を覚えました。考えてみると幕末なくして、現代日本はあり得なかったわけで・・と考えるとやっぱり坂本龍馬は偉大だったんでしょうね。その龍馬暗殺！ということで黒幕がタタル君によって暴かれようとしているんです。幕末の史実も上手に説明されていますし、高田氏説ってホンマもんなんじゃないかと本当に思いますよん。う・・・こりゃ〜やっぱり他の読んでいないシリーズも読まなくちゃ。タタル君と奈々ちゃんの恋の行方は遠いし〜。（笑）
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幕末や、龍馬について詳しく知るにはよいのではないかと･･･。
しかし、あの殺人事件と龍馬を絡める意味がいまいちよくわからなかった。
龍馬の話も殺人事件もそれなりに面白かったけど、
一緒にしてある意味が、読み取れなかった。
ちょっと難しすぎるかもしれない。
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ストーリ的には、いつもの展開とまったく変わりないです。龍馬についてぜんぜん知らなかったので、歴史の勉強になったかな。かといって身に付いてないですけど（苦笑）龍馬好きは一度読んでみたら、また新たな解釈がされています。
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殺人が起ころうが、そっちのトリックや動機よりも、その時に関係していた歴史の謎を解くほうが重要視されている歴史ミステリー（笑）
薬剤師の主人公・奈々と彼女の大学時代からの先輩でタタルというあだ名を持つ薬剤師のくせにやたらめったら歴史に詳しい桑原崇のシリーズ。
ええと、何作目だったかな。
今までのシリーズに比べて、面白みが減ったような印象を受けました。
テンポというか、ノリというか。全体的に龍馬関係の説明が多かったからかなあ。
今回はちょっと奈々の出番が少なかったからかもしれません。
あと、登場人物が多いわりには、その必要性が感じられなかった気も……。
ちょっと物足りなかったです。
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ＱＥＤシリーズ、竜馬編〜！！
相も変わらずな、高田氏の文章力というか資料と思考力？が凄いな〜と思います。
坂本竜馬はあんまし、興味なかったですが高知の魅力が十分伝わる１冊。
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久々のＱＥＤシリーズ。
このシリーズ本当に大好きです。いつもながら一回では理解に至りません。ＱＥＤは何度も読んで理解していくものと私は思ってます。しかし今回はいつもにまして語ってます。さすがにタタルさん、これは語りすぎでしょう。
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７冊目（？）のＱＥＤ。高知旅行編。
タイトルの割には竜馬は殆ど出てこなかったりするそんなオチ具合。
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今度は幕末、かの有名な坂本龍馬暗殺についての謎を解き明かします。ついでに（こっちがついでか！）本格で言う「嵐の山荘」的な事件の謎も。今回はほんとにメインは龍馬の方だったなー。初登場の奈々の妹まででてきて、とにかく幕末について語り合います。
まーとにかく幕末は出てくる人の名前が多すぎ。覚えられないって。あまりに歴史上の人物の名前が多くて、話がこんがらがってしまった。もの覚えの悪い私の頭が悲しい…。
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「幻の中に住む人間に、それが幻だとどうやって分からせる？ それは無理な話だし、その必要もないというものじゃ。黒船でもやって来ない限りはの」
(P.243)
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QEDシリーズ第七弾。龍馬暗殺謎に迫る。
毎回のどんでん返しは変らないが、より地に足が付いている印象を受けた本作。タタルさんと奈々さんの微妙な関係も良い。
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趣味が寺社巡りの謎の薬剤師（漢方）が主人公の推理物。
膨大な量の薀蓄に裏打ちされた推理は見事の一言。
（いつもついていくのに必死）
竜馬暗殺の真実は・・・
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このシリーズを読むと日本が詳しくなれて嬉しいよね。今回は龍馬。こんな裏があったんだ〜と毎回うんうんとうなずいたりうなったり。殺人事件が「軽く」みられてしまうのもなんとなくおかしい。
