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夢か現か、不思議な世界に迷い込んでしまった読者を最後まで逃がしません。この不思議で幻想的な世界に酔ってください。
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この独特の文体がいい。
異世界との交流もこんなふうだったらいいね。
今の世の中にはありえないのかもなあ・・・。
船に乗って現れる同級生もいいキャラだけど、隣のおかみさんが結構好き。
五郎(わんこ)も素晴らしい個性持っているしね。
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鬼籍に入ったはずの人物が当たり前に訪ねてくる。庭のサルスベリは文章を読み聞かせる喜ぶ。河童が出る。犬が仲裁をする。
人ならざる者が当たり前に存在する、懐かしくも、どこか哀しい気配の漂う物語です。(2005.05.26読了)
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2005/1読了。すっかりゴローファン!
おかみさんもいいな
なつかしいよなさみしいよな
少し複雑な気持ちがします。
この趣
満員電車の中でも、ふしぎと心落ち着く静謐なかんじ。
描かれているその様子を想像するのがとても楽しい。
お話としては、『からくりからくさ』に軍配があがるけど
こっちは、そーいう順序めいたものとは無縁なところで
のほほんと、でも毅然としてそこに在るよな存在になりそうです。
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今ほど文明が発展していなくて、人と桜鬼等、妖怪?と呼べるもの達が共存できた時代。
そして四季折々の花々をめぐる短編を通して描かれる日本の風土、自然とのふれあい。
現代は、物にあふれ便利な生活ができる反面、時間に追われ何となく精神的に余裕が感じられない時代のように感じます。物質的豊かさと精神的豊かさどちらが幸せなのかと考えさせられました。
あちら側の世界へ渡ってしまった友人と、こちらの世界に留まることを選んだ主人公。
わたしも、あの時、実家の農家を継ぐことを選んでいたら・・。
結局、私たちは今ある現実と向き合っていかなければならないのだとも感じました。
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梨木さんのお話は本当に大好きですv何気なく周りに不思議なものが散らばってる感じが堪らないです。文章もすごく綺麗だと思います。
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亡くなった友の親から、家の管理を頼まれた主人公の物語。
主人公の些細な日常を不思議な雰囲気をかもしながら綴っている。
最後まで不思議な雰囲気を味わうことが出来る作品。
主人公と共に見たり体験した気分になる。不思議な事件も、またそれはそれでアリだと妙に納得してしまう雰囲気をもっている。
「村田エフェンディ滞土録」とのリンクも見所。
(05,10/30)
再読。
久々に読んで、日々の描写がとても心地よくて梨木ワールドに浸ってました。
(06,5/21)
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サルスベリ、都わすれ、ヒツジグサ
様々な植物達と「私」の対話。
ありえないようなことが起きているのですがそれにも自然に流され受け入れていく「私」
静かなところでじっくり読みたい一冊です
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これは、つい百年前の物語。庭・池・電燈つき二階屋と、文明の進歩とやらに棹さしかねてる「私」と、狐狸竹の花仔竜小鬼桜鬼人魚等等、四季折々の天地自然の「気」たちとの、のびやかな交歓の記録。
「村田エフェンディ滞土録」と関連するお話しです。
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いろんな種類の木や花がいっぱい出て来る。
薄気味悪いとことか、ゆったりしているとことか、川上弘美世界に通じている。
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読みました150ページぐらいやから一日で楽々よめましたね。
内容は主人公の亡き友達の祖父が違う家に引っ越すからその家にすんで管理してくれといわれひっこしてきて河童やら子鬼やらに出会う日常を描くっていう感じ
一つの話につき4.5ページぐらいなんですけど、なんか難しい。
漢字も難しいww
時代背景もみえにくい、俺に知識がないからかもしれんけど、いつやねんってなるw
でも、なんか難しいけどおもしろかったです。
話がすーっと入ってくるからかもしれんけどね。
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静かに変わり行く日常と、そしてちょっとだけ不思議な出来事の数々。そしてゆっくりと移ろい行く春夏秋冬。
秋の夜長にのんびり読みたい。
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一年に何度かは読み返したくなる本。通して読んだ後は、好きなところを気まぐれに読む。綿貫と高堂の関係がとても心地良い。
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亡くなった親友の家へ、管理人として住み込んだ小説家の日常。庭のサルスベリに惚れられたり、亡くなったはずの親友が訪ねてきたり、身近な怪異(物の怪)がつづられていきます。明治か大正あたりののんびりとした雰囲気が作中にただよっています。短編集なので寝る前に、気に入ったところをぽつぽつと読んでいます。
文庫本もでました!
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蟲師(講談社コミック)とか陰陽師(夢枕漠著)とか妖怪奇譚もの(退治ものじゃないんだよ)が好きな人(まさに私)にはおススメ。癒される。/売れない作家である綿抜が亡くなった親友の実家の家守を引き受けたところから事は始まる。季節が静かに移りゆく中で、日々起きた不思議な出来事や「あちら」側からやってくる高堂との交流などを綴った追録集という形式の小話集。 「貝母」と「ススキ」「葡萄」が好き。