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売れない作家、綿貫は死んだ友人、高堂の家の守を頼まれる。そこで彼は死んだ高堂と再会し、人では無いモノに出会う淡々とした日常が始まり…
好きです、こういった雰囲気。ゴローが大好きです。
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つい百年前のお話。大正時代くらいが舞台で、出てくるわ出てくるわ異形のもの達(笑)
狸は勿論、鬼や龍や人魚...そして、何故かそれらに詳しいお隣のおばさん!! 庭のサルスベリに恋をされたりと、死んだ友人の家守をすることになった綿貫の身に起きることは思わず笑ってしまうことも、切なくなることも。それを受け止めている綿貫や、周りの人に昔の日本を感じました。
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不思議が日常の中にすんなりと受け入れられていて、素敵。淡々とした空気とあたたかさ。ひきこまれました。
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不思議な魅力を持った連作掌編集。 学生時代に亡くなった親友の実家の家守をする主人公を取り巻く、ほんの百年前の少し不可思議な物語。
梨木香歩らしい、四季折々の自然との調和が描かれている。自然と幻想を決して切り離さずに捉えて感じてしまう内容です。すぐに他人に影響されてしまう自分としては、自然の中に住むのも良いなぁ、と思えてしまう(虫嫌いなのに)。庭付きの縁側というのに憧れを感じてしまうのはDNAの所為でしょうか。
この物語の主人公のイメージが京極夏彦の『京極堂シリーズ』の関口巽になってしまうのは、職業が売れない小説家という共通点があるからだろうか。性格も何処となく似ているように思えてしまう。では亡くなった学友、高堂こそが京極堂か。
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この物語と『からくりからくさ』に出てくる植物がどんなだか知りたくて、『花おりおり』という本を買ってしまった。
各話が、単にオチがついて終わり、ではなくて余韻を残すようなところが好き。
夭逝した友人、高堂のいるこの世ならぬ場所から、いつも微かに冷たい風が吹いているようで、雲の切れ目から見える空のようにそちらの世界が垣間見える。最後の結びが優しい。全体に「縹渺」という言葉がぴったりな気がする。
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亡き親友の居た家に暮らすことになった文士さんのお話。四季の移ろいの中で河童は出るわ人魚は出るわサルスベリに惚れられるわ・・・でも全てが当たり前のように話は進み、温かい気持ちで読めます★死んでからもたずねてくる高遠がいい感じです!
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魔書だと思います。読んでいると作品の冷たい媚びのない文章に水分を抜き取られるようです。
変な話。水。
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のんびりとして美しい世界観。
夜寝る前に。
NHKラジオの朗読で知ったけど、
それがいい感じでした。
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梨木作品に出てくる家には、「住む」より「棲む」という表現がしっくり来ると思います。その真骨頂がこの作品かと。
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美しい話です。不可思議に対し、たおやかな昔の良さを感じます。本の世界が煌いている、そんな感じでしょうか。
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不思議なお話の詰まった作品。綺麗な表現があちらこちらに散りばめられていて引き込まれる。ただ、話によっては読みにくい部分もあったり、、、。
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購入予定メモ。梨木香歩が書く文章の独特の肌触りが好き。彼女の作品のうち特に評価の高いこの本は是非とも読んでおきたいと思う。
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梨木さんの作品の中でも好きな一作。「盛り上がる」事は無いけど、興味を引いてどんどん読んでしまうのがフシギ。世界観もちょっとフシギ。日本の美しさを改めて認識できる言葉使いに脱帽。
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死んだはずの親友がごく普通に現れたり木に惚れられたり。読了後は、日本に生まれてきて良かったなぁと思えるような、ほんとうに穏やかで優しい話です。
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日本の情緒満載。日本ならではのよさを満喫できる。自然の中で深呼吸したくなる。日本ていいなと思わされる。