紙の本
空気の層が見える感じ
2004/03/18 12:25
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投稿者:オクヤマメグミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直「回転銀河」1巻を読んだ時は、あまり響かなかったのだった。今までの海野つなみの作品と比べて、シリアス度が高い感じがしたし、内容もちょっとタブーっぽい色が濃かったからだ。 でも好きな作家だし、2巻が出たので手に取った。 人間関係を銀河に浮かぶ星々に例えている。色々な星があって、それぞれ配置も動きも違う。近づいたり離れたり。そういう思惑があるからこそ、物語の流れが独特で、漫画じゃないみたいだった。映画を観ているような。クスリと笑える場面も確かにあるのだけど、その中に張り詰めた冷たい部分もあり…上手く表現できないけれど、それぞれの層が重なり合ってこの作品が出来上がっている感じがした。
登場人物は高校生。現在の自分がそのまま感情移入するのは難しいけれど、当時の心の動きを思い出すには充分の出来。表紙の神秘的な星空も手伝って、お気に入りの一冊になりそうだ。
電子書籍
おもしろかった
2017/01/18 20:15
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投稿者:まなきち - この投稿者のレビュー一覧を見る
一巻のときの姉弟が出てこなかったので、ちょっと残念でした。
不登校だったクラスメートの小宮山君との3日間の恋の話がよかったです。
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デビュー当時から好きな作家の一人。今までもオムニバスストーリーを描いていたけど、この作品はまるで「糸が結ぶこと、解けること、切れること」を心に例えてるようで、もどかしくせつない。
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1巻がいきなりの禁断テーマだったせいもあるのでしょうか、今回は割りとフツーな恋になっています。
まぁ空を見上げてみるとそうですけど、その星全てが特別と言う訳でもなく、何も特徴もないものもあるでしょう。
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そこはかとなく、宮沢賢治とか長野まゆみ系の匂いのするタイトルと表紙のイラストに惹かれて買ったんだけど、そこまで理科少年的なものではなく、でもやっぱりそういう琴線に触れるところもちょこちょこと。
谷川俊太郎の詩が引用されてたりとか。
でもコミカルなギャグなんかもあり。(「不良」のイメージ?のところで、ちっちゃくリーゼントの6人組のシルエットが描かれてたりして、お!?と思ったり。笑)
とある学校を舞台にした、いろんな形の愛のお話が、主人公が変わりつつ繰り広げられ、でも舞台が同じと言うか、世界はつながってるのでさっきの話で脇役だったキャラが次の回で主人公になってたり、その逆も然り。
(その点でちょっと紺野キタの「ひみつの階段」シリーズとかにも雰囲気が似てるかも?)
オムニバス形式でどの回もそれぞれいいんだけど、今のところ一番好きなのは、一回も学校に来たことがなかった男の子と、同じクラスの女の子がふとしたきっかけで出会って・・・というお話かな。
でもまだ続いているみたいなので、これからにも期待v
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みんなみんなみんな愛しくてたまらないのだけれど、2巻の表紙のメンバーは別格で愛してる。学校を離れて随分と経つ私でも、分かる分かるとひきこまれてしまう力はすごい。
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一巻よりぐっと面白くなって少女漫画要素もふえてます。「本当はずっと君のこと見てたんだ」そして「美しい顔の残酷な先輩」すげえなー。次も楽しみ。
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優しくて、切なくて、読んでいていいなぁと思うストーリー。銀河鉄道がとくによかった。それから黒騎士が好き。
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オムニバス二冊目。清明のクラスメート。美少年ルックスから女子下級生に王子として祭られる須磨と須磨に想いを寄せる親友恭子。恭子に片思いする守口、須磨と付かず離れず微妙な関係の池上のその後など。この話限り登場キャラによる「銀河鉄道」がお気に入り。
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切なさと甘さが絶妙で、甘いだけでは終わらない一品。男女恋愛に関わらず、色々な愛の形を見せてくれます。
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海野せんせいの短編集第二巻。ちょっとずつ話が接点ある…オムニバスというのか?中身は「うふふ!」なのと「い、いまいちだ!」の2種類(笑)キラキラというよりピカピカしてて清潔なやわらかいにおいがする。双子兄×手芸部はうふふ、バスケ部はイマイチ…黒騎士←王子様(女)とか見たかった…(それは無理だ)