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「坂の上の雲」読んでませんし、日露戦争に詳しくもありません。
でも結構目からウロコがぽろぽろ落ちました。
「日本は神の国だから…」の神の国発言。
元々は、この戦争から言われたようなんですけれど、その趣旨は思っていたものと全然違いました。
銃などの武器が、全員に行きわたるほど用意できなかったようなんですね。
なので、兵たちのモチベーションをさげないように口から出まかせというか…苦肉の策だったようです。
つまり、この発言をした人は、「神の国」だから負けるはずはないなんて微塵も思っていなかった。
ではなぜ武器を調達することができなかったのか。
まず武器の性能がどんどん良くなり、1分間に発射する弾丸数がとてつもなく増えてしまった。
それによって製造が追いつかなくなってしまう。
製造が追いつかない?
それは日本には原材料がなく、戦争によって輸入できなくなったから?
と思ったらさに非ず。
工場の生産ペースに追い付かない。日本の技術力では増産できない。
だから弾丸をヨーロッパの国々からかき集めて日露戦争に備えた、と。
あと戦闘中は相手にどれだけのダメージを与えたかはわからないので、どうしても攻め込みすぎてしまうものらしい。
それが自軍の被害拡大になることもある…というか、往々にしてなる。
実はとっくに勝負がついていた、と知るのはあとになってから。
戦争ってこういうことかって考えを新たにする部分も多く、勉強にはなったけど、いかんせん文章がなっていない。
助詞がいい加減。
主語がない文章が続く。
接続詞のタイミングとチョイスが意味不明。
これはもしかして暗号か!?っていうくらい文意が読み取れなくて、本当に苦労しました。
なけなしの自由になる時間で、なんでこれほど苦しまねばならないのか。
義務じゃないんだからもうやめたら…と心の声に唆されつつ読了。
ああ、辛かった。