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金融と審判の日 21世紀の穏やかな恐慌を生き延びるために みんなのレビュー
- ウィリアム・ボナー (著), アディソン・ウィギン (著), 鈴木 敏昭 (訳)
- 税込価格:3,080円(28pt)
- 出版社:パンローリング
- 発行年月:2004.6
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紙の本
教訓から伝授
2018/09/05 20:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
寒さも日毎に増す今日この頃に読書を楽しんでいます。実用的な知識が増える要素あり。受渡し、エコファンドやCIO、冷え込むなど分かりやすく書いてあって勉強になります。
紙の本
アメリカ大不況宣言!アメリカはこれから、日本の「失われた10年」を経験する!
2004/05/11 19:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パンローリング - この投稿者のレビュー一覧を見る
貯蓄と投資を行う国は成長・繁栄し、それを怠る国は衰退・滅亡する。これぞ、逆張り投資の神髄。アメリカは日本と同じ「穏やかな恐慌」の道をたどるのか?
日本では人口の老齢化と、記録ずくめの金融バブルへの構造的反動のせいで、10年以上にわたって「穏やかな恐慌」が続いている。独自の投資理論家ビル・ボナーとアディソン・ウィギンによれば、アメリカの経済状態は日本の状況を再現しつつある。
アメリカの沈滞が長引くにつれて、その原因、その今後、そして自分の投資を守るための手段に対する投資家の関心が高まってきている。本書には、最近の危なっかしい投資状況のなかで、読者が自分の投資の将来をとらえ直す手掛かりがあふれている。投資の全体的見取り図を描いた本書の内容は挑発的で新鮮である。本書はごく単純なひとつの前提から出発する。それは、投資にとっては——ほかの大半の投資書の言うこととは違って——生の経済データや新しい統計数字よりも、昔ながらの法則や比喩や経験のほうが大事だというものである。そして、それは歴史が証明していると言う。
比喩(とその背後にある基本原理)を重視する独創的なアプローチをとる本書は、過去の軍事・社会・政治の重大事件を取り上げて歴史のうねりを描き出す。そしてさらに歩を進めて、最近の経済不安に立ち向かうのに、そうした歴史の手本がおおいに有効であることを強調する。
地に足の着いた知恵と、心に染みとおる教訓に満ちた本書は、次のようなさまざまな問いに答えてくれる。
* なぜアマゾン・ドット・コムやシスコシステムズやグローバル・クロッシングなどへの幻想がはげ落ちて、「情報時代」の株式ブームが破綻したのか。
* どのようにして高支出・高借金の消費主義がアメリカ経済の「レバレッジ」の役目を果たしたのか。これからの10年に予想される「穏やかで、ゆっくりとした恐慌」で何が起きるのか。
* なぜ日本の「奇跡の経済」が突如として崩れさったのか。また、なぜ10年におよぶ金融刺激策によっても、それがよみがえらなかったのか。
* どのようにして南北戦争の——やほかの戦争の——戦費調達の必要性から中央銀行制度が生まれたのか。
* グリーンスパンFRB議長の足跡をどう受け止めるべきか。
* 18世紀初めに起きたジョン・ローのインド会社に対する投機熱は、どんな点でドット・コム株式への熱狂を先取りしているのか。
* なぜ財政政策よりも「西洋社会の老齢化」のほうが、将来の株価に大きな影響を与えそうなのか。
民主主義的な消費者資本主義の危険性と、金融史上の過去の失敗をえぐり出しながら、本書は、恐慌が過去の遺物になってしまったわけではないと警告を発する。だからこそ、本書のような本質をついた、視野の広い情報源を持つことが不可欠なのであり、それによって初めて、現在の苦境を切り抜けて、投資ポートフォリオの利益を回復することができるのだ。
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