紙の本
キャラが強いのが松岡作品の魅力!
2005/06/24 11:54
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
嵯峨、岬に続いて第3のカウンセラー!キタ━━(゜∀゜)━━!!!!
一の瀬恵理子!超コギャル系!!・・・?
千里眼における、岬美由紀の立場が一之瀬恵理子で、嵯峨俊哉が宇崎となるのだけど、もちろんキャラは全く違う。男勝りで、情熱的かつ大人の雰囲気!な岬に対して、渋谷系バリバリもろにギャルっちい恵理子。宇崎は慶応幼稚舎上がりの官庁勤めのおぼっちゃん。でも生真面目でお人よし。
ドキドキワクワクな展開は時間を忘れさせられた。でも、ふう、と読み終えたとき、どうも千里眼の酷似性を感じてしまう。単体での評価なら★x5でもいいかも。しかしこれを読んで気が付いた。この一連の作品、みなキャラが強い。これはすごく評価できる。美由紀も嵯峨も恵理子も宇崎も、一瞬で頭に顔が浮かぶ。ここに松岡作品の魅力の強さがあるように思われるな。
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また新しいカウンセラーの登場です!
ヒロインのイメージが仲良しの知人とダブることもあって、あっという間に引き込まれ、後半、「えっ!あとこれだけで終わっちゃうの?」と残りページの少なさに不安になりながら一気に読んじゃいました。
予想どおりの展開と言ってしまっては作者に失礼かもしれないけどハラハラしながらも(期待を裏切らない展開に)安心して読める面白い作品です。次回作(あるのかな?)が楽しみです。・・・Eクラスはどうやって出したの?ちょっと気になります。
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松岡ワールドにまた新しいヒロインが登場。ギャル系ファッションの臨床心理士、一ノ瀬恵梨香。
これまでのヒロインの相方が癖のあるベテラン刑事ばかりだったのに対して、本書では新米の内閣情報室調査官だったりするところも、著者の趣向を汲み取れます。
主人公の能力が人間離れしているところは、ヒロイン小説だからと目をつぶって読めば、絶妙のエンターテインメント小説です。
2005/9/22
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作家であり、臨床心理士でもある松岡圭祐が描くサイコサスペンス。メリハリの利いた作品。主人公がまた異色の作品。
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美由紀と違って戸惑いだらけの主人公です。
矢口っぽい描写がなんとも・・・な感じです。
男も若干頼りないし。
話的にはまぁ松岡さんなんで。
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<内容>
『催眠』『千里眼』に続く「第3のカウンセラー」登場!
新宿・歌舞伎町の雑居ビルで火災が発生。現場となった風俗店に勤める女性たちのPTSD予防のため現れたのは、派手なギャル系ファッションに身を包んだ臨床心理士だった。彼女の名は一ノ瀬恵梨香。その驚異の能力に、内閣情報調査室の宇崎俊一は閃きを感じ、手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて謎めいた彼女の内面が明らかになるが―。「第3のカウンセラー」一ノ瀬恵梨香が登場する「松岡ワールド」の新境地。
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『催眠』『千里眼』に続く「第3のカウンセラー」登場!
新宿・歌舞伎町の雑居ビルで火災が発生。現場となった風俗店に勤める女性たちのPTSD予防のため現れたのは、派手なギャル系ファッションに身を包んだ臨床心理士だった。彼女の名は一ノ瀬恵梨香。その驚異の能力に、内閣情報調査室の宇崎俊一は閃きを感じ、手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて謎めいた彼女の内面が明らかになるが―。「第3のカウンセラー」一ノ瀬恵梨香が登場する「松岡ワールド」の新境地。
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「わたしねー、一ノ瀬恵梨香」新宿歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店の女性たちを前に、ギャル系ファッションで身を包んだ異色の臨床心理士はそう名乗った。フランクな口調で、風俗店の女性たちと対話する恵梨香に、内閣情報調査室の宇崎俊一は衝撃を受ける。彼女の飄々とした仕草の裏には、驚愕の能力が隠されていたのだ。宇崎は、日本列島を震撼させる手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて、宇崎に謎めいた内面を垣間見せた恵梨香は―
【その他読んだ本】
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【「わたしねー、一ノ瀬恵梨香」新宿歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店の女性たちを前に、ギャル系ファッションで身を包んだ異色の臨床心理士はそう名乗った。フランクな口調で、風俗店の女性たちと対話する恵梨香に、内閣情報調査室の宇崎俊一は衝撃を受ける。彼女の飄々とした仕草の裏には、驚愕の能力が隠されていたのだ。宇崎は、日本列島を震撼させる手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて、宇崎に謎めいた内面を垣間見せた恵梨香は― 】
初松岡圭祐。
ドラマ化されました。
でもイマイチ面白みに欠けるというか、
ドキドキ感が足りないというか・・
それほどのめり込む事ができなかったのが残念でした。
ドラマも見ないかもしれないな。。
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旧シリーズ。千里眼シリーズのような派手なアクションはあまりなく
あくまで地に足をつけたカウンセラーとしての才能を前面にだした活躍を基本にして、
そこにラブストーリーの要素を添えた感じのイイ意味でこじんまりと纏まった作品です。
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今度は臨床心理士……とはいえ心理的側面よりもむしろアクション重点じゃないか? そしてキャラ立ち狙ってるなー。もろに「千里眼」路線。映像化したら面白そうな感じ。ただし個人的には「千里眼」の方が圧倒的に面白かったので、それと比べちゃうと今ひとつかも。
爆弾事件の真相にはかなり感心。なるほどなあ、案外納得。
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政府に送られてきた1本のVHSテープには、爆弾テロの予告とも思える映像が映し出されていた。しかしながらそれがイタズラ目的なのか、本物なのか?本物だとしたら目的は何なのか。そのVHSの少ない情報から全貌を明らかにしなければならなくなった内閣情報調査室の宇崎俊一は、あるひとりの人物を思い浮かべた。新宿雑居ビル火災の犯人を、生き証人である風俗店のクセのある女性達の証言からいとも簡単に導き出した人物。ギャル系のファッションに身を包んだ異色の臨床心理士・一ノ瀬恵梨香。彼女ならきっと、この少ない手掛かりから真実を導き出せるに違いない・・・!
松岡ワールドでニューヒロイン、そして第3のカウンセラー・一ノ瀬恵梨香初登場。今までで一番”らしくない”カウンセラーか?見かけはコギャル、そしてブランド物を惜しみなく身にまとい、所属する事務所にはほとんど顔を出さず、仕事をおいてボランティアをするなど、自分の思うがままに行動する。自身は一家心中の生き残りでトラウマをかかえており、いつ死んでもいいと思っているのか?破滅的な行動も見られる。感情的にもなりやすい。無茶苦茶な行動をとることでは岬美由紀と共通するが、美由紀はそれでも常に一本筋が通ったところがあるのに比べ、恵梨香はだいぶ衝動的というか、後先考えずに思わず行動してしまっている感じで、幼い印象を受けるなぁ。最後には臨床心理士資格を返上してしまったけれど・・・この先一体どうするのか。
タイトルについては中で言及されている。同タイトルの絵本があるという設定。
ニュアージュって、フランス語で雲のこと。
きれいな蒼い瞳をした少女は、いままでいちども星をみたことがない。
夜空を見あげると、いつも雲に覆われてる。
少女は、なぜわたしが空をみるといつも雲がいるのと問いかけた。
すると雲が答えた。きみの蒼い瞳を見に来ているからさ。
この話に出てくる雲とは、少女にとっての大人だそう。
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主人公は、内閣情報調査室とかいう小難しいところにいる国家公務員のお兄さん・宇崎俊一・29歳。
最初は、自動車の法定速度もきっちり守るような堅物なお兄さん。
そしてもう一人が、一ノ瀬恵梨香という臨床心理士さん。
ただし、ギャル系ファッションで身を包み、身長も小柄で未成年に間違えられることざら……という異色中の異色な臨床心理士さん。
新宿歌舞伎町雑居ビル火災の事件で初めて出会った宇崎と恵梨香だったが、恵梨香のその飄々とした仕草にあるものを感じ取った宇崎は、恵梨香に、手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求めようとする――。
というような感じの話……だったんですが。
まず、基本的に「松岡圭祐」という作家さんの本は、すっごく読みにくいイメージがあったんですよ。
何だろう……ハードな感じ??
ご本人さんが確かそうだったんだと思うんですけど、臨床心理士さんが出てくる話がまず多い。
で、臨床心理士との説明とかが入るので、まずその専門用語とかちょこちょこっとまじってるものを理解するのに時間がかかる(苦笑)。
そんで、頭がこんがらがってくる……って感じで、それが私の「千里眼」のイメージだったんですよ。
すっごい分厚かった気がするし(一応ミドリの猿までは読んでるはず)
けど、この話はすっごく読みやすかった。
まず、そこにものすごく驚愕。
いつ、難しい話が出てくるか、出てくるか……ってびくびくしながら期待していたんですが、そんな難しい話はまったくなく、「あれ……?」ってちょっとびっくり。
でもって、堅物宇崎さんが恵梨香に振り回されて振り回されて……というか。
最初、宇崎さんは恵梨香にとんでもない能力があるって思ってたんだけど、そうじゃないアンバランスな面も同時に見せられて。
「どうして僕はこの女がこんなに気になって追いかけてるんだろう……?」
って途中で思い悩んだりして。
それでも、放っておけなかったり。
直接文句を言いたくなったり。
結局、彼女に正式に依頼を頼みたかったり。
で、いっつも追いかけてる訳ですよ。
この時点で、大分「あれ……?」だったんですが。
その後がまた酷い。
恵梨香を追いかけるあまり。
定例で「出ること」になってる会議を上司から電話がかかってきているのにも関わらずすっぽかす。
彼女がピンチだと思えば、法定速度も余裕でぶっちぎる。
上司の言うことに歯向かって、勝手に個人捜査もする。
でもって、爆弾を持って心中しようとしている恵梨香を止めるために、車ぶっ飛ばして、助手席乗り込んで死ねなくしちゃったりとか……。
えーっと……。
ナニコノモエショウセツ。
ん? ん? おかしくねえ??
なんか、僕の知ってる作者さんの話の雰囲気と違う……。
ってな感じで、ちょっと呆然。
また、それで最後もいいんですよ。
宇崎さんは今回の事件の功績が認められて「課長」に就任。
でもって、自己保身に走るあまりに暴走してしまった宇崎さんの元上司(女)の人は自ら辞表を書いて退職、で。
そんな元上司に慰めの言葉をかけたら、その元上司に「それより、大事な人のところに行ってあげたら?」と言われ。
もちろん、向かっていくのは恵梨香のところなんだけど、結局その恵梨香を見つけても。
“運命が求めればまた会える”とか言い出して、直接会わないんだよ!
何是!? 何是!?
超・萌える!
ぎゃー! ってなったよ。内心。
なんか、全然思ってもみない終わり方したから、腰を抜かしそうなくらいびっくりしたけど、読んでよかった! 本当、よかった!
ちょっと落ち込んでたから、余計によかったよ!
これの続きあったら是非読みたい!
微妙に温い感じでいちゃいちゃしてればいいんだよ!
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臨床心理士的には、『ちょっと持ち上げすぎじゃ?』と思う部分あり(今はそこまで難易度の高い資格では無くなってしまった)。
人の心読める?とか聞かれるのは、こういう本からきているのだろうなぁ…。
普通に面白かったけどね。
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「わたしねー、一ノ瀬恵梨香」新宿歌舞伎町雑居ビル火災の生き証人となった風俗店の女性たちを前に、ギャル系ファッションで身を包んだ異色の臨床心理士はそう名乗った。フランクな口調で、風俗店の女性たちと対話する恵梨香に、内閣情報調査室の宇崎俊一は衝撃を受ける。彼女の飄々とした仕草の裏には、驚愕の能力が隠されていたのだ。宇崎は、日本列島を震撼させる手製爆弾テロを阻止するため、彼女に協力を求める。やがて、宇崎に謎めいた内面を垣間見せた恵梨香はー。「第3のカウンセラー」一ノ瀬恵梨香が登場。