紙の本
写真は○。ただし和訳キャプションはもう少し頑張って欲しかった
2004/11/27 09:21
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投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカ社会で「奇妙な職業」に携わる60人余りにレンズを向けた写真集。日本のCMにも登場した「におい鑑定人」を表紙に、ピアノ演奏者の脇に控える「譜めくり」、週に1〜2度は馬の手術に立ち会う「馬の麻酔師」、フロリダ州公認の「ワニ漁師」など、普段はお目にかかる機会のなさそうな人々が取り上げられています。
「大腸療法士」や「タンポン検査士」、「垢すり」人や「犬の糞掃除」夫といったちょっと日陰のイメージのある人々がカメラに向かってにっこり微笑む写真には、自らのなりわいに対して誇りと喜びを強く感じているさまが窺い知れて好感がもてます。
ただし各写真に付されている説明文は、もともとの英文にクセがあるのか、翻訳がまずいのか、いただけないものが散見されます。
「犯罪現場フォトグラファー」では「ニューヨーク警察勤務20年のベテランであり、その階級の中ではもっとも若手の一人である」と記しています。<階級が若い>という言い方は日本語としてはこなれた感じがしません。「20年のベテランであり」ながら階級がそれに見合うほど高くはないということが言いたいのでしょうが、原文の<ベテラン>/<若い>という対比をムリに直訳しても成功しているようには見えません。
また「簡易トイレサービスマン」が、仕事は何をしているのかという問いに対して「ナンバーワンとナンバーツーのビジネスだ」と答えたとあります。これも日本の読者には何のことだか分からないでしょう。英語ではトイレの「小さいほう」をナンバーワン、「大きいほう」をナンバーツーと婉曲表現するのです。訳注をつけなかったのは不親切だと思います。
「犬の糞掃除」夫のモットー「あなたの犬の糞は、わたしのスープ」もおそらく原文は「あなたの犬の<プーpoo>(糞)は、私の<スープsoup>」というシャレなのでしょう。これも和訳に一工夫ほしかったところです。
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写真がうまく、奥行きを感じさせる。就職活動手前の者として、興味深く読んだ。どんな仕事であってもそれぞれ誇らしげな表情が良い。
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清汗剤のCMで有名になった人が表紙の本。
他にも世界にも奇妙は職業が人数は少なくとも数多くあるという本
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世の中にはほんとにいろんな仕事があるんだなと、自分の将来に希望を見出せた1冊 皆、仕事を誇らしく思っていることがひしひしと伝わる写真つき
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これはいい!!面白い!!
日本には無い積極的でアクティブな職業から想像したこともないトンデモな仕事まで様々。誰もが人生と言うストーリーを持っているはずなのに、知ろうとしなければ無縁のものにも感じてしまう。
何だか凄い感銘を受けました!
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ゴルフボールを拾うダイバー、AG+のCMにも出てくる臭い鑑定士のオバちゃんなど、いろんな種類の職業が出てきておもしろい。各ページに載っている写真も味があってイイ☆
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何と言っても写真が最高でした!その職業をひと目で表わす決定的な瞬間とそのなんとも言えない素敵な表情。世の中にはこんな職業があるんだなぁと感心しながらもいかにアメリカ的だなとも思った。簡潔でウィットに富んだ職業紹介分とあわせて楽しく興味深く読めました。
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職定め あれこれ
資生堂「Ag+(エージープラス)」のCMで話題の「におい鑑定人」も登場!他にも、遺体美容師、赤ちゃん調教師、恐竜掃除人、女装学校校長、男子トイレサービス係…などなど。わたしたちの社会の気づかれない部分に属して、アメリカの生活の意外な側面を象徴してもいる風変わりな職業についている人々を一挙にご紹介。
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図書館
Ag+のCMでおなじみのあの人が表紙。そんな仕事があるの!?というのも多数…ミミズの牧場か…すごいな…
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まあ、いろんな仕事があるもんですね。
例えば犬の糞を拾う仕事。どうやってお金をもらってるのか気になりますね。
犬の糞に困っている人もいます。ビジネスとして成立すれば住みよい町が増えるのに。
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視野を広げるためにたまにおかしな本を手に取ってしまう。
問題はそれを定職として本当に働いているのか、ということである。
ちなみに表紙のおばさんはお馴染みのあのCMの方。
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アメリカ国内に実際に存在する面白い、不思議な職業を生業とする人々の写真集。日本にも存在するものもあるが、アメリカ特有の職業もある。
モノクロで写されたその人々の仕事をする表情はどれも真剣で誇りに満ちている。写真の構成もすばらしい。その人となり、職業を余すところなく表現している。またそれぞれの写真に添えられた仕事、その人を表現したコメントがなんともアメリカらしいユーモアがあり、おもわず微笑んでしまうものさえある。
日本の化粧品の制汗剤CMに登場したふくよかなおばさまはタレントではなく、実際「におい」の鑑定人だということがこの本でわかった。世の中には信じられないような職業もあるものだ。
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世の中には、自分の知らない職業が山と存在します。
そんな知らない世界の職業の、一部を紹介してくれた本。
本人達の写真と、説明文付き。
まったくもって、知らない職業ばかりで
本当にあるかと聞きたくなるようなものも。
しかしポテトチップの判定は、確かに食べられない。
これを食べるのが好きな人には向かない職業なのは
よく分かりました…。
唯一分かったのは、某CMで出てくる臭いの女性。
そして何故なのかが分からなかったのは
ホテルのコイン磨き。
サービスの一環、なのでしょうか?
文化の違い??
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日本に暮らしている普通の学生である自分にとっては、仕事と言われて真っ先に思い浮かぶのはスーツを着たサラリーマンだ。でもこの写真集は、仕事というのはもっと自由で幅広いものなのだと教えてくれる。自分にどんな価値があって何ができるのか、今一度考えてみる機会かもしれない
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一流企業に就職することが人生の目標と信じて頑張っている人、これを読んで!ああ確かにこういう職業の人は必要だなーと。個人的には女装学校校長になりたいかな^^