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一般的なクラシック音楽の常識を打ち破るための入門書
2004/06/27 09:35
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投稿者:ヴィア・ノヴァ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「クラシックは邪悪である」と述べられ、癒し、高尚といったクラシック音楽のイメージに異論を唱えてきた許氏が、本書でも、一般的なクラシックの常識に挑戦し打ち破るような、興味深い考えを披露している(例えば、癒しのイメージが強いショパンの葬送行進曲を「グロテスクで、おぞましい気味の悪さが胸の中でわだかまっている」と表現している)。入門書のような売り込み方をしているが、「音楽作品と自分ならではの個人的で切実な関係を結ぶ」(本書より)ことを望むような、マニアックな聞き方をする人にこそ薦めたい。
そのマニアの間で、許氏やその一派の関心が高いようだ。その方々のために書いておくと、今までの許氏の本に比べて、若干おとなしくなったかのような気がする。一部の著者が選ぶ演奏について、その傾向が大きい。(前書きに述べられれように、個人のこだわりを大切にした結果であるのだろうが)。そのため評価は星3つとした。許氏も忙しくなりすぎたか、そろそろねた切れか、一ファンとして心配なところである。
また、各曲の推薦盤のレコード会社や番号が書かれていない。レコード店でバイトしていた経験上、改善を望む。
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