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総合学習が広くメジャーになっている今。
修学旅行も、一つの社会勉強として、内容の充実したものも増えてきています。
私の中高生時代には、こんな修学旅行があるなんて想像も出来ませんでした。
マレーシアのジャングルの奥地の、ロングハウス(伝統的な生活様式)に滞在する。
行き先に途上国を選ぶことはリスクも伴うし、非常にユニークな試みである。
しかしこれは、ただ行くことが、ただ感じることだけが、目的の修学旅行ではない。
まず学校の中から選抜された生徒のみがいける。
成績ではなく、何を学びたいのか、どうして行きたいのかという熱意や下調べが要求される選抜テスト(小論文等)にまずパスしなければならない。
下調べを行ってから行くことで、感じるものの幅も広がり、持って帰ってくるものも実り大きい。
生徒達はいわゆる「何もない世界」で昔ながらの方法で「幸せそう」に豊かに暮らしている人たちに出会う。見たこともない文化や自然に出会う。
一つ一つの経験が生徒達の今後の将来に、大きな影響を与えていく。
この修学旅行を企画した先生の願いは、
『解決したいという願いをもつ生徒を育てたい』という。
目の前の世界だけが全てではなく、色んな世界があり、様々な問題があること。
良い点も悪い点も、様々な場所や文化で違ってくること。
そして自分にも何か出来るのではないか、自分も何かしたいという願いをもって行動を始めることが出来る、そんなパワーをみにつけること。
この体験を通し、成長していく生徒達の姿がきらきらしています。
教育が人に与える影響って、やっぱ、計り知れないですね!