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女性の揺れる気持ちを描いた作品・・・としか書く文章が思い浮かばない。今更だされても・・・としか思えない作品で、デビューして数年して文庫化されるならまだしも、かなりの年月が経ってしまって作品の賞味期限が切れてしまっている。名作は賞味期限が塩や砂糖の様に無いもんだが、この作品にはそういう普遍性が感じられない。まぁ、異性だからというものもあるのかもしれないし、時代が違うのかもしれない。だが、塩や砂糖が生きる上で必要なのに対して、この作品は読み必須というものじゃなかった。今更出版した気持ちがよくわかりません。他の作品を読みましょ。
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デビュー作なんだってさ。あとがき読んで知ったけど、なるほどそんな感じ。つまらないわけじゃないけど、今の唯川恵を知ってるからちょっとあっさりしすぎだなって感じた。
(05/12/06)
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題名からわかるように主人公の遥子は海の見える部屋に暮らしています。
仕事はSEで、医大生の恋人もいて幸せな生活をしているにもかかわらず、少しずつ変化し始めるというストーリーです。
この作品はあまりそうでもないけど、唯川恵の作品は恋に自信をなくしたときに読むべきだと思います。
切なくて、でもどこかに共感する部分が必ずある。
唯川作品は辛い恋や、失恋した人に特にオススメです☆
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図書館で発見した数少ない日本の小説。20年前のデビュー作を文庫化したとのことで確かに言葉遣いなどが古い。「母が死んだとき、初めて知った孤独感は遙子を原点に戻していた。これがなくては、これを捨ててしまったら、遙子は遙子ではなく、誰かに付随する遙子として生きていかねばならなくなる。」という二文がすき。とても強いと思う。
【2007.6.22, library】
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初期のコバルト・ノベル大賞作。何作も唯川さんのを読んでいる者にとっては少々物足りない感じ。木佐塔一郎さんのデザインがかわいかった!2007/10
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あっという間に読み終わってしまいました。
今だったら主人公は違うように動いていたのかな? でもたしかにこの本の中に唯川さんの原点があるのだと思います。
あとがきに、なんだか勇気づけられました。
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唯川恵さんのデビュー作。
コバルト・ノベル大賞受賞作品。
読みやすくて、短いのですぐ読み終わります。
お風呂に浸かってる間に読み終わったので1時間弱くらいかな。
でもあっさりしすぎなくらい、あっけなく終わります。
え…終わり!?みたいな。
激しく続きが気になります。
ちょっと内容が薄すぎかな…と思いました。
海に見える部屋に暮らすOLの恋愛小説。
彼氏は年下の医学生。
20年後のあとがきがすごくよかったです。
なんか女性としてこういう生き方もいいなって憧れました。
遅咲きの作家さんなんですね。
やっぱり唯川さんの恋愛小説は好きです。
そこまでドロドロせず、かる〜く読めるのがいいです。
あと出てくる男性がいい感じ!笑
主人公にはフラれるけど…。
そして女性がかっこいい!
今日から怒涛の唯川さんフェア。
↑もちろん個人的なものです。
次は何読もうかな〜。
やがてここから見える海は、限られた四角い小さな海でしかなくなる。遙子の人生もこの海と同じように、いろんなものにさえぎられて、歪んだ小さなものになるかもしれない。しょせん、海の広さなど誰にも測ることが出来ないように、人生のすべてを味わうことなど無理な話なのだ。
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デビュー作。22歳CEの遙子、医大生の耕平。妾の子供であるという家庭へのコンプレックス。女にとって結婚ってなんだろう。
今自分にとって一番大切なものをしっかりと見極める目、ううん錯覚と呼んでもいいわ、それを失いたくないの
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唯川恵最初の作品。
あとがきより
色々な習い事などの経験が作品に結び付いてて
リアルな姿、気持ちの描写ができるんだってわかった。
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再読。本棚を整理してたら読みたくなった。
著者デビュー作。デビュー20年目の文庫化で、紙質が厚く、挿絵もカラーな特別仕様。
内容は22才のOLもの。
随分あっさりした印象。
昔は22才でも結婚年齢。25才で行き遅れの仲間入り。
今より10才は設定年齢が若い。
22才で結婚がどうのって、そんな時代だったんだなあ。
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すごくあっさりしていて気持ちがいい。
それこそ、海の見える部屋で日向ぼっこしながら読んでいたら、すーと流れて行くんだろうなという本書です。
本文の最後に二十年目のあとがき、ということで著者が書かれていますが、本文にでてくる主人公は確かに著者に近いキャラクターであるものの、著者の人生はもっともっと深いものであるんだなと考えさせられます。
とにかく、ふっと手にとってあっというまに読み終える、そんな気が軽くなるいい純文学です。
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コバルトノベル大賞作品。
筆名が、母親の筆名「行川奎」の字を変えたとのこと。
20年後のあとがきで綴っている。
話はSEの彼女が、彼と別れる話。
平凡な生活の中に、非凡な登場人物が。
唯川恵の荒削りな文章と展開が楽しめる。
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これでデビューしたんだ、唯川恵さんは。
そう思って読むとなんだか不思議、これまでの本とは違っているように感じながら新鮮な空気感を楽しみました
唯川恵さんの本は特に思うのが「解説」が良いです
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あっさりしたストーリーで、あっさり読み終わる本。
大事なものって何だろうな。父で失ったものを、父では補えない、か。
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著者の34年前のデビュー作品。22歳の女性が主人公だが、主人公の人となりは著者のその後の多くの作品の主人公と似ているような気がする。二十年目のあとがきでは、小説家になったいきさつが書かれている。書くことだけは継続でき、またやめようとは思わなかったと回想している。自分を振り返るにはいいヒントをもらったと感じた。