サイト内検索

詳細
検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

エントリーで100名様に1000ポイントプレゼントキャンペーン ~6/30

hontoレビュー

古典がもっと好きになる みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー8件

みんなの評価3.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (4件)
  • 星 2 (2件)
  • 星 1 (0件)
8 件中 1 件~ 8 件を表示

現代国語と古文の違いはあるけれど、田中貴子を知ったことは、斎藤美奈子を知ったとき以上の喜びといってもいい。それほどに共感できる本だった

2004/08/14 21:22

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

岩波ジュニア新書の一冊。子供たちに、というよりは常識という名のもとに間違った教育を押し付けられて、それをそのまま次代に継いでいこうとする愚かな大人や教育者にぜひ読んでもらいたい一冊。ジュニア新書のなかでも、これほど筆者の言に共感を覚えた本はない。

「学校で習う古文には興味がもてなくても、実は古典はおもしろい! オカルトあり、恋愛ありのわくわくの宝庫から、おなじみの作品をわかりやすい現代語訳で紹介。自称「古文おちこぼれ」だった国文学者が、奥深くて不思議な古典の世界の楽しみ方、文法にしばられない原文の読み方を案内します。」

著者の田中貴子は1960年京都府生まれの文学博士。現在、京都精華大学の助教授。『あやかし考 不思議の中世へ』は、いずれ本書評で取り上げる予定だけれど、こんなにも痛快な意見を持った人とは思わなかった。正直、斎藤美奈子を読んだとき以上の衝撃というか、爽快感である。ぜひ、ご当人とお話をしてみたい。

全体は八章構成。教科書の古文が面白くないわけを教えてくれる序章「古文が嫌いになる前に」、もうこれだけで捻くれ屋の私を肯かせてしまうのだから、田中さん、あんたは偉い! 続いて、誰が教科書などに載っている「古典」を決めたのか、その政治的な意味合いを教えてくれる第一章「「古典」が生まれた背景」、いやあ、そうか、そうだよなとここでも納得。

で、ともかく文法の知識などを捨てて、まず面白そうなものを読みましょうという第二章「古文に慣れよう」。本当は、『徒然草』だって、面白い章がある、いや教科書に載っているところは、詰まらないものばかりだという第三章「『徒然草』を遊ぼう」。そして、まず、これくらいは暗記しても損はしないよと、第四章「百人一首うらばなし」。

夢枕獏もいいけれど、面白い話満載の古典、しかも皮肉に満ちた結末がいいぞ、と第五章「『堤中納言物語』より「花桜折る中将」を読む」。なぜ、紀貫之は女のふりして日記を書いたか第六章「女もすなる『土佐日記』」。説教の面白さを教えてくれる第七章「「しんとく丸」の死と再生」。田中が狂言の追っかけをやっていたと告白する第八章「能・狂言に描かれた女性たち」。現在も存在する愚かな教師像を見せてくれる、あとがきにかえて「私が古文を好きになるまで」。

カバーイラスト、本文カット=勝部尚子。カバーデザイン=シーズプランニングは、渋めだけれど、悪くはない。古文苦手の高一長女に読ませてみたら、やはり楽しんだらしい。ただし、彼女は文法、決して嫌いではないという。ふーむ、そうか、それは頼もしい。ま、それでも赤点スレスレというのが、我が子らしいのう、ほっほっほ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2010/01/18 13:58

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/10/16 22:48

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/02/11 10:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2011/03/26 07:25

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/02/05 09:04

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/11/05 12:43

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/11/01 12:00

投稿元:ブクログ

レビューを見る

8 件中 1 件~ 8 件を表示

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

このページの先頭へ

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。