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柴田さんのリコシリーズのイメージが強いのかしらん?ちょっと女の描き方が薄め??ステレオタイプに寄りすぎ?ストーリーの展開はさすがですが・・・
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文庫で買ったんだけど、斉藤由貴さんが帯裏にちょっと感想みたいなのを書いていて、それ読んで買った。面白かった。主婦パワーの恐ろしさ、近所付き合いの難しさ、ちょっと考えてしまう感じ。
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「お願い、専業主夫になって」。草薙雄大、三十三歳。突然の失業のうえにオヤジ狩りにあった翌日、妻・鮎美が思い詰めた表情で囁いた。戸惑う雄大を襲う更なる災難。東京郊外のマンション暮らしの中で、些細な事から深く憎悪されていたことを知らない二人に正体不明の悪意が牙を剥く。ついに鮎美が誘拐されて…。
マンション生活の大変さを思い知らされました。近所づきあいのほんのちょっとのすれ違いが、大きな事件を引き起こすだなんて。先へ先へと引き込まれる柴田作品にまた惚れました。
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<内容>
「お願い、専業主夫になって」。草薙雄大、三十三歳。突然の失業のうえにオヤジ狩りにあった翌日、妻・鮎美が思い詰めた表情で囁いた。戸惑う雄大を襲う更なる災難。東京郊外のマンション暮らしの中で、些細な事から深く憎悪されていたことを知らない二人に正体不明の悪意が牙を剥く。ついに鮎美が誘拐されて…。
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学生時代、同級生だった二人が、卒業後交際に発展し、結婚して5年。
完璧な DINKS(←死語だよねぇ) 生活をしていた草薙雄大と鮎美、33歳。
大企業のエリートサラリーマンの夫に、大手出版社の雑誌編集者の妻。
生活費は、お互いの給与から15万円ずつを宛がい、残りはそれぞれが管理。
基本、何もかもきっちり折半。食事はそれぞれが食べたい時に作りる。ほぼ別々だ。
そうじは週に一度、ハウスクリーニング業者に委託。
洗濯は妻、ゴミ出し、植木などの水やりは夫、あとは全て各自。共に悠々自適だ。
ところが雄大は、会社の派閥抗争に敗れ、職を失ってしまう。
今まで保たれていた生活のバランスが、片方から崩れ始める。
雄大は大荒れ生活へと転落。朝からパチンコに出かけ、毎夜酒に溺れる。
そんなある日、
泥酔状態で買い物(もちろん酒)に出かけた挙句、オヤジ狩りに遭う。
しかし、酔っていたため一切の記憶がない。 (〃´o`)=3 フゥ
怪我をした雄大を前に、鮎美は、「専業主夫」になって欲しいと告げたのだ。
いきなり「専業主夫」に、と言われ戸惑う雄大。そして彼を襲う、更なる災難。
ついに鮎美が誘拐・監禁され……。正体不明の悪意が牙を剥き始める。
ここから先は、
マンションという「社会」の中で孤立するエリート共働き夫婦の実状が現れます。
一昔前に流行った「ディンクス」vs「専業主婦」って感じでしょうか。
他人に迷惑を掛けず、真っ当に、極普通に生きているつもりでも…
あちこちで誤解が存在し、様々な面で思いもよらない恨みを買っていたり。
逆恨みからも逃れられず、また知らぬ間に言葉で人を傷つけていることもある。
そう気付かされたときの驚きと、後悔が…本書の全てだと思う。
また、働く女性に対しての警鐘と受け止められているようですが、
これは生きているのに最低限のことができていない、そんな人たち全てに向けた声。
どちらかというと家庭の入門書(笑)のような気がする。
仕事をしているから社会に貢献しているんだ、というのは、幻想なのかも。
主婦の仕事もそれなりに大変なのだ。 とにかく、足元の生活は大事にしないと、ね。
この物語は一体どう落着くんだろう?と、全く分からずに読み進んだ。
ラストは、ううむ…一応、納得。
でも、犯罪の動機が、どうしても弱い。ゆるいんだ。 (恨むなら会長を恨むべきだろう。)
この誘拐の目的からみても、決してミステリィとは呼べそうもない。
だが、職場の対人関係を始め、マンションの住人や主人公を取り巻く面々が
本当にいそうなリアリティがあって、怖かった。
最後に本書のどうしても気になって仕方が無かった記述を(苦笑)。
「激ウマ」 「昼サロ」 「カウチポテト」 w(゜o゜)w いつの時代だ???
東京生まれ、東京在住の女子中学生なのに・・・「マクド」 ∴∵ゞ(゚ε゚ )ブッ
言葉の古さ、というか的外れさは・・・ 何とかならなかったのでしょうか。
柴田女史、イメージダウンですよ;;
でも、次は 『Miss You』 を読む予定です。懲りません、このくらいでは。 アハハ
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2008/4/18
話の内容としては全然ほのぼのしているわけでもないのに、主人公の動作のところどころで和んだ。
キャベツの千切りで楽しんでるとことかちょっと可愛いと思いました。
ちゃんと反省して改善しようとする主人公はいい人だなぁと思う。
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あとがきを読んで面白そうだと購入。でもこのページ数をいくらなんでも「一気」とは・・・と思っていましたが「一気」でした。
無関心でいること、「知らなかった」で済ませてしまっていることの罪を改めて考えてしまいました。といっても考えすぎると動けなくなってしまうんですが・・・。
せめて身近な大切な人を傷つけたことには気付く感受性は持っていたいと思いました。
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共働き夫婦の妻である自分には、痛く恐い一冊。主人公やその妻が指摘されたある種の「特権意識」がゼロとはとても言えず、突きつけられる言葉の一つ一つを噛みしめながら読んでみた。
勿論、これは物語。
でも、物語だから、の一言では片付けられない人の悪意や悲しみのリアルさ。本当に怖い作家だと思う。だから、読むのをやめられない。
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働いたことないからなんとも言えない。家政婦やハウスキーパー(同じこと?)っていう職業が成り立つんだから、家事も立派な労働だろうになあ。
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ある日、会社での出世レースに逆転負けして職を失った主人公が堕落した日々を送るうちオヤジ狩り?にあってしまう。
主夫になってほしいという妻。
マンションの住人たち。
なついてくる謎の少女。
妻の誘拐にまで事件が広がり…おもしろくてサクッと読み終わりました。
日常と事件が隣同士すぎて、ちょっとだけ違和感がありましたがテンポもいいし、読後感もいい。