紙の本
日経コンピュータ書評
2005/01/05 17:23
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投稿者:日経コンピュータ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世の中は平均5.5人の知り合いでつながっている——。今ブームのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は、米ハーバード大学のミルグラム教授が1967年に発表した「六次の隔たり理論」を基に生まれた。本書はSNSを「信頼のコミュニティ」と位置付け、誕生の経緯と12のサービスの特徴を紹介する。全日本空輸、楽天、ヤマハなど、企業での活用事例も登場する。社内ネットで「居酒屋文化」を再現したキューピーの事例は興味深い。
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「最近、ソーシャル・ネットワークって言葉を聞くけど、いったい何物?」という人向けに、ソーシャルネットワークの仕組みをやさしく解説した書籍。
しかし、よく在りがちな、単にサービスを紹介するだけに留まらず、「六次の隔たり論( 6 degrees of separetion )」や「弱い絆の強さ論」などを例に出し、社会学的見地からソーシャル・ネットワーキングの歴史や背景を紹介したり、各ソーシャル・ネットワーク・サービスにおけるビジネスモデルの比較などを行うなど、幅広い分野に渡って考察されており、アカデミックな内容で大変興味深かった。
著者の一人がコンサルタント業であるためか、いささかコンサルタントが作ったビジネス資料のような体裁が少々気になったが、「ソーシャル・ネットワーク」を理解するには大変有益な良著であろう。この分野の最初にして、今後の「バイブル」となりえる書籍と言えよう。
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<読了>
“ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)概論”的な一冊。SNS本としては日本語第一号。SNSに繋がるソーシャルネットワーク(SN)研究の歴史から実際のSNSの機能やビジネスモデルなどの紹介や比較、今後の展開までが概説されている。テクニカル本ではありません。
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後半の1、2章が面白かった。
この手のはタイムリーに読まないと実感が湧かない。
今やmixi一人勝ちなので分析も違ってくるよね。
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SNSには、周到なしくみが盛り込まれているようです。
かつてGREEを始めたときに、 この本を読み、なるほどと思いました。
ザックリとですが、キーワードだけご紹介します。
六次の隔たり:世界の人とは誰でも5人の知人の輪で繋がる
弱い絆の強さ:この社会は「相互連結されたクラスター (仲間集団)」の集まりであり・・・
ネットで働く基礎心理学:
・孤立孤独の状況
・単純接触の原理
・好意の返報性
・類似性による親近効果
・相補性による親近効果
・プラスのストローク交換
・強い親和欲求
・認知欲求
・自己開示が強化する知人の輪
・ストローク(接触)交換
・自己実現の確認の場
・イメージ力が豊かになる場
企業内、企業と顧客、顧客間コミュニケーションに活用して成功している企業もあるようです。
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2004年の発行なのでデータが古くなってる感があるけど、SNSがどの様に生まれ発展していったのかを知ることができます。
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2004年12月初版であり、しかもSNSがテーマなので、今となっては読む価値が乏しい本です(当時としてはそれなりに価値があったでしょう)。
2013年現在での価値と言えば、①2004年以後の実際の展開とのGAP、②社会学・心理学の観点からの解説でしょう。
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他に現時点この分野でまとまった本がないので仕方ない。
ある意味、関連情報を一通り掴むにはまあ良いが、少し冗長で字数稼ぎと思われる部分もある。
参考文献も一切ないし。