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なんのために出版したのか分からない書籍だった。
内容はタイトル通りおぞましかった。
正直インクと紙の無駄である。
大人のための絵本って…なんのこっちゃ。
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事実を淡々と語られる事のおぞましさ。
感情の行き場がない、というより感情が沸き起こって来る感覚もない。
まさに「おぞましい」、本当にイヤになる話。
ここまでどうしようもない本もあるか…
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ふと手にした絵本に描かれていたのは、救いようのない世界の、うつろな男女の日常だった。
まるで、余白を埋め尽くすかのようなエッチングの傷が、圧迫感と猥雑さを醸し出しているよう。
深く深く人間の心理をえぐることで、作者は何をうったえようとしているのかな。
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「もう何年も本の中で子供たちを殺してきた」と自ら語るゴーリーが、実話を元に描いた1冊。批判を受けることは覚悟の上、それでも描かずにはいられなかった、ということなのでしょう。。。
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ハロルドは内的、モナは外的環境によってこういう人格形成に至ったんですよね。それに二人が自身を異常を認識していたかは描かれていない。行為の理由が怨恨か愛情かも。その辺りは考えさせられますね。
反面教師的絵本でもありますか。反面でありながらも、自分も同類なのではないかという気もする。
力作ですね。
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緻密な線画の絵本です。
でも、ただものではない絵本です。
内容はまさにおぞましいもの。
悲しい事件を加害者側にも被害者側にも立たず、淡々と起こった出来事を書いていく。
これは読む者を考えさせる本でしょう。
私は加害者の生い立ちに胸が痛みました。
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あーあとうとう読んじゃったな。
ずっと薄ら寒い印象。よくこんなに人に微妙な嫌悪感を与え続ける描写考えますねー。
ダフィの詩でもムーアズ事件の犯人の名前出てくるのがあったっけな。そんなイギリスじゃ有名な事件らしい。実はアメリカ人であるゴーリーにもそんなに印象的だったのか。もっと猟奇的事件もある気がするが、やっぱりゴーリーの琴線に触れたのはこれだったってとこがなんだか。
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興味深い…とは思うに思うが…
正直、嫌悪感満載。
しかし「ゴーリーの中でもこの絵本が大好き!」という友達もいる。
うーむ…そうか。
まだこの事件がゴーリーの絵本で表現されているだけ、嫌悪感はかなり減ってはいるが…
こういう種の絵本としては、ゴーリーの表現力はやはり優れていると思う。
細部までしっかり描かれている。
さすがゴーリー。
個人的にゴーリーだったら優雅に叱責する自転車が好き。
もっとゴーリーの絵本が日本で読めたらいいのに…
当たり前ですが、子供には勧めない。
初めてこれを手に取ったのは高2くらいでしたが、パラパラ見ただけで「なにこれ、気持ち悪い」と思った。
再読する内にそれでも許容範囲は広がりましたが、最初に抱いた感覚は大事にしたいと思いました。
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好きか嫌いかで言うなら、決して好きではない。
でも、100%嫌悪するには、近しすぎる。
人間を蝕む何かは、そこに確実に存在している。と思う。
いろいろぶっ壊されました。
さすがエドワードゴーリー。
ブラック100%。
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ゴーリーが実際の事件を知り、どうしても本を描きたくなって描いたというこの絵本。
最初から最後まで、徹頭徹尾「おぞましい」二人が描かれていて背筋が凍るようだ。
でもだからこそ、ゴーリーはこれを描かずにはいられなかったのだろう。
だって、現実にこんな事件があったということのほうが、どれだけ恐ろしくおぞましいことか。
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読み終えた後、物悲しさで心が一杯になる。二人の男女が子供を殺し、普段通りにすごす話が淡々と描かれると。どんな気持ちで読めばいいのだろうか。
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おぞましい。本当におぞましい。
訳者あとがきで更におぞましい。
日常生活の延長線上に潜む狂気というか、本作は実際に起きた事件がベースなわけで、その延長線上には貴方も私もいるわけで、いくら精神異常だとしてもそんな言葉で済まされない救われないおぞましさがある。
しかし、近年の多発する凶悪事件の情報の蔓延により、このおぞましさに麻痺してしまう鈍感さもあると断言出来るのが、とてもまたおぞましい。
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実在したイギリスの食人一族のふたりを思い起こさせるほどの嫌悪感。決して嫌いではないけど、題名のままおぞましすぎて。特に女のほうの最期が…
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絵本。大人向け。
モノクロ。
二人のカップルの人生をつづったもの。
何人もの子供をさらって殺していた夫婦の実話から作られたもの。
静かに、進む。
熱狂はなく。
淡々と薄ら寒く終わる。
表紙には殺された三人の子(絵本の中で名前すら出なかった者だけ)が描かれている。
二人は、「夫婦(まっぷたつにされて、半分ずつつなげて一人分にされている)」に手をつながれ、一人は布に包まれてひもでぐるぐる巻きにされた死体となっている。
残虐描写は避けられている。だからこそ、想像する。
それが行われている部屋。 開いているドア。椅子と、椅子にかけられた上着、カメラだけが見える。被害者も加害者たちも見えない。
「一晩の大半を、二人は様々なやり方で子供を殺すことに費やした」
これは、闇の中の物語。
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さすがに児童書のところには置いてなかったタイトル通りおぞましい話。何が悍ましいって悪意が凪いだ水面のように並々と静かに澱んでいることです。朝食の献立もぞっとしたけど壁の染みを舐めて過ごした余生にも背筋から寒くなる。