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興味深い…とは思うに思うが…
正直、嫌悪感満載。
しかし「ゴーリーの中でもこの絵本が大好き!」という友達もいる。
うーむ…そうか。
まだこの事件がゴーリーの絵本で表現されているだけ、嫌悪感はかなり減ってはいるが…
こういう種の絵本としては、ゴーリーの表現力はやはり優れていると思う。
細部までしっかり描かれている。
さすがゴーリー。
個人的にゴーリーだったら優雅に叱責する自転車が好き。
もっとゴーリーの絵本が日本で読めたらいいのに…
当たり前ですが、子供には勧めない。
初めてこれを手に取ったのは高2くらいでしたが、パラパラ見ただけで「なにこれ、気持ち悪い」と思った。
再読する内にそれでも許容範囲は広がりましたが、最初に抱いた感覚は大事にしたいと思いました。
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好きか嫌いかで言うなら、決して好きではない。
でも、100%嫌悪するには、近しすぎる。
人間を蝕む何かは、そこに確実に存在している。と思う。
いろいろぶっ壊されました。
さすがエドワードゴーリー。
ブラック100%。
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ゴーリーが実際の事件を知り、どうしても本を描きたくなって描いたというこの絵本。
最初から最後まで、徹頭徹尾「おぞましい」二人が描かれていて背筋が凍るようだ。
でもだからこそ、ゴーリーはこれを描かずにはいられなかったのだろう。
だって、現実にこんな事件があったということのほうが、どれだけ恐ろしくおぞましいことか。
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読み終えた後、物悲しさで心が一杯になる。二人の男女が子供を殺し、普段通りにすごす話が淡々と描かれると。どんな気持ちで読めばいいのだろうか。
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おぞましい。本当におぞましい。
訳者あとがきで更におぞましい。
日常生活の延長線上に潜む狂気というか、本作は実際に起きた事件がベースなわけで、その延長線上には貴方も私もいるわけで、いくら精神異常だとしてもそんな言葉で済まされない救われないおぞましさがある。
しかし、近年の多発する凶悪事件の情報の蔓延により、このおぞましさに麻痺してしまう鈍感さもあると断言出来るのが、とてもまたおぞましい。
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実在したイギリスの食人一族のふたりを思い起こさせるほどの嫌悪感。決して嫌いではないけど、題名のままおぞましすぎて。特に女のほうの最期が…
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絵本。大人向け。
モノクロ。
二人のカップルの人生をつづったもの。
何人もの子供をさらって殺していた夫婦の実話から作られたもの。
静かに、進む。
熱狂はなく。
淡々と薄ら寒く終わる。
表紙には殺された三人の子(絵本の中で名前すら出なかった者だけ)が描かれている。
二人は、「夫婦(まっぷたつにされて、半分ずつつなげて一人分にされている)」に手をつながれ、一人は布に包まれてひもでぐるぐる巻きにされた死体となっている。
残虐描写は避けられている。だからこそ、想像する。
それが行われている部屋。 開いているドア。椅子と、椅子にかけられた上着、カメラだけが見える。被害者も加害者たちも見えない。
「一晩の大半を、二人は様々なやり方で子供を殺すことに費やした」
これは、闇の中の物語。
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さすがに児童書のところには置いてなかったタイトル通りおぞましい話。何が悍ましいって悪意が凪いだ水面のように並々と静かに澱んでいることです。朝食の献立もぞっとしたけど壁の染みを舐めて過ごした余生にも背筋から寒くなる。
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ゴーリーの絵本なので、もちろん子供向けでは全然ない。
ムーアズ殺人事件という実際の連続殺人事件をベースにしたストーリーだそうで、ゴーリーの細かい線描と点描の画が不気味さと不思議感をしっかり強調してる。2人の凄惨な人生とその被害にあった子供たちのさらに不条理な点で「おぞましい」というタイトルは秀逸だと思う。
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2011 9/3読了。Book1st渋谷文化村通り店で立ち読み。
一緒に行った友達の勧めでこれも読んだ本。
タイトルどおりにおぞましい二人の話。
二人が愛し合えればなんか違ったのかな、とか考えるけど何も違わないだろうな、とも思う。
エラーは一定の割合で発生するしそいつを完全に排除しようとすればかえって世の中は窮屈になる、とか、別にこの本とは関係ないことを思った。
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「おぞましい」って、結構強烈な表現。
え?この表紙の人物はどうゆうことなの??
実際に起きた事件をもとに描かれた作品。
微細な線でモノトーンに描き込まれた画から、淡々とした短い文章から、
静かに狂気が滲み出してくる。
「うろんな客」とか、「おぞましい二人」とか、
訳語がとても気が利いているのでしょう。
一目見たら、気になって仕方が無い。
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二人が出会って、犯罪を犯し、死ぬまでの絵本。
実際にあった事件から作者が書き起こした、芸術的に冷徹で空虚な作品だ。
こういう人にとっては、私みたいな一般人の生き方なんてアホな悩みだらけで全く興味ないんだろうな。
人間て色々いるんだな。
精神異常で片付けていいんかな。
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さみしさを淡々と描いた絵本。
さみしい二人の恐ろしい物語です。
読む前と後で表紙の絵がもつ異様さを感じることができます。
ゴーリーの絵本は読み終えてからもう一度をじっくり表紙を見てほしいです。
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これはゴーリーの「書かずにはいられない」という気持ちから書かれたものだそうです。実際にあった事件がもとになっているそうです。
子どもを殺す男女のお話です。「え…」と読みながらかたまりました。
これが出たとき、イギリスでは批判の嵐だったそうです。
それは「残酷なことを書く人は残酷な人である」という誤解に基づくものだと柴田さんは書いておられます。
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実際の連続殺人事件「ムーアズ殺人事件」の犯人2人を題材とした、全く表題通りの大人の絵本。
10歳から17歳の少年少女計5名が犠牲となったこの事件は、本当に無惨で、子供がひどい目に遭う作品をたくさん描いたゴーリーも、この事件だけは胸につっかえて消化できず、躊躇いと執筆欲の間をぐらぐら揺れながら描いたと聞く。ゴーリーの作品の中でも出色。読むと寒々しさに呆然とする。