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「3つの小さな冒険」。今回の短篇集は「小さな」冒険について描かれた3つのお話。何かを乗り越えてゆく穏やかで確かな強さを感じさせる。
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2006.12. 不思議世界が広がっていて、眠る前に少しずつ読んだ。現実と皮一枚でつながっているような、いないようなファンタジー。個性的なような、無個性なような登場人物。なんだろう、不思議な感じだなぁと思って読み進めるうちに、本の世界に引き込まれていた。
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僕らは空の上から物語を始める。「クラフト・エヴィング商会」の
物語作家による書き下ろし小説。3つのおはなしによる、この世ならぬ
喜びを伝える一冊。
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今までに作品より現実的な面が出てきて、印象が違う。一人称と三人称の話がもやもやするがおもしろい。しおりが鼠色なところはさすが。
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僕らは空の上から物語を始める。神様でも天使でもないけれど。笑いと哀しみをくぐりぬける三つの小さな冒険。 「一角獣」「百鼠」「到来」
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「一角獣」は何となく結婚のタイミングを逃していい年したカップルの話で、ちょっとした場面設定とか台詞とか、色んなところでわたしの大好きな吉田篤弘的世界が楽しめて、うーむやっぱりいい!という感じで。そしたら「百鼠」でちょっと村上春樹的不思議な世界に行ってしまって、「到来」では、小説つながりで現実世界にまた戻ってくるんだけど。
ちなみに一話と二話は雷つながり。
3話通じてのテーマは、一人称で冒険するか、三人称のまま傍観するか、だろうか。
人とどう関わって生きるか、というか。
吉田篤弘さんの物語の中では、残念ながら評価低め。
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帯背
三つの始まりの物語
帯裏
〈百鼠〉はいにしえの地上の言葉で、
江戸の粋人たちがつくり出したさまざまな鼠色に
片っ端から命名していったものだ。
銀鼠、桜鼠、鉄鼠、鳩羽鼠、深川鼠、小豆鼠、利休鼠、薄雲鼠−
挙げていったらどこまでもきりがない。
正式な名前を持っていない無名の鼠も合わせれば、
実際、ゆうに百は越すだろう。
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真ん中の話が厄介やった
全く何を言ってはるのか分からん
その分最後の話がとてもあっさりしているように思った
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まだ中途半端に読み終わってないけれど。
帯に完敗しました。
「僕らは空の上から物語を始める」
なんて書かれたら…もう…
読まないはずがないじゃないか!
表題の「百鼠」がいっちゃんすきだなぁ
パンがおいしそう
地上に降り立ったほんの数分のできごと。僕、の身に起こったこと
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吉田さんの書く作品の温度がすき。ひどくぬるいか、もしくは常温。全体的に靄がかっていて、特に「百鼠」に関してはイメージの中では壁も、床も、空すらも白く。ただ、手元だけは妙に鮮やかに思い出される。
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3つのお話。
表題の百鼠は3人称を使う空の世界の話で、少し読みにくかった。もっとゆっくり時間をかけて読むべきだった。
この人の文章が好き。淡々としているのにやわらかくあったかい。
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「到来」が特に好きです。ラストシーンは、胸がきゅーっとなるような希望のシーンだと思う。何かの終わりと何かの始まりは常にイコールではないだろうか。
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再読。あれ、これって短編集だったっけ?と思う。うーむ相変わらず読んだはしから忘れてるなあ。三篇のうち一番すきなのは百鼠。朗読鼠、やら読心坊やら風の旦那やら雷の旦那やら心をくすぐる言葉があっちこっちにある。この感じ、好きだ。おりてくる、確かにそーゆー風に言う作家さんっているよな。それをあーゆー風に表現してみせるその想像力に憧れる。なんだかちょっと不思議な印象の映画をみているような気分になれる。一角獣と到来はおもしろくないことはないんだけれど、きっとまた忘れてしまう気がする。なんだろう?なんとゆうかあまりにも雑味がなくてすぐ消えてしまうかんじ。でも読んでる間はおだやか〜な気持ち。寝る前にちょっとづつ読むのにはちょうどよかった。
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3つのお話の中では 百鼠がいちばんよかったこの人の話は 最初よみづらいものに限っておもしろい ような気がする途中のお店で買う黒パンがとてもおいしそうだしお店の娘さんとイリヤがどうなるかも気になるな
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鼠が一人称を操り三人称の神様であった。実際そういうものなのかもしれないですね。イワシの頭もなんとやら。神はどこからきてどこへ行くのか。