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ちゃんと話すための敬語の本 みんなのレビュー

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みんなのレビュー28件

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紙の本

ちょっと透明じゃない部分があるかな?確かに平等な社会では敬語はいらない。丁寧語で充分だ。でも世の中は決して平等じゃあない、まずそれを認識しなければ

2005/06/21 22:17

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私にとって二冊目の、ちくまプリマー新書。で、ともに素敵なカバーは、装幀 クラフト・エヴィング商会と書いてある。模様はシンプルだけれど、ともかく色合いがすてき。柔らかくて、静かで、何だか春の若草のなかを歩いているような気分になってくる。
目次を読めばほぼ全体が分るので、簡単な紹介とともに書けば、まえがき、に続き、一「「先生がいらっしゃった」と言いますか?」、二「「ねぇ、先生」はいけないのか?」、三「敬語がはやらなくなったわけ」。以上で、子供のころ橋本が敬語を使わなかった理由が極めてやさしく論理的に語られ、読者は、そうだよ大体、「敬語を使え」という掛け声は、つねに自分は敬語を使われるべきだと思いながら、敬語を使ってもらえない人間が、それを使おうとしない人間の気持ちなど考えずに押し付けるものだよな、と共感することになる。
四「三種類の敬語」、五「正しく使うとへんになる敬語」、六「見上げれば尊いけど、見上げないと尊くない先生」、七「「目上の人」ってどんな人?」。尊敬、謙譲、丁寧の三つの敬語。じつは、敬語は昔の言葉。あんまり正しい敬語は、かえっておかしい。テキトーに使う、それが現代の敬語だと、目からウロコの発言は、人間の上下関係といったところに入っていく。
八「「えらい人の世界」はたいへんだ」、九「敬語ができあがった時代」、十「尊敬したくない相手に「尊敬の敬語」を使う理由」、十一「えらい人はなぜ「先生」と呼ばれるのか」。社会の決めた“エライ人”のランクに入っている人は、尊敬しなければならない、という考えが成り立たない時代、それを理解できない、或は理解しようとしない人たちの存在と、ランク付けの歴史。
十二「「えらい人」がえらそうなわけ」、一三「だれがだれやらわからない日本語」、十四「「えらいか、えらくないか」しか考えなかった日本人は、「自分のこと」しか考えられない」、十五「日本語には豊な表現がある」、十六「敬語は時代によって変わる」、十七「やっぱり敬語が必要なわけ」、十八「大昔の中国人は「丁寧」という楽器をポワーンと鳴らした」、あとがき「ちゃんと敬語を使ってくださいね」。結局、自分だけは敬語を使わなくて済む、だから他人に敬語を求めるという負の構図。むしろ、相手との距離を示すためにこそ敬語を使う。嫌いな人や怪しい人にこそ敬語を使って距離を置く。好きな人にはタメ口だって許されることもある。
じゃあ、距離の近い人にはタメ口もいいんだよね、でも近いというのも距離だとすれば、そこにも近さの敬語があるんじゃないの?と最後がよく分らないので、全体の主張がわからなくなるのは私だけだろうか。十六までは凄くよくわかる。階級がなくなってしまった現在、それに対応する言葉であったものが無くなる、だから身分の上下を示す敬語は今の時代に合わない、は論理的だ。
身分間で使い分けられる言葉、である以上、身分が無くなった現在、必要なのは「丁寧の敬語」である、というのも理解はできる。ま、いっそのことこれは「敬語」から切り離して、「丁寧語」にしてしまったほうがいいだろう。そうしないと、「やはり敬語が必要」という話にならない。いや、「やはり丁寧語だけは必要」としたほうがもっといい。
橋本が言いたいのは、そういうことであるはずだ。この目次からすると、どうしても「敬語」は使うべし、で、橋本が展開する敬語の意味論が全く浮かび上がってこない。まして最後が「ちゃんと敬語を使ってくださいね」では、ケッ、で終わってしまう気がする。せっかくここまで易しく「世に言う敬語」の意味を解き明かしてくれたのだ、「もう敬語なんてこわくない!」ではない論旨が伝わる工夫をしてほしいものである。

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紙の本

『喋る』の壁にぶつかるすべての人に

2005/03/26 13:26

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:touma_online - この投稿者のレビュー一覧を見る

おしゃべりは大好きなのに、なんだか難しい。
友達同士でも難しいのに、ましてや年上や年下にはどうやって話せばいいんだろ。

という問題についての知恵がたっぷり詰まった一冊。

社会の中でこんがらがった「敬語の目的」を、歴史に沿って紐解きつつも、著者が語るのはあくまで、「人とおしゃべりしたいのは、なんでだと思う?」です。

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敬語は、立場の強い人が弱い人に強要する奴隷言葉ではありません。ただ、それは、社会を漂う人と人との距離を、縮めたり離したりするための道具でしかありません。(時には「自分は立場が上なんだ」と思いたい人と会話するときの道具にもなりますが)

これは、敬語だけに限った事ではなくて、表情も、ジョークも、手振りも、みんな、人間関係の距離を伸び縮みさせる道具であって、言われてみれば当たり前だけど、実際にそれらの道具を使いこなせているのか、と考えると、それがとんでもなく難しいものだと気づくものでもあります。

だから、考えて、考えて、その上で使わなくてはなりません。それが、人間関係の難しさです。

でも、これほど難しいのに、わたしたちは、人間関係を求めてしまいます。

敬語の複雑さは、わたしたちのもつ欲望の強さのあらわれなんです。
人間は、人間関係に常に飢えていて、だからこそ、その飢えに苦しみます。人間関係をえさにする人のずるさに引き込まれやすくもあります。ではどうしたらいいのでしょうか。

それを問うのが、この本です。この問いに対するとびっきり辛口な解答が用意されております。目から鱗がぼろぼろおちることをお約束します。おすすめ。

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2007/11/18 09:45

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