紙の本
たしかに「傑作選」
2022/03/03 08:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひるお - この投稿者のレビュー一覧を見る
「でぶ」「ぼくが電話をかけている場所」「ささやかだけれど、役にたつこと」「父の肖像」が好き。訳者・編者である村上春樹は「ささやかだけれど、役にたつこと」に付した文章の中で、カーヴァーの小説では「人々は決しておいしそうなもの、上等なものを食べているわけではない」と言っているけれど、私はカーヴァーの書く食べ物は(「上等」ではないにしても)充分に「おいしそう」だと思う。カーヴァーの作品の中では、「日々の普通の食事」が光を浴びて輝く。人々の「日々の普通の」生活の一部として。
投稿元:
レビューを見る
レイモンドの世界観がすごく好き。この中に入ってる「ささやかだけど、役にたつこと」という短編が特に好きだな。
投稿元:
レビューを見る
過去に出された「ぼくが電話をかけている場所」などと収録作品がいくつか重なっているが、部分的に訳しなおされている。カーヴァー入門には最適。
投稿元:
レビューを見る
カーヴァーの本はすごくやっかいだ。それは、彼の本が私の一時期の暮らしを、まざまざと思い出させてしまうから。それはもちろんすごく個人的なことで、カーヴァーの責任ではないけれど。
投稿元:
レビューを見る
カーバーの選りすぐりの作品が収められている一冊。時々、時間があると思わず手にとりたくなる短編集。お勧め!!
投稿元:
レビューを見る
救い・オチのない話もあるし、よくわからない話もあるが、心にジンワリしみる話が入っている。全話面白いとは言わないが、村上氏が各話に前書き的に書いておられる解説でも述べられているが、「巧い」と思う話が少なくない。お勧めの短編集。
投稿元:
レビューを見る
レイモンド・カーヴァーの目線が大好きです。本との出会いで一番嬉しかったのがこの一冊。「ささやかだけれど・・」は最高です。
投稿元:
レビューを見る
短編集。
不思議感覚の小説たち。「うん?」という感覚で終わる小説が多いですが、読後感はとても好い。個人的には「大聖堂」「ささやかだけれど、役にたつこと」が好きです。人間の生と死の間にある一瞬がとても鮮烈。それは人間同士の繋がりの中に求められる一瞬でもあるのですが、それはとても微かでとても濃厚。
投稿元:
レビューを見る
「大聖堂」が圧倒的。「言葉では表せない」という表現は使いたくなかったけど、今の僕にはそれしかいえない。短編でこれだけ深いものを今までに読んだことがなかった。読めば読むほど深みが増してくると思う。
投稿元:
レビューを見る
面白い、というよりは自分にしっくりきた。という感じ。するっと入ってきたのでびっくりした。センス良く、読み易い。短編集。「ささやかだけれど、役に立つこと」が一番好き。
投稿元:
レビューを見る
どの短編もなんとなく心にじんわり残る秀作だけれども、中でも「ささやかだけれど、役にたつこと」("A Small, Good Thing")が一番ぐっときた。カーヴァーの短編はちょっと悲しくてちょっとおかしくて、とてもアメリカの匂いがする。 (2004 Sep)
投稿元:
レビューを見る
前読んだ時は「ダンスしないか?」が好きだった。8年ぶり(?)くらいに読んだら、「ささやかだけど 役に立つこと」が心に残った。名作。
投稿元:
レビューを見る
収録の『ささやかだけれど,役に立つこと』。悲しい話ではあるけれど,「何かを食べるって,いいことなんです」という言葉に救われる気分。シナモン・ロールと暖かいコーヒーが登場人物の絡み合った感情の糸をゆるやかにほどく。
投稿元:
レビューを見る
その名の通り傑作選!
大聖堂や足下に流れる黒い川などの名作ももちろん収められています。
個人的には1話目の「でぶ」に鳥肌が立ちました。
読むだけでは分からない部分が多い一冊です・
投稿元:
レビューを見る
序文に「レイモンド・カーヴァーはすべての人にとって重要なことについて書いている」とある。
まったくその通りだと思う。