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水滸伝という架空の物語に見える史実を述べたもの。
月刊誌に8回にわたって連載されたものなので読みやすく面白い。
歴史と水滸伝の関係がいろいろわかって非常に楽しく読めた。
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嘗て、北方水滸伝と駒田信二訳の水滸伝に心躍らせた事がある。久しぶりに再読したくなって積読本の奥の方から駒田信二訳のものを掘り出した。
そちらを読む前に、碩学の解説でお勉強をと思い、これまた積読本を引っ張り出した。
文庫で200ページ少々の薄い本であるのだが、中々どうして読み応えがあった。
水滸伝の成立過程がよく理解できて、割と史実や民衆の中で語り継がれ親しまれた事がうまく物語の中に取り込まれているのがよく分かった。本書発表当時、史実としての宋江二人説は新しい学説で衝撃的だった様だが、今はどういう評価になっているのか気になった。
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読破しました。しかし、歴史に対する体系的な知識のない私には少し難しかったでしょうか…。宋江や方ろうの史実と物語での違いがわかりためになりました。