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デザイナーで医学博士の川崎和男先生。心臓に疾患を抱え、「川崎和男はあんな不恰好な物を体内に入れているのか」と言われるのが嫌で自ら人工心臓をデザインしてしまったというトンデモナイお方。曰、プレゼンテーションとは「自己の中で生まれた(思いついた)わがままを、誠実さをもって相手に伝え説得するという、発想・表現・伝達の過程である」こと。そして、3つの過程を同等に扱い「我が侭(=自分そのままの形)」を「良い加減(=調度いい具合)」に自分を「魅せる(=魅力溢れる存在として表現する)」ことであり、それは決してPowerPointというツールを使いこなし「一見良くできたプレゼンテーション原稿」を用意することではない、と。(←日本語は漢字という伝達手段によって、同じ音でもまったく意味の違う事柄を伝達できる素晴らしい言語だ)一度だけ先生の講演を拝見した事があるが、「あぁ、この人は自分の仕事に無尽蔵の自信と情熱を傾けられる人だ」と思わせる、とても我が侭に話されていたのが印象的だった。指南書というよりはグッドデザイン賞の審査委員長として数々のプレゼンテーションを聞き、また自身もデザイナー/学者として数々の発表を行ってきた身として、見た目を重視する風潮に警鐘を鳴らしているかのような一冊。
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仕事柄、講演やプレゼンの機会が多いがこの本は非常に役に立った。
よくあるノウハウ本や小手先の技巧を解説したものではない。
プレゼンの本質とは何か、「わがまま」なプレゼンとは何か、それが10の極意に凝縮されている。
この本は初心者が読む本ではない。
プレゼンにある程度慣れた、そしてもう一皮剥けたい人には文句無くお勧めできる。
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パワポ全盛のプレゼンの中、本当に必要なこと、心構え、といったことに関して、初心にかえらせてくれるというか、そんな感じ。
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プレゼンテーションの意味というものを考えさせられる一冊。
いつか自分も自分の案を自信をもってプレゼンできるようになりたいと思わされる一冊。
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デザイナー川崎和男の著作だ。例によって歯切れがよい。一気に読める。
一見、ビジネスハウツー本だが、この著者のこと、ちょっと違った切り口である。
不遜に見えて、実は、誠実・真面目なプロフェッショナル。
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中央図書館 361.4/K22
タイトルから想像するハウツー本とは少し違います。
レポート作成と直接関係はないけれど、他人に自分の考えを伝える、という意味で一読してみては?
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カンブリア宮殿を見て、川崎和男氏を初めて知った。
その時、このデザイナーがどのような哲学を持った人だろうと興味を抱いた。
内容はプレゼンにおける心構え、考え方について。
プレゼンの根幹に当たる部分を川崎流に紐解いている。
自らの経験談も豊富で、とても読みやすく、印象深い。
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・プレゼンは、自己実現の手法である。
・3要素・・・発想、表現、伝達 → 恋愛とまったく同じ
・+2要素・・・わがままを口に出す、誠実さ
・人間は、自己のギャップに異常なほどのストレスを感じてしまう動物だ。
・権利を行使する為には、その背後で果たさなければならない義務がある。
・自分のアイデアを死ぬほど愛することが重要。原点。
・プレゼンにおいて、評価や評判を決して望んではいけない。
・シナリオは忘れて、心の縛りを無くせば、楽しくなる。 その場の雰囲気でスライドを飛ばしてもかまわない。
・スライドの文字は、発表者も目で追って読んでいく。←聴衆の速度に合わせるため。
・プレゼンに秘策・・・3枚のカード
「ABC 説得はかけて・説いて、納得は、その心は」 並べ替えOK
・敵のできないものに、真の味方は生まれない。
・プレゼンをできる機会に感謝する。
・文章は、1行の文節、5行の文章。
・効果的な運び方・・・話を聞かせながら、文字でのプロット、ストーリーを補足すること。この1点に尽きる。
・濃紺地に白文字、または黒地に黄色時がgood。
・ミラノのサラリーマンは着こなしがカッコイイ。
・印象に残るプレゼン:好安記・・・好奇心を刺激、安心感、記憶に残る。
・英語の質疑応答対策
①週刊誌Newsweekの最後のページ「The Last World」をできるだけ覚える。
②インタビュー番組「アクターズスタジオインタビュ-」を視る。
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「はじめに」を読んだ瞬間から、
この本を理解するのは難しいと感じた。
非論理的で、
技術系プレゼンテーション向けではないです。
参考までに。
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年末のプレゼンに向けて図書館で借りて読んでみた。
テクニックと言うより精神論的な話だから一気に読んで2日。
プレゼンに対してプレッシャーが軽くなった。
・けなされることを恐れるな
・シナリオは忘れること
自分のこだわり、わがままを相手に伝えきること。と考えれば今までよりずっとプレゼンを楽しもうと思うし、そんな機会を与えてくれることをありがたく思えるようになると思う。
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プレゼンの心構えを考えさせられる一冊。自分自身のこだわりがどこまであるか。想いがどれだけあるか。本当に気持ちを込めているか。出来ていない事を嘆くのではなく、改める事を発起させる非常に良い内容でした。
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デザイナーの方が書かれているだけあってやはり伝えるという事について熱く書かれている。
ハウツー本ではなくプレゼンに対する考え方が主に書かれている。
中々ここまで勝負に出るのは難しいが、インフォーマルな研究会などで一度は試してみたいと思えるような内容だった。
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プレゼンテーションとは未来への夢として「発想」、「表現」、「伝達」を欠かせない基本要素として、「わがまま」を「誠実に」貫き通せと説く。そして「形式ではなく内容で」とし、好奇心を刺激し、安心感を与え、記憶に残るようにせよと締めるとても気合いの入る一冊です。
先日某所でプレゼンをする機会があったので、積読本であった本書を引っ張り出して気合いを入れました。そこでは本書に習いソフトウェアのプレゼンにありがちな機能の説明などは最低限にして、自分のソーシャルメディアでの体験などを主軸に「わがまま」な構成としました、その時はベストな構成と思いましたが、後で反省しきりです^^;また、本書で書かれている聴衆との「呼吸感」などには遠く及ばない状況、修行ですね。
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川崎和男ファンとしては、また川崎節にやられる一冊でした。 パワポバッシングをキホンにして、オレ様の目にかなうプレゼンはそうそう無いぜ、だけどあのプレゼンはなかなかだったなぁ…的な語り口。 メロメロです。 グッドデザイン賞の審査委員、委員長の経験を元に、語り方、立ち居振る舞い方、服装、心構えのポイントなど、彼なりの理論をぶつけられる。 半死の状態の病床で書きつづったモノとは思えない、というかだから読みやすいできになってます。
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自分のアイディアを具現化するために、なんとか相手の理解を得ようと説得しようとすることがプレゼンテーションだと、いう。
基本要素は、発想・表現・伝達の三つ。
自分の作ったモノや発想に対し、心から愛着を持っていることが大原則である。
よって、愛着なしに表現のテクニックを磨く事は、無駄な行為だと言い切る。
発想・表現・伝達をする上で必要な要素は、わがままと誠実さだという。
自分の想像力と創造力を問い直し、必ず現れる何割かの批判的な聴衆に心折られることのない凛とした"オシ"を作ること。
それは発言者の生き方から滲み出てくるものだという。
10のポイントから今汲み取れる事は、
日々の生活での徹したこだわりと生活圏をはみ出したアンテナの張り方の大切さ。
表現者として、プレゼンテーションをコミュニケーションツールとして駆使し、
社会へどれだけ関わっていけるか?
そのための苦悩や手間、重圧を引き受けられるか?を問われる書であった。
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夢の「思いつき」と「思い込み」、その生殺与奪を、プレゼンテーションは握っている。p17
「思い」頭脳で心情が動き、イメージという心象が浮かんでくること。
「想い」とは、対象物に対してあたかも目を見開いて、心象感覚が思考につながっていくこと。p5
一番の決め手は、
説得する本人がどれだけ自分の創ったモノや発想に対して、心から愛着をもっているかどうか。自分の発想に強い自信と愛情を持つこと。これは「発想・表現・伝達」に必要な大原則。p21
わがままと誠実さp28
わがままとは、自ら思ったことを積極的に口に出し、自分の思い通りにコトを進めていこうとする心意気。p34
わがままとは、オリジナリティあふれる発想の源。アイデアを引き出すのに不可欠な要素p45
要は、自分を大事にすること、自分を信じること。
個人の気持ち、自分を革新していくことで、いくらでも変えていける性格や性分!p46