投稿元:
レビューを見る
苦情を処理をする、お客さま相談室で繰り広げられる人間ドラマ。登場人物がみんな魅力的で、リズム良く読み進める。本当に大切なものは何かを考えさせられる?
投稿元:
レビューを見る
大手広告代理店で働いていた佐倉涼平は、あるトラブルによって辞め、「珠川食品」に再就職する。しかしながら副社長に見初められて入ったと思っていたこの会社は、【お客様の声は、神様のひと言】という社訓を掲げるくせに評判の悪いまずい食品も作り続ける、カタブツや無能な社員ばかりの最悪な会社だった。最初に配属になった商品開発部でもそんな社員のせいでうまくいかず、涼平は最も過酷で、しかもリストラ要員ばかりが集まるといわれる「お客様相談室」へ異動させられてしまう。
この「お客様相談室」で働いている仲間たちが、強烈なキャラクターばかり。そして、「お客様相談室」に電話をしてくるクレーマーたちもまた、強烈な輩ばかり。しかしながら、篠崎をはじめとする上司達の意外な良さ(?)を感じるにつれ、最初は2週間で辞めると決めていた涼平も次第に仕事に一生懸命になっていくところに好感がもてた。涼平が感心して尊敬していったように、篠崎とクレーマーたちのやりとりは必見!思わずプッと笑ってしまう返しやつっこみ多数。どうしようもないクレーマーを言いくるめた時は爽快!すごくおもしろい作品でした。星5つつけてもいいくらいなんだけど・・・
投稿元:
レビューを見る
荻原3連発。改めてこの作家は多彩だなと思った。ちょっとなかだるみ気味なところもあるけど、やっぱりうまい。
投稿元:
レビューを見る
もし自分がクレーム処理担当の部署に左遷されたら、きっとすぐに辞めてしまうだろうなぁ。
でも、自分を哀れんでばかりじゃ前に進めないし、思い切って踏み出さなきゃ大切な人を取り戻すことも出来ないんですよね。
この面白さに、ページをめくる手が止まらないこと間違いなしです!
投稿元:
レビューを見る
「思わずおもしろいとつぶやくほど!」という煽りがありましたが、陽気なギャングを読み終わった後だったので、そこまでではありませんでした。けど、途中から一気に読んでしまったのは確か。キャラクターがしっかりとしていて、なおかつテンポよく読みやすかったです。最初の会議シーンがあまりにも「あるある」という描写でつられてイライラして投げ出したくなりましたが、起死回生の途中からの畳みかけは読んでいて爽快でした。タイトルと表紙でもっと泣かせる系だと思わせられたのは、ちょっと損だったような。(読み終わったのは6月28日)
投稿元:
レビューを見る
大手広告代理店を辞めて某会社に再就職した20代後半の主人公の紆余曲折の
物語である。
冒頭の会議シーンで一生懸命プレゼンしている商品名が明らかになったときの
衝撃たるや。
薄々、くるなくるな、と分かっているのにおかしい。
この人のこの辺りのセンスが好きだわ。
再就職先の会社がスゴイんだな。
牛乳で食中毒を出したり、日付を改竄していたりした某食品会社を想起させる
デタラメさである。
組織がデタラメなら、勤めている人間もデタラメ。
おバカな同族会社ってイヤねって感じが良く出ている。
そんな救いようのない状況から、ある種の悟りを開き、道を切り開く様子が痛快。
読んでてスカッとする。
一瞬怯む厚さではあるが、サクッと読める。
投稿元:
レビューを見る
お客様相談室に”左遷"された主人公と、同僚たちの話。くすっと笑わせ、ほろっとさせられる。 お客様相談室って大変そう。。昔、T芝でも事件あったよね。。
投稿元:
レビューを見る
お客様相談室で十人十色の苦情を聞きクレーム処理に奔走するサラリーマンのお話。周りのキャラも一人ひとりが引き立っていて面白いです!最後はスッキリ、後味爽快です!
投稿元:
レビューを見る
こういうのも青春小説、というのかな。笑いとホロリの絶妙なバランス。若干「アイデン&ティティ」の香りもしなくは無いけれど、読後感はこちらの方がスッキリ。あんな人たち、ホントにいます。リアリティもあるし、文章うまいね。
2006.02.24-26
投稿元:
レビューを見る
企業内の"お客様相談室"に左遷された主人公たちの成長を描いた作品。
前半部は暗い感じですが、半分を過ぎた当たりから一気に物語が動き出します。
暗くなりがちな題材を、コミカルに描くことで軽快さを与え、好感の持てる作品になってます。お勧め。
投稿元:
レビューを見る
ユーモアたっぷりの文章。クレーム処理って、考えようによっては面白いかもと思ってしまった。ゆっくり時間をかけて読みたい本です。
投稿元:
レビューを見る
最近流行りの本屋さんが勧める本。 「書店員さんが大絶賛!」の帯につられて購入。 大手広告代理店を辞め、食品会社に再就職した主人公がトラブルを起こし異動になった「お客様相談室」でのハードな日々を面白くおかしく、時にはせつなく、それをさらりと描写している。
読んでるときも楽しく、読み終わっても良かったと思える本です。
投稿元:
レビューを見る
食品会社のクレーム担当に配属された、元エリートサラリーマンの奮闘生活。周りをかためる個性派の同僚達も良い味が出ていて◎
投稿元:
レビューを見る
題名と表紙で損している気がするが、内容は面白かった。さくっとよめる。しかし「玉川食品」って会社はひどすぎる。でも実際にありそうな所が怖い。
星3.5にしたい。
投稿元:
レビューを見る
リストラ要員収容所と恐れられているお客様相談室へ送られた主人公が、クレームの嵐の中の奮闘がたのしく読みやすく書かれています。