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アマゾンは結局謎が多いことが分かります。
あと、俗に言う「おじさん」世代のフリーターの生きざまが見れます。
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企業イメージが現場とは随分違うというのはよくあること。じゃあ、アマゾンならどうだろう。本書は、本の流通革命を起こした黒船アマゾンの作業現場を生々しく語った一冊だ。
90年代の出版不況から抜け出せず、出版産業は小売、流通、卸しいずれもが厳しい体相。その中でアマゾンが頭一つ抜け出たのはなぜか。こうした点で出版流通に関心のある方なら非常に勉強になるルポの一冊だろう。しかしながら、読み進めていくと著者にとってアマゾン潜入はあくまで話のネタでしかないようだ。
むしろ著者が伝えたいのは、ある種の閉塞感、キツさだ。当時既に社会に蔓延していた生きることのキツさみたいなものを著者は後半一気にまくしたてて伝えている。
ローレンス・レッシグの Code 2.0 で言われているレイヤーとアクセサビリティについての現実の声と僕は捉えた。格差社会や派遣問題についての本、雨宮処凛さんの著作などを読んでる方は読んでみるのもありかも。
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アマゾンの物流システムに興味があったから読んでみた。
なるほどな。大まかな部分は理解できた。
色々使えそうだなあ。勉強になりました。
後半の大部分は、アマゾンのアルバイトから感じた
格差社会についてだったから、興味の無い部分だったため、さらっと流した。
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秘密好きな狩猟系企業、アマゾンの底辺を探ろうとする農耕民のルポ。5年前のデータのため、若干修正して読まなければならないが、おおよそのところは変わらないか、より一層牙をむいていると言ったところか。競合も増え、物流センターは今や24時間体制だし拠点も増えたため、より一層コントロールは強化されているだろう。
そんなアマゾンにハマる人、ハマらない人というのは明確に分かれるのだろうか。
私自身は相反する感情を抱えてしまう。
薄利多売の商売をやっている以上、“(蟹工船というよりは)メタボラ”的スタッフ・業者の使い捨て具合はわかっていたことなので改めて驚きはしない。しかしやはり潜入ルポによる実体を読むとより秘密好きな企業の理由をそこに見てしまい、嫌悪感がより一層激しくなったことは否めない。
一方で、日本の既存業界の悪しき慣習や法に立ち向かい、カスタマーの利便性を高めることを快感としているような仕事っぷりには惚れそうになってしまうのだ。
私自身は、本やCD類を対象にした再販制度はおかしいと思っているし、“委託販売”しか為し得ていない既存小売店には決してバイヤーという言葉は使ってほしくない。実際にアマゾンによって刺激を受けた業界・市場が活性化したことは間違いないので、その貢献も評価すべきだろう。
そしてこのような表裏はグローバル企業どころか、今や日本企業でも持っているものであり、たまたまルポされたのがアマゾンに過ぎないのだ。
多くの人が深夜にクリックする裏側で同じ時間に物流センターでピックアップするスタッフのことを考えたら、何かが変わるのだろうか?いや、それでも多くの人はもうこの利便性を手放しはしないだろう。
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amazonはよく利用する。裏ではこんなことになってたのか・・・。バスで何人も表情の固い人が巨大倉庫に運ばれて、リストに載っている本を探してバーコードをかざしている。それをひたすら・・・という感じの部分が印象的でした。でもamazonはこれからどんどん大きくなって、この見えない部分もどんどん拡大されていくんだろうな・・。貴重なルポ。
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著者が千葉のアマゾンの物流倉庫にアルバイトとして潜入したルポ。著者はしきりに鎌田慧「自動車絶望工場」を引き合いに出すが、この古典の名著と比較するのはいかがなものかと・・。この本でわかることは、アマゾンの物流倉庫ではほんの少数のアマゾンの社員、日通の社員、大量のアルバイトが働いていて、そのアルバイト管理の巧みさと、一方ではいくらでも取り替えることの出来る消耗品のように使い捨てられていく様である。著者は言う「この倉庫の労働者に本が好きな人はいないのでは・・」。そういうものなんだろう。アマゾンの徹底した秘密主義のおかげで、結局何もわからない。
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潜入レポとして非常におもしろい。なんか自分が工場とか物流で派遣のバイトやってた頃を思い出して懐かしくなった。ただ今の階層化の流れは止めようがないものだとは思う。こうして新しい経済の下層を知っておくことは大切だけど、正直自分には何の手も打てない。
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ご覧の通り、AMAZONに潜入して、内情について書いてある本です。内情といっても倉庫にアルバイトとして入っているだけで、企業の情報全て網羅しているわけではありません。しかし、アルバイトの過酷さと薄給、アングロサクソン式経営の徹底や、完全なるピラミッド組織などなどAMAZONがなぜ表舞台で活躍しているかがわかる点では非常に興味深いです。ベゾスの優秀さがこの本から伝わってきます。この本を通して日本の出版業界について少しの知識を得ました。
ただ、アルバイトをやめてしまった後半の部分は、内部のことはもうもう書かれてないのであまり面白くありませんでした。
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著者がアマゾンジャパンの物流センターにアルバイトとして勤務し、アマゾンの実情について分析した本。潜入レポというジャンルがスリリングで、スパイとかが好きな私には設定だけでワクワクした。
内容:アマゾンに限らず物流センターの仕事は過酷だと聞いていたが、その実情が詳しく書かれていて興味深かった。また、競合のネット書店へのインタビューなどを通して、多面的に考察している点がよかった。しかし、秘密主義があまりにも徹底しているようで、この先どうするのかなと思う。ウィキリークスに代表されるように情報を隠し続けるのは困難になってきたけど。
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アマゾンの物流センターへの6か月潜入レポ。IT最先端企業の物流センターでは、自給900円で働く人々が1分間に3冊の本をピッキングするためにうごめく。アマゾンを利用する人は年収400万以上の人が多く、ここで働く人たちは殆ど利用したことがないと・・・。
矛盾を感じながらも、アマゾン利用者としてははまっていく著者が正直で面白い。
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アマゾンに関する本は何冊かでているが、これが元祖というべき「潜入レポ」
実際に著者横田増生氏がアマゾンの物流センターにアルバイトとして半年働いて書いているため、生の現場のにおいがリアルに伝わってくる。
アマゾンの売り上げなどに関する情報は古いかもしれない。
これが書かれた当初よりアマゾンはシェアを増やしているだろうし、電子書籍化に向けて何を目指そうとしているかにも大いに興味を惹かれる。
だが、著者が最もここで書きたかったのは、サブタイにもある「階層化する社会」の現実についてだろう。
アマゾンでポチする裏側には、今現在問題となっている格差社会の姿がある。
あの素晴らしいアマゾンの利便性は、ひとえに人的労力の賜物だという。
ワンクリックの影にはその商品を探して広い物流倉庫内を走り回るアルバイトが存在する。
このアルバイトについているのは、学生や家事の合間の短いパートの主婦ばかりではない。
これで生計を立てている人もいる。
しかし「これではまともな生活設計を立てることはできない」と著者はいう。
このような職場に長く身を置いたところで、能力向上の機会も得難く、それゆえ賃金の上昇も見込めない。
そのうえ、誰にでもできる単純作業なので、雇用側にしてみれば誰が辞めたところでかまわない。
何年働こうが能力を身につけることができないから、そこを辞めてもまた同様な単純作業労働にしか就くことができない。
現代日本が直面している格差問題がここにはある。
我々は熾烈な国際競争を勝ち抜くアマゾンのようなニューエコノミーの恩恵を受けているが、一歩立ち止まってその裏側で進行している階層化社会に思いを巡らす必要があるのではないかと締めくくる。
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自らアルバイトとして働いた著者がアマゾン社の秘密に迫る。IT等を駆使した効率性の改善にはさすがと思うものの、配送センターでのアルバイトのスタッフの地道な業務に支えられ、同社の力はITとリアルの融合の結晶と感じる。
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ちょいと古い本だったけど。。。ざっと飛ばし読み。
アマゾンの内情がよくわかる。物流センターとか。でもあまり意外なかんじはなかったかな。アマゾンが強いわけがよくわかる。
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アマゾンは安い。サービスも充実している。でもその代わりにどんな犠牲を払っているか、考えている人は少ないのでは。このことは他の安くクリーンに見える企業も同じ。安売りされたサービスの向こうで誰かが泣いている。
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アマゾンの便利さの裏には、400人のアルバイトたちが私が注文した本を探して右往左往する姿を知っているからだ
センターを這いずり回るようにして本を探す人と、自宅のコンピュータから本を注文する人とは違う人なのだ
アマゾンというネット書店の舞台裏を支える中核戦力は、実は中年男性アルバイト
ニューエコノミーが台頭してくると、魅力ある商品を安く提供しなければならないという市場のプレッシャーから、企業が正社員を大切にするのはごく僅かな有用な人材だけとなった
大宅宗一文庫 入館500円 コピー100円
ルポ 精神病棟
幸田文 流れる
戒厳令下 チリ潜入記
一般に出版社 70% 取次7% 書店 22%
山田昌弘 ニューエコノミーの下では専門能力を必要とされる職種と、マニュアル通り働くだけで能力の向上が原則不要の職種に二極化していく。前者に属する人は、わかいころから選別され専門能力をつけるように働きかけられ、後者の属する人は、仕事能力向上の機会がないまま一生単純労働に従事するように運命づけられることになる。前者は企業からの引留圧力が働き、収入は高くなり、転職に有利な条件が示される。一方後者は、一章低賃金を強いられ、解雇失業のリスクが高くなる