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アマゾン・ドット・コムの光と影 潜入ルポ 躍進するIT企業・階層化する労働現場 みんなのレビュー

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みんなのレビュー70件

みんなの評価3.9

評価内訳

70 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

すこぶるつきの面白さ。だがジレンマも感じる。

2005/05/29 20:04

18人中、18人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

1965年生まれの元流通業界紙記者が、千葉県市川にあるアマゾン・ジャパンの配送センターにアルバイトとして半年間勤めることになります。これはその半年間で見聞したアルバイトの労働環境の描写を中心に、拡大を続けるネット書店のビジネスに迫った興味深いルポルタージュです。
とはいうものの、アマゾン・ジャパンの頑なな取材拒否という壁を前にして、著者はその売上値などに関しては二次取材や仄聞を基にした可能な限りの推測値しか出せません。アマゾン・ジャパンの秘密主義には何やら薄気味悪さを感じ、それだけにこの「潜入ルポ」(というには少々大仰な気がしないでもありませんが)というアルバイト体験録は、その苛烈な労働環境を一層おどろおどろしいものに見せています。
本書に引用されている「希望格差社会」(山田昌弘/筑摩書房)を先月私も読みました。あの書を読んだ時には、日本に広がりつつある希望格差社会というものが、どことなく観念的で実体として把握しかねる思いを抱きました。
しかし本書では、間もなく40歳になろうという男たちが、客の注文に応じて1分間に3冊の書籍を棚から拾い出すという過大なノルマを黙々とこなしながら、得られるものは900円の時給のみという実情が冷徹に描き出されています。昇進や褒賞があるわけでもなく、二ヶ月契約という不安定な雇用に怯えながら、昼食にはカップラーメンをすするという毎日。山田の書「希望格差社会」が主張する状況が俄かに明確な輪郭を持って眼前に立ち現れました。社会学者とジャーナリストとの間の、取材力と筆力の違いを見ました。
ただ、私もそして著者も「アマゾンがなくなったら困るという気持ち」(237頁)はあるのです。アマゾンで頻繁に購入を繰り返す私は、本書が描く労働現場に暗澹たる気持ちを抱く一方で、一体どうすればよいのかというジレンマもまた感じないではいられませんでした。

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紙の本

潜入ルポはおもしろいが,するどい切り込みはやや欠ける

2010/09/10 00:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る

アマゾンに関する本は多々あるが,アマゾンの配送センタに潜入つまり勤務した経験を書いている本はほかにはないのだろう. ノルマのきびしさが強調されているが,これはアマゾンだけのことではないだろう. 潜入してはじめてわかることもいろいろ書かれているが,それほどおおきく目をひく内容でもない. なにか,もうすこし,するどい切り込みがほしかった.

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紙の本

内容紹介

2005/03/30 12:02

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:情報センター出版局 - この投稿者のレビュー一覧を見る

文藝春秋2月号で話題騒然の「ネット書店アマゾン潜入記」が大幅加筆によって早くも書籍化。

約半年間に及ぶアマゾン配送センターへの潜入記。実際に作業員として働いた経験と、関係者への取材によって、徹底した秘密主義で知られる企業の実態に迫ったノンフィクション。
そこにはリアル書店を凌駕せんとするネット書店の強さの秘密と、現在日本中で進行している労働現場階層化の実態が凝縮されていた。

■著者紹介
横田増生(よこた・ますお)
1965年、福岡県生まれ。
関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、米アイオワ大学大学院に留学。ジャーナリズムを専攻する。93年に帰国後、物流業界紙で編集長を務める。
ネット全盛の現代において、現場主義を頑なに守る今どき希有なジャーナリスト。その姿勢が約半年に及んだ今回の潜入取材を可能にした。

■目次
プロローグ 密かに急成長するアマゾンジャパン
第1章 アマゾン・ドット・コム上陸前夜
第2章 アマゾン心臓部・物流センターの実態
第3章 空虚な職場に集う人々
第4章 アマゾンの秘密主義を恐れる出版業界
第5章 日本で躍進した本当の理由
第6章 その強さの裏側にある底辺
第7章 アマゾンの目指す「完成形」 
エピローグ アマゾン化する社会の行方

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2005/05/28 13:38

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2005/06/11 23:34

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2007/05/06 19:21

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2005/08/12 20:51

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2005/08/18 22:49

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2006/03/02 01:40

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2006/03/22 09:20

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2006/03/27 22:39

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2006/06/11 21:53

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2006/12/08 22:32

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2007/01/06 13:01

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