紙の本
ぶんどれないもの
2017/07/02 15:25
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投稿者:アリッサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらゆる国を戦争で征服してきた大きな国の大統領。
しかしある小さな国を制しようとしたとき、そこで見たものとは?
どれもこれも戦争でぶんどってきたと豪語する大統領。
しかしそういいながらも本当は知らないうちに逆に制されている…
皮肉です。
紙の本
風刺が効いた一冊
2022/04/18 11:21
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日他界されたデビッド・マッキーさんの絵本。
『六人の男たち』同様に、さまざまなことを考えさせる一冊である。
大国が小国を侵略する。しかし武器を持たない小国は…。
小国の文化に染まる大国の兵士たち。
現実の侵略は、絵本のように甘くはなく、暴力にあふれ、血も流れるのだが、結局、真の勝者はどちらだろう…と考えさせる。
紙の本
デビッド・マッキーの学生時代のエピソードから
2006/01/22 14:37
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投稿者:mikapapa - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者、デビッドが美術学校に通っていたときのエピソードとして語っていたこと。
「その美術学校に、第二次世界大戦で兵隊としてイタリアに行っていた人が来ていて、(イギリスでの話し)戦争で自分たちはイタリアに勝ったわけだけれども、その人は、『イタリアを我々が征服したんじゃあない、僕は、イタリアに征服された』と言ったんだ。」
その、戦争に行ったイタリアに多くのことを学ぶことになったという関係性の話をいつかはなしにしたいと思ってずっと、暖めていたこと、イラク戦争がおきたときに、一日でも早く人に伝えたくなって創ったことなどを知ったうえで読むと、また考えが広がるのではないでしょうか。
mikapapa、byブラウニーの散歩道(T.B)
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
力で他国を制圧してきた国。
ところが武力を持たない国で…。
やはり人には心があるんだよな。
平和が愛しくなる。
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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が読んでも理不尽さがよく理解できる絵本です。戦争はどうして、いけないのか平和の大切さを知ってもらいたいです。
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世界中の国を幸せにするために、他国を力で征服していく大統領ですが、軍隊も持たないある小さな国との関わりの中で少しずつ変化が起きていきます。争いの愚かさ・本当の幸せについて教えてくれます。
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自分の国が他の国より強くて大きいことをいつも自慢に思っていた王様。しかし自分の国より小さな国に戦わずして結果的に占領されてしまう、という皮肉なお話。
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むかし、大きな国の大統領が「世界中の人々を幸せにするためだ」と言っていろんな国へ戦争をしに行くお話です。これは現在のお話?と思ってしまいました。結末は小さな国の暖かい人々を征服して終わるのですが、どちらが征服したんだろう?と考えさせられてしまう内容です。4歳の息子は内容について何も言いませんが、「この戦争の本読んで」と何度も言うので、気に入っているようです。
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世界で一番強い国はどこでしょう?
大きな国の大統領がまだ征服されていない小さな国に兵隊たちと攻め込みました。
驚いたことに,その国には兵隊がいなかったのです。
さてどんなことが起こるでしょう?
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すごくいい話。
そうだよね。と納得いく話。
でも後で 考えさせられる話。
京都新聞お話を絵にするコンクール推薦図書
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力で人々をねじ伏せることが、本当に強いことなのか…
お話し自体は小さな子どもたちにも容易に理解できる内容ですが、本当の奧深さを読み取れるくらいの年齢の子どもたちにも、読み聞かせてあげたいお話しです。
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世界中を幸せにするつもりで戦争を続ける大統領。
武力の征服と文化の浸透。
深く読もうと思えば深くなるけれど、ただ滑稽なお話として楽しむのもいいかと思う。
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絵本作家のデビットマイキーが世界の平和を祈りつつ、10日あまりで書き終えたという絵本。
大きい国の大統領と兵隊達の話です。
大きい国は世界中を征服し最後にちいさい国にやってきます。
ちいさい国には兵隊がいませんでした。
ちいさい国の人たちは彼らを歓迎しました。
大きい国の兵隊達は戦う相手がいないから、小さい国の人々の家庭で暮らし始めます。
おしゃべりをしたりお手伝いをしたり、遊びを教えてもらったり・・・。
いちばん魅力的なのは小さい国のその暮らしぶり、デビットマイキーのイラストでその様子が伝わってきます。お台所で主婦たちの周りに群がる兵士達はのんびりとしています。
大統領は兵士の怠惰に怒り国へ返します。
その後にやってきた兵士もやはり楽しくその国で暮らします。
大統領は最後に国へ帰ります。国へ帰ると、小さな国で教わった料理や歌が街に溢れています。
幸せの意味を教わったすてきな本です。
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せかいでいちばんつよくてしあわせな国が、みんなを自分とおんなじようにしあわせにするため、つまりは「せいぎ」のために他国に戦争をしかける。
せかいでいちばんつよい国は次々と侵略をかさね、残るは(重要じゃないから放置されていた)小さな国のみとなる。
せかいでいちばんつよい国の民はたしかにしあわせそうだ。
男子色の服をきた男子と女子色の服をきた女子と軍服を着たへいたいさんが、みんなおんなじ顔で笑っている。
征服された国々のへいたいさんは、やっぱりみんなおんなじ服で命がけの戦いをする。
負けた国の人たちは、せかいでいちばんつよい国の軍隊のように一糸乱れずとはいかない。
町に砲弾が飛んでいくのを見つめる顔はそれぞれ違っていて、きれいにおんなじ反応を返せるわけじゃない。
同一品質じゃない兵隊は、軍隊としては不利だろう。
ちいさな国の人たちは、好き勝手に動いている。
民族衣装の基本形はあれど、色や柄の違う服を着て、建売じゃない家に住む。
本当は、つよい国の兵隊たちもクローンじゃない個々の人間だから、きっちり軍服をきこんで歩調をそろえて同じ角度に手を上げて行進するときでさえ、手の握り方や鼻の形、頭の形には個人差がある。
別々の人間だから当然だ。
その程度の「個性」は簡単に無視できてしまうもので、どれだけ統一させようとも消せないものでもある。
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大きな国より小さな国のほうが強いって言うのが面白かった。
兵士とさゲームしちゃったりして、美味しい料理とか面白いゲームとかさ、いろんなことが強かったよ。(S10)