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紙の本
現在の政府の視点の裏表
2006/12/02 14:32
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
小泉政権の良かった点に、意見や考えをかなりOPENにして進めたという事があると思います。内容的には、首をかしげたくなるような事や、最近のTMでのヤラセの様な事があったにしてもOPEN化自体は密室政治よりも歓迎できる方向です。
この本は、当時の竹中大臣が、その政策の考え方を分かりやすく説明した本です。国レベルでのマクロ経済政策はこういう考え方でやっているのかが分かります。
安倍政権になっても基本的に引き継がれている考え方です。
ひとつひとつの説明は、ナルホドと思う部分がありますが基本に流れるのは、欧米の動きに沿わせて成長をするにはどうしたらよいか?が最大の国の使命であり、その為にはまず国の力を付ける為に生産強化や負の金融資産をなくし早く金を稼げる企業が海外から稼いでこれる様にしよう。という事の様です。
その為には、国民の生活よりも、企業の競争力を付けることが最優先という考えです。サラリーマンや弱者は苦しいかもしれませんが、国の為に耐えてください。という論法です。 勿論、セーフティーネットを作ることが重要という考えを打ち出していますが、その為の施策を具体的に行う優先順位は後なのです。
という事がよく分かりました。日々、新聞で見る政府決定などもこれで良く理解できるようになりました。
”成長なくして国家なし”というこの考え方は、極論する企業のリストラと同じで、強い企業・国民だけが居ればよく、経済的弱者や関与の薄い国民は居ない方が良いという方向に行ってもおかしくない様に感じます。
国際的な経済の状況分析は良いとしても、政策を検討、決定してゆくプロセスには、もっと国民立脚の視点を入れる事が必要と思うのは私だけでしょうか?
何でオレ達はこんなに経済的に不安を感じるのだろう、と思われている人は、一度 読まれてみる事をお薦めします。タイトルどうり、内容は平易に書かれていて良く分かります。
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