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タイトルに惹かれて買いました。夫が亡くなった後に初めて愛人がいたことに気付いた女性の話です。日常の中にある豊饒を描いていて、生きる元気が沸いてきます。年をとるのも悪くないなと思いました。
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ダークじゃない桐野作品。なんかふつうに等身大なかんじ(桐野作品にしてはだけど)敏子の冒険にガンバレ!とエールをおくりたくなるはず。
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桐野夏生作品は「OUT」と直木賞受賞作「柔らかな頬」しか読んだ事がなかったので、ちょっと意外、新たな発見(題名や装丁の華やかさも)でした。
主人公の敏子は59歳、夫を突然亡くした主婦。
夫とのこと、発覚した愛人のこと
息子一家や娘のこと、友達のこと等等。
いろいろと悩みは尽きない。
60歳を前にして、惑う心は何処へ?
でも、そんな敏子さんがとっても可愛い。
そして、若々しい。
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主人公は57歳の主婦。
物語の冒頭で夫に旅立たれる。
音信不通だった息子が帰ってきたり、
少ない遺産や家の権利をもめたり、
親友がおかしな行動とったり、
他人の騒動に巻き込まれたり、
生前の夫の裏の顔を知ってしまったり。
平凡で夫が居なきゃ何も出来なかった主婦が、どんどん変化してく。
題名とピンクの表紙に引かぬよう。
こんなに主人公に苛々させられた本はない。
受け身で流されやすく、あきらかにいいように
扱われているのに気付かないことが多くて。
苛々するから早く読み終わりたい!とページを綴った1冊。
の、割にラストや最後は変化した主人公や描写が爽やかで意外。
老後や人生についても考えさせられました。
目に見えるものだけが全てじゃないし、
老いるとは失う事じゃなくて、とどめることに必死になることかも。
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図書館でリクエストしてから手元に来るまでかなり長いこと待ちました。うーんさすがにこの域を理解するのはまだまだのようです。
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夫を心臓麻痺で亡くした専業主婦の敏子。突然一人になり、10年来の愛人の存在、息子夫婦の同居問題、子供達の身勝手さ、に直面し戸惑う。そして一人で生きていく事の孤独を味わい、少しずつ現実を知り成長していく話。かなりリアルに描かれています。
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あっという間に読み終えました。
夫がある日突然亡くなり、
その後愛人の存在が発覚。
自分の財産を目当てに同居を迫ってくる息子。
これでもかというくらいに怒涛の日々が訪れながらも
少しずつ立ち向かい歩いていく主人公に、じれったさも感じながら
頼もしさも覚えたりしました。
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60代で夫を亡くした、わが母を想いながら読んだ。子供達を離れ、周りの同年代の友達に支えられながら、今の自分を楽しもうと、強くなった主人公と実にだぶる。もしも私が、こうなった場合、これほどに強くなれるのだろうか。
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2006.03. 主人公敏子の夫が死んだところからゴタゴタと物語は始まる・・・。購買している毎日新聞の夕刊で連載していたのに、読み逃していたとは悔しいっ!人物描写が巧みで、あ〜いるいるこんなオバサン(オジサン)と、思ってしまうし、敏子の行動に苛立ちつつも共感してしまう。ラスト、希望が持てていい。
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OUTのような恐い話しかと思って期待した分、拍子抜けした。でも桐野さんはさすが、うまいと思った。自分の老後が心配。
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還暦手前の普通の主婦が
夫の突然死により、人生が大きく変わる
長年連れ添った愛人がいることが発覚
初めての家出・・・
初めての浮気・・・
題名からは想像もつかない普通のお話でした。
桐野夏生ファンとしてはもの足りない・・・・
けど、女の心情の裏の裏を書くのが好きな桐野さん
女性として行き着いたのは
いつまで「女」でいれるかってことなのかな。
次回作に期待!
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好きじゃない。
読んでて嫌な気分になる。
リアルすぎるからか。
登場人物に感情移入できないのは私がまだ若いからなのか。
とにかく好きじゃないです。
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たかが小説の中の物語だが、のんびり穏やかに過ごす老後って中々ありえないのかなぁ・・・なんて思ってしまった。
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59歳の専業主婦、敏子は突然夫に先立たれる。それをきっかけに、10年間音信不通だった
息子が同居を持ちかけてきたり、夫の10年来の愛人が発覚したりと、環境の変化に戸惑い
ながらも、敏子は自分の意志で生きることを学んでいく。世間知らずでお人好しだが、人
の好き嫌いが激しく騙されやすい敏子、その友人、子供達などキャラが怖いほどリアル。
夫の遺産を巡る、妻、愛人、子供、三つ巴の争いは読んでるこっちがげんなりするほど。
だけど、これが現代の老いの姿のひとつなんだろうと思う。自分の親を含め専業主婦とそ
の家族には是非とも読んでほしい本。
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出逢うのが少し早すぎたかな…と思う。結婚や、育児そんなものを経験していけば、この本に感じるところもたくさん出てくるのだろう。30年後にまた読み直したい。